バレンタイン
チョコレートのご準備は、できていらっしゃいますか?
チョコと名乗っているのに、バレンタインの日に何も書かないのもねぇ~。
ということで
バレンタインの思い出でも。
40~50代の方々にとっては、2月14日は特別感があったのではないでしょうか?
友チョコ文化がない時代ですからねぇ。
男子は、自分のモテ度がはっきりわかってしまう日。
本命の男子にドキドキしながら渡しましたぁ~などという話は、残念ながら母さんにはありません。
そのかわり、友達に頼まれて渡したことはありましたよぉ。
母さんは軽音楽部だったのですが、1年生女子部員が男子部員にあげるというのが恒例行事(?)として代々引き継がれていたのです。
「○○先輩のは、私が買うぅ~💕」
「え~~私が買いたいぃ~💕」などと
裏では、男子部員のみなさまには、聞かせることができないような会話が繰り広げられていたのです。(昭和時代の話なので許して下さいねぇ)
そして
結局、あみだくじで決めるという流れに。
これが初チョコという母さんの仲間も数人いました。
そして、運命の(?)あみだくじ。
母さんは、同じ楽器の直属の先輩に渡すことに。
その先輩は、口数は多くないけれど、演奏も上手で人気がありました。
そして、母さんの友達(Kちゃん:仮)がその先輩のことを好きだったのです。
彼女は、同じ部ではなかったので、恥ずかしくて先輩に渡すのをあきらめていました。
たしかに勇気がいりますよねぇ。
ところが、一番仲の良いチョコが、その先輩のチョコを買うことになったのです。
母さんより友達が張り切ってしまうのは当然ですよねぇ。
「私がさぁ~先輩のために買うからチョコちゃんがそれを渡せばいいじゃん💕」
「どうせ片思いだし、告白もしないのだからさぁ~先輩がチョコをもらってくれるだけでいいの💕」
「お金も私が出すからチョコちゃんは渡してくれるだけでいいからね」
初めてのバレンタイン特設コーナーで、二人で長時間悩んで選びましたよぉ。
しっかり自分たち用も購入。
バレンタイン前夜。
このまま黙って先輩に渡しちゃっていいの?
自分は買ってもいないのに、知らん顔して渡すの?
と面倒くさい母さん発動!(この性格は高校時代には確立されていた)
それはそれで、良心が痛み、自分用に買ったチョコを一緒に持っていくことに決めたのでした。
当日、練習が終わってからチョコを渡す儀式❓があちこちで行われていました。
「このチョコは、私の友達からです。これは私から~」みたいに先輩に渡しました。
先輩は、「えっ? 友達から? 俺に?」と驚いていましたが、ニコニコ嬉しそうに受け取って下さいました。
他の先輩にも「いいなぁ~俺も欲しいよぉ~」みたいに言われて照れていたような。
その日は、Kちゃんと待ち合わせ、ず~~と話をしながら帰り、帰ってからも長電話。
そして、ホワイトデーの前日。
先輩から声をかけられました。
「チョコちゃん、俺にチョコをくれた友達に直接お礼とお返しを渡したいんだけど、明日連れてきてくれる?」と。
直接お礼なんて、どこまでもカッコイイ!!
友達は、そのことを伝えただけで、すでに泣いて喜んでいましたよぉ。
数十年経った今でもKちゃんとは、その先輩の話で盛り上がることができます(笑)
携帯もない時代の良き思い出の一つです。
いつもより何倍も長くなってしまったので、母さん自身の思い出話は、次の機会にということで。
では、また☆
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