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【開催中@ほんまる神保町】サイボウズ式ブックス編集部が選書した「働く自分を支える本」フェアを紹介します!

みなさん、こんにちは。サイボウズ式ブックス編集部です。
今回は、7月よりほんまる神保町で開催中の「働く自分を支える本」フェアについてご案内します。


■サイボウズ式ブックスとは?

サイボウズ式ブックスは、サイボウズの企業理念である「チームワークあふれる社会を創る」を、出版や書籍というチャネルを通じて実現していこうとしています。既存の枠組みではなく、今の時代にあった働き方のあたらしい枠組みをつくっていきたい、という思いのもと本を制作している事業です。

わたしたちのミッションとほんまる神保町の「本で会社の思いを表す」に共通点があることから、開店時より棚をお借りしています。


■「働く自分を支える本」フェア内容

サイボウズ式ブックス編集部の3名が、「働く自分を支える本」をテーマに、おすすめしたい書籍を紹介します。

棚の写真はこちら!(お店の許可を得て撮影しています)

編集部員それぞれの選書とコメントが載ったフリーペーパー(写真中央)を設置してありますので、ご自由にお取りください。


■編集部員の選書一覧&コメント

編集部員①:高部哲男
サイボウズ式ブックス所属の編集者。多様な働き方、生き方をテーマにした書籍制作に日々奮闘中。

①『島さん ①』川野ようぶんどう(双葉社)
とりあえず、なんかいい(笑)大好きな作品。仕事をしていると組織とか肩書とかに惑わされがちなのですが、働く一人ひとりに、大事にしている固有の背景や思いがあるという、当たり前のことに気付かせてくれる1冊。

②『古くてあたらしい仕事』島田潤一郎(新潮社)
自分にとって仕事とはなんなのかを考えさせてくれた1冊。働くことの意味や価値は本来多様。惑いながらも、自分の中のそれをどう持ち続けられるか。正解や常識という言葉にがんじがらめになっていたらぜひ。

③『現実はいつも対話から生まれる』ケネス・J・ガーゲン/メアリー・ガーゲン(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
コミュニケーションに悩むすべての人へ。他者との関係性を考える上で、まったく異なる視点を与えてくれた1冊。他者との「違い」を前提にして、どうコラボレートしていくのかを前向きに考えるきっかけになりました。

編集部員②:あかしゆか
2015年サイボウズ新卒入社。2020年独立。サイボウズ式ブックスを立ち上げ、今は業務委託で関わる。

①『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』ブレイディみかこ(文藝春秋)
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』に出てくる、ブレイディさんの息子さんが発した「誰かの靴を履く」という言葉を解きほぐした一冊。エンパシーは、この時代に働く私たちに欠かせない力だと思う。

②『働くことの人類学』松村圭一郎+コクヨ野外学習センター(黒鳥社)
人類学者・松村圭一郎さんの人気ポッドキャスト番組『働くことの人類学』の内容がまとまった一冊。「働く」ということがいろんなジャンルから多角的に捉えられ、凝り固まった考えが、やわらかくほぐされていく。

③『まとまらない言葉を生きる』荒井裕樹(柏書房)
誰もが理解できる、わかりやすい要約可能な言葉が好まれる世界で、既存の言葉では言い表せない「まとまらない言葉」という概念にハッとした。働いていても自分や目の前の人の、まとまらない言葉を大切にしたい。

編集部員③:小野寺真央
サイボウズ式ブックス所属の編集者。趣味は読書・VTuber・ラジオ・演劇・キャンプ・旅行など幅広く。

①『未必のマクベス』早瀬耕(ハヤカワ文庫JA)
前職で文庫化企画と販促を担当した本。あの時「この本は絶対に売れる」と社内を説得し、書店を駆けずり回って営業し、今なお爆発的に売れ続けている現状を作ったという自負が、今も自分を支えています。

②『機動警察パトレイバー①』ゆうきまさみ(小学館文庫)
「仕事に必要なことは、すべてこの本から学んだ」
そう言い切っても過言ではない作品。組織で働くことのエッセンスが詰まっています。悩んだらいつもこのシリーズを全巻読み直しています。

③『それからはスープのことばかり考えて暮らした』吉田篤弘(中公文庫)
路面電車が走る街に越してきた青年と、住人たちの交流を描いた作品。いろいろな人のいろいろな人生がめぐり会う、どこか懐かしくて素敵な街の物語。忙しい日々の中にちょっとした安らぎをもたらしてくれます。


ぜひほんまる神保町にご来店ください。

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