自然災害の補償は・・損害保険編

台風の季節になりましたが、自然災害の時の補償については気になりますね。

｜自然災害と保険

自然災害時はいつ発生するするかわかりませんし、いったん大きな災害が発生してしまう（罹災時）と、て金銭的にも大きな損害が発生します。

このようなに場合に現在加入している損害保険が適用されるのか。
またそのような災害の場合に適用される保険にはどのような種類のものがあるのか、ご存じですか？とても不安ですよね。
調べてみると下記の保険の適用が考えられるのでご参考に。

① 火災保険
火災だけでなく、風災・水災・雪災・落雷などの風水災等による損害を補償する商品があります。
その意味ではいわゆる「住まいに対する保険」なのです。

② 自動車保険（車両保険）
「車両保険」に加入していると、台風や洪水などの風水災等によって自動車が損害を被った場合に保険金が支払われます。

③傷害保険
からだの保険（傷害保険）では、台風や洪水などの風水災等によってケガをした場合に、保険金が支払われます。

主に三種類が挙げられますのでちょと説明します。

｜火災保険

火災保険は、住宅を取り巻くさまざまなリスクを総合的に補償するタイプ（住宅総合保険）とベーシックな補償のタイプ（住宅火災保険）に大きく分かれます。

火災保険は、火災だけでなく、風災・水災・雪災・落雷などの風水災等による損害を補償する商品があります。

台風や暴風などの風災による損害や、大雪などの雪災による損害について、一定額以上に達するものであれば補償の対象としています。

さらに補償を充実させた火災保険の中には、損害が一定額（一定割合）以上に達しなくても補償する商品もあります。
つまり免責割合や免責金額がなく、全額を補償してくれますす。

また、洪水により家が流された損害などの水災で損害額が一定割合以上に達するものや、床上浸水による損害であれば、補償の対象としている商品もあります。

それぞれの保険商品や特約などの内容を比較して判断してください。
微妙な違いがあるのです。

筆者作成：特約をすすることで補償内容が変わることがあります。

｜自動車保険

くるまの保険（任意の自動車保険）では、「車両保険」を付けると、台風や洪水などの風水災等によって自動車が損害を被った場合に保険金が支払われます。

しかし、契約タイプによっては保険金が支払われないことがありますので契約内容や約款を確認してみましょう。

一般的な車両保険は、地震・噴火・津波による損害は補償されません。
一方で、これらの損害を補償する特約が用意されているので特約契約をする
ことで商品もあります。

｜傷害保険

傷害保険では、台風や洪水などの風水災等によってケガをした場合に、保険金が支払われます。

日本損害保険協会のHPをみると下図のような場合に補償される旨を説明しています（例外あり）。　

なお、火災保険だけでは、地震・噴火・津波による損害は補償されません。火災保険でも、地震による災害を対象とする特約契約を附帯している場合には補償の対象なります。
また地震で被災した場合のための「地震保険」と称する保険もあります。

いずれにしても、契約されている損害保険が風水災等を補償する損害保険に該当するか、加入の保険約款を確認してみるなり保険会社に確認し必要な対応をすることが望まれます。

｜トラブルに注意

「住宅のリフォームに火災保険に使えるますよ」
ということを住宅のリフォーム会社がいってくることがあります。

最近の事例ですが、住宅の修理（リフォーム）、特に壁や屋根の修繕に関して、「保険金が使えます。」など火災保険で住宅の修理が可能というようなことをいって、修繕を勧誘する業者がいます。
しかし、結果として保険金が使用できずトラブルが発生しています。

火災保険約款をよく確認しないととても危険です。
また、悪徳業者のこのような勧誘があった場合、住宅の修理を業者と契約する前に、ご契約している損害保険会社または損害保険代理店へ相談しましょう。

｜おわりに

以上の状況のように、台風や地震などの際に自分が加入している、火災保険、自動車保険、傷害保険などが使えるのかどうか確認して、必要であれば契約の見直しなどをしておくこととよいです。
ぜひ早期に確認しておきましょう。