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うつの見守り日記 1(6/20-22)

うつのパートナーの見守り日記を始めます

うつ病のパートナーを支える体験を綴った日記。診断から休職、日々の変化まで、うつ病患者の家族や支援者に役立つ実体験を共有。回復への希望を込めて。

日記を始めた理由はいくつかあります。
同棲するパートナーの具合が急激に悪化し、メンタルクリニックに付き添いを開始したから(2日前から)。
遅まきながら、うつに関する本を読み出しから。
パートナーの治療のために、自分がどこまで犠牲にできるか、疑問が生じ客観視したくなったから。
記録に残すことで誰かの役に立つかもしれないから。
記録に残すことが現状困難なパートナーと、のちに振り返ることで笑える気がするからなどです。

うつを抱えながら今年4月から働きだしたパートナーは、いろんな環境の変化、生来の生真面目さから、仕事に打ち込んで負担になるだろうことは目に見えていました。しかし、働くなとは言えず、本人のやりたいことを否定するわけにもいかず、休みたい時にはいつでも休んでいいよというメッセージを発するにとどまりました。
会社から期待されていたパートナーは弱音を吐きながらも、テンションを上げて働き、成果を残したようです。しかし、徐々にその無理が祟り、毎日ラーメンを食べて、生気を失った顔で帰宅するようになりました。
投薬も続ける中で、さらに自傷行為を発症。これは入院や通っていたメンタルクリニックからの転院も含めて検討せざるを得ないと動きだしました。

一方で、自らのやりたいことや楽しみを優先して、パートナーのケアをおざなりにしてしまったのではないかと自分への後悔もあります。騙し騙しなんとかうまく行くのではないかという可能性に賭けてしまったかもしれないし、本人の意思を優先しないといけないと思ったことも事実です。

この日記では、時折過去を振り返りつつ、私が付き添った時の受診時のメモを通じてうつから日常を取り戻すパートナーと私のあゆみ(戦い?なのかは考え中)を記録します。なお、私が専門家ではないため、うつの方がこのnoteを読まれた際にどう感じるかまで現時点でわかりません。この先を読み進めることにお気をつけいただければと思います。また、うつ患者の家族の方へは私の試行錯誤が何かの参考になることを目指します。

6/20精神科・心療内科のメンタルクリニックに初めて付き添い。


主な相談内容は、自傷行為、希死念慮、薬の飲み過ぎ。これ以上働くのは厳しいのではないかなど。医師からは休職や労務内容の変更を会社と相談するようアドバイス。

パートナーの書いたメモが、まとまっていたので少し追記したものを掲載します。

◯ワイパックス(不安時飲む薬)
本来は、1回1錠、1日2回まで
→1回2錠、1日3回になっている
 1回3〜4錠の時も
・初めは抵抗感と罪悪感はあったが(規定量を超えるため)、今ではむしろもっと飲みたい願望が出ている

◯ゾルピデム(入眠剤)
用法容量は守っていて、効果もあり
・一度だけ1錠飲んで数時間後にもう一錠服用した

◯自傷行為
・自分の中で気持ちが整理できなくなったりどうしても溢れ出るときにしたくなる
・実際に傷を付けるまでは恐怖心はあり。
・その後は傷が深くなればなるほど気持ちがいい(具体的には血が出ること)
・痛みももちろん感じるが、それよりも快感と達成感、気持ちよさが勝つ。
・痛さが心地よい
・回数を重ねるごとに自傷行為に対する抵抗は薄れてきたように思える
・進んでしたいというわけではないが、今後も自傷行為をしたくなるような場面になった際は躊躇なく自傷行為をすると確信している

◯感情
・自身の感情の制御ができず、自身では押さえているつもりでも周りに当たってしまう。
・自分でもどうしたいのか、どうして欲しいのか全く分からない。
・数分ごとに気分が変わる(180度変わることも)
・そこで整理が全く追いつかなくなるとパニックのような状態になり、自傷行為や物に当たるなどの行為に出る。
・このままだと誰もいなくなる、みんな傷つけてしまう
・外出すること(コンビニ程度)のハードルが非常に高い

◯その他
・心臓が締め付けられる感覚、胸が苦しい
 動悸、心拍数が上がる感覚
 めまい、頭が締め付けられる
 冷や汗
・記憶障害
 ゾルピデム服用後はもちろん、日中も記憶が飛んでいたりすることが多い。
・目がいつも通り開かない
 開くのに倍以上の力がいる
・食欲の低下
・Twitterの投稿
鍵垢に 死にたい 後悔

6/21 パートナーが会社に相談へ

会社にうつを打ち明け休職を相談
「休職期間や復帰プログラムについて最大限調整するのでゆっくり休んでほしい」と温かい言葉をかけてもらうパートナー。
送り迎えの車では精神的なアップダウンは続く。不安定。
心臓の動悸がするとのことで、不安薬を飲みたがるが、私が管理。

6/22 メンタルクリニックで診断書を受け取る

4400円で診断書を受け取る。
さらに、午前中の自傷行為などを相談。

特に元気なし 
新しい睡眠薬では5時間ほど寝られた その後は断続的?
大きな病院に移る?
薬はなんとか我慢 飲みたくなるのを管理
不安症、ワイパックス。
クレチアピン?は合わない?眠気頭ぼーっとして

顔に生気なし
常にしんどい
心臓動悸の間隔 心臓キツく
自傷行為 小さなハサミ見つけてきて左腕に引っ掻き傷 血を出す勢いだった
血を出すまでやれないなどの約束の件は記憶にない
(想いを抱くことはあっても自殺企図はしない、薬の用法は守る)など3点が約束だった

鬱である自分
仕事をできない自分
休み方わからない自分を受けいられなきゃ
ないまぜでぐちゃぐちゃ
このまま具合が悪くなっていく不安も

休職期間の相談 実家にいた方がいいか、東京にいた方がいいか。
大きな病院でいざという時に入院できた方がいいか
休み方はどうする?
しんどいので

診察内容
「休職期間 ひとまず3ヶ月一般的に
身の安全が守れないと入院しないといけないと説明
大きめの精神病院紹介。薬、デエビゴにかえってたほうがいいかも2.5 2.3錠飲んでもいい。1日2錠レクサプロそのまま
ワイパックス 二錠 ゾルピデムやめる
エビリファイ追加 (クリアチピンとカテゴリ一緒)2週間分」

この日は、精神病院に転院を決めました。
アップダウンは常にありました。
エネルギーを極端に失っているため、カフェに行きたいとのことでカフェへ。
夜にはファミレスに行くなど、それだけで限界そう。ここに2週間であっという間に元気がなくなりました。
生命エネルギーを失った感じ。相当無理をしていたのではないかと感じます。
猫を見る、ご飯を食べると元気が出る、好きなものと食欲があることは救いでした。
英単語をノートに写すと精神が落ち着くようでした。

ここから良くなっていくと思います。
パートナーには休息が必要です。


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