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産後1ヶ月での百貨店出店を終えて 〜相棒は搾乳機〜vol.3

made in Walesのモノを集めたLife style shop 「cymry(カムリ)」です。
前々回から書き出した出店を終えての記事の続きです。

家族のサポート体制を整え、催事スタート。
2歳になる上の子は保育園に行っている為、家族が送迎やご飯のお世話を。そして生後1ヶ月の子は、実家から手伝いに来てくれた母と姉が交代で見て、また同時にうちの掃除や洗濯などの家事を引き受けてくれました。

しかし一番の心配事は母乳。
母乳の出がよく、母乳を飲んでもらわないと2〜3時間でかなり胸が張ってきてしまい痛みや苦しさを感じます。一人目の時に、たびたび母乳が詰まって乳腺炎を起こし高熱を出して助産院に駆け込むこともしばしばだったのを思い出し(母乳が詰まって熱が出るなんて、カラダって本当に不思議です)、催事中そんなことになったら・・・とかなり不安ではありました。

そこでなくてはならないのが、搾乳機。
実はそれまで搾乳機って見たことすらなかったのですが、なるほど〜という形状。今回義妹から借りたものは電動のもので、スイッチを入れると断続的に吸引を繰り返し、吸引力の強さも調節可能です。家で一度試してみて、問題なく搾乳できたので、これを毎日カバンに忍ばせて出勤となりました。

左のカップを胸にあて、赤いダイヤルを回すと吸引がスタート。
哺乳瓶母乳が溜まっていきます

カラダって本当にすごいなと思ったのですが、売り場に立っている時、赤ちゃんの声が聴こえるだけで胸が張ってくる感覚があります。大抵そんな感覚があるときは母乳が出てしまっているので、下着には母乳パッドも常時装着。

売り場に立って3時間くらいが経ち、搾乳するために上の階の授乳室へ行こうかと思いましたが、そこの店舗は授乳室に入るにはコスメショップの店内を通らなければなりません。(防犯上はとても良い動線だと思います)しかし、赤ちゃん連れでもないのにひとりで入るのはなんだか気が引けるし、もし赤ちゃん連れのお客様が来て私が入っていて使えないとなると申し訳ない。なので、トイレに入って搾乳することにしました。

しかし、大きな問題が発覚。それは搾乳機の音です。吸引するたびに「ウィーン、ウィーン」という電動音がして、他の人がトイレの個室からそんな音を聞いたら怪しすぎて速攻で通報されそうです。音姫を流しながらやってみましたが搾乳機の電動音の方が大きく、搾乳機の音を消そうとしている感が出てしまいさらに怪しさが倍増します。そんなことを心配しながらなので、搾乳にも全く集中できません。

なので、諦めて授乳室を使わせてもらうことにしました。堂々と、怪しいものではありませんという気持ちで胸を張って、一人で授乳室に入ります。コスメショップ店員さんはチラチラ見てくるので(例え女性でも、ひとりで授乳室へ入っていたら確認するのは当たり前ですが、、)少し胸を触って首をやや傾げながら「胸が張って、搾乳するんです〜。怪しいものではないんです〜。」感を出して。笑

幸いにそこの授乳室は混むことがなく、待つことも待たせることもなかったので気兼ねなく搾乳することができました。ただ、搾乳した母乳は流し台に捨てるしかなく、なんだか勿体無くて売り場でみる赤ちゃん連れのお母さんに「母乳いりませんか?」と話しかけたい気持ちでいっぱいでしたが、、、。(それもかなり怪しい人!)

そんなこんなで私が毎回搾乳のために30分は売り場を離れなければならない中、私の売り場をフォローしていただいた他店舗の皆さんと搾乳機という頼もしい相棒と共に、なんとか一番心配だった母乳問題を乗り越えることができました。そして改めて、子育てしながら働くということの大変さを身を持って体感しとてもいい経験となったし、何があってもなんとかなるという自信にもなりました。

しかし、それにはやはり周りの人の理解と助けが必要不可欠。前にNHKの番組で、“動物の赤ちゃんは生まれる時に泣くと他の動物に食べられてしまう危険性があるため泣かない。一方、なぜ人間の赤ちゃんは産まれた時にあんなに大泣きするかというと「他の人間の助けがあること」「集団のなかで育つ」ということが大前提としてあるからあえて泣くのだ“と言っていたのを思い出しました。

今回は赤ちゃんだけでなく、サポートしてほしいと大泣きしていた私を家族はもちろん、一緒に出店していた皆さんや百貨店の担当者さんが助けてくれました。泣いてるから助ける。このとてもシンプルで人間にしかない行為が、働きながら子育てをすることをもっと楽にしてくれるのだと実感しました。そしていつか私の周りで泣いているひとがいたら、必ず助けたいなと思うのです。

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