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サイボウズ オンライン3Daysサマーインターンを開催しました!

こんにちは!デザイナーのniaです!

サイボウズ デザイン&リサーチは、8/2-8/4・8/30-9/1・9/13-9/15にオンライン3Daysサマーインターンを開催しました。私はメンター兼ファシリテーターを担当したので、この記事では、どのようなインターンを実施したかについて紹介したいと思います!
※以下で使用しているお写真は、インターン3日程の様子が混在しています。ご了承ください。

サイボウズのオンラインインターンで経験できること

インターンでは以下のことを体験してもらえるような内容にしました。

1. kintoneのPMにヒアリング
2. 実務に近い形式でリサーチからプロト制作まで行う
3. 現場のデザイナー・リサーチャーとディスカッションをしながら問題発見
4. BtoB製品でしか味わえない経験する

【課題】kintoneの利用定着を高めるUIを作ろう!

今回のインターンでは、BtoBならではの複数のペルソナについて考えながら課題に取り組んでいただきました。エンドユーザー、情報システム部の方、営業の方のようにkintoneの利用者には、さまざまな役割の方がいます。その複数のペルソナがハッピーになり、継続的にkintoneを利用してもらえるようなUI改善をインターン生に考えていただきました。

利用定着とは?
kintoneを使った業務が社内に定着していること
利用定着を高めるコツ
kintoneの場合は、利用定着させたいのは1人ではなく、複数のペルソナで考え、改善していく必要がある

インターンのスケジュール

3Daysインターンということで、以下のようなスケジュールでインターンを実施しました。

画像:サマーインターン日程表。3日間のスケジュールが書かれている。

3日間の間に問題提起からブレンストーミング、プロトタイプ制作、発表を行うので、インターン生にとってはとても充実したインターンになっていたと思います。また、もくもくタイム(作業時間)では、zoomにアクセスすることで、いつでもメンターの方やkintoneのデザイナーの方に質問ができる環境にしました。
ここからはインターンのスケジュールに沿って、紹介していきます。

インターン1日目

インターン初日。13時からデザイン&リサーチチームでのインターンが開始しました!

【❄️オリエンテーション&アイスブレイク】
まずは、自己紹介も兼ねたアイスブレイクタイム!Figma上で、それぞれが自身のシート上にある付箋に好きな事・趣味を書き、その後に簡単に自己紹介を行います。自己紹介後、発表者に参加メンバーが気になる付箋に対して質問をしていきます。共通点が見つかったり、異なった趣味の話をすることで話の輪が広がることも。楽しくわいわいとした雰囲気で、インターンがスタートしました!

スクリーンショット:アイスブレイクの様子。参加者のスライドに趣味などが記載されている。


【📌1日目のタスクゴールの確認】

3日間のうちの初日ということで、初日のタスクゴールの確認を行いました。

画像:1日目のタスクゴール。

現状の問題点を洗い出して、改善の種を考えよう!
PMヒアリングを元にグループワークで改善の種をブレストしよう!
💡ポイント:グループメンバーで話し合って理解を深めよう!

以上のようなタスクゴールを目指して、インターン生の皆さんに進めていただきました。


👤課題とペルソナの理解
タスクゴールの確認が済んだら、インターンの課題とペルソナを確認します。

<課題について>
今回、インターン生に改善していただいたkintoneUIは、レコード一覧とその画面内にあるツールバーです。初めて使う方にもわかりやすくしたり、レコード画面の操作性など、あらゆることを想定した課題でした。

インターン資料:インターンで実施する課題。kintoneの利用定着を高めるUIを作ろう!レコード一覧画面のツールバーを利用隊着が高められるUIに改善する。


<ペルソナについて>
今回、想定したペルソナは、エンドユーザーと情シスの2つです。

エンドユーザーとは?
最終的にkintoneを業務内で利用するユーザー
私(デザイナー)もエンドユーザーの位置付けになります

インターン資料_エンドユーザーのペルソナ。高橋健太という方で担当業務、仕事の流れ、悩みが記載されている。

情シスとは?
どの会社にも必ずいらっしゃる情報システム部の方
主な業務内容はkintoneの導入・管理

インターン資料_情シスのペルソナ。導入定助という方で担当業務、仕事の流れ、悩みが記載されている。

ペルソナがエンドユーザーのみではないというところと、一つのUI改善することで複数のペルソナの問題解決にも繋がることがBtoB製品のkintoneの特徴になります。


【🎤PMヒアリング】
インターンの課題を元にヒアリングも行いました。今回はkintonePMの祐太さんです。

PMとは?
プロダクトマネージャーのこと
サイボウズには製品ごとにプロダクトマネージャーがいます
詳しくはこちら

kintonePMからは、普段の業務内でも用いられるkintoneのペルソナ情報と背景情報についてお話いただきました。わからないことや疑問に思ったことをリアルな現場に携わるkintonePMから直接お話を聞くことができるのはとても貴重な機会ですよね!

スクリーンショット:PMヒアリングの様子。祐太さんが参加者に向けてペルソナの説明をしています。


【🌱グループワークで改善の種を考え、発表】
祐太さんに共有していただいたkintoneのペルソナ情報と背景情報をもとに、インターン生には改善案となりそうな種をFigma上の付箋に書き出していただきました。付箋への書き出しが完了したら、インターン生同士で付箋の内容について共有し合いながら、内容の近しい改善の種のグルーピング・カテゴリー化を行いました。
付箋に書き出すブレインストーミング、その後にグルーピング・カテゴリー化の一連の流れを行うことで、製品の理解を深めることができ、改善UIのイメージを沸かせることもできるのでとても重要なプロセスですよね!そして、インターン生同士でzoomでコミュニケーションを取りながらブレストをしていくので、新たな考えや意見を得られた様子もあり、とても良い機会でした!

<改善の種について議論している様子>

スクリーンショット:インターン生が改善の種について議論している様子。Figmaでブレインストーミングをしている。

改善の種のカテゴリー化を行った後は、PMの祐太さんやマネージャーの柴田さん、kintoneデザイナーのおーじやセブに発表・レビューをしました。実施したことをデザイン&リサーチチームのメンバーにレビューをいただきながら、インターン生の方からも質問があったりととても活発にコミュニケーションされていました。

<改善の種の発表の様子>

スクリーンショット:インターン生が出した改善の種をまとめ、サイボウズの社員に発表している様子。

発表の後には、振り返り会を行い、1日目が終了となりました。

インターン2日目

インターン2日目は、ユーザーストーリーの再解釈とプロトタイプ制作が中心でした。

【📌インターン2日目のタスクゴールの確認】
2日目のタスクゴールの確認を行いました。

画像:2日目のタスクゴール。

ユーザーストーリーの再解釈を元に改善プロトを形にしよう!
ユーザーストーリーの再解釈を完成させて、それを元に改善案のプロトをいくつか作成しよう!
💡ポイント:Excelやスプレッドシートなども参考にしてみよう!

【✍️改善の種を元にユーザーストーリーの再解釈を書く】
前日に考えていただいた改善の種を元に、ユーザーストーリーの再解釈を行いました。ユーザーストーリの再解釈は、以下のシート形式で作成していただきました。

インターン資料_ユーザーストーリーの再解釈シート。誰が、何をしたい、なぜなら、改善ポイントの4点について記載する。

ユーザーストーリーの再解釈を行うことで、改善案を言語化することができ、プロト作成の際も大きなブレが生じることなく、進めていくことができます。
いくつかのユーザーストーリーの再解釈シートを作成することで、広い視野で改善案を考えることができるので、この時間は特にインターン生の集中力が素晴らしかったです!

【💡プロトタイプを作成】
インターン二日目の後半からユーザーストーリーの再解釈を元にプロトタイプの作成を行いました。
もくもくタイム(作業時間)では、改善プロトの作成に取り組んでいただき、質問等があればzoomの機能を活用しながら、直接kintoneデザイナーの方々が回答してくださいました!

kintoneデザイナーに直接レビューをしていただくので、インターン生の改善プロトがどんどんブラッシュアップされていました!

<kintoneデザイナーが作成したプロトのレビューをしている様子>

スクリーンショット:インターン生が作成したプロトのレビューをkintoneデザイナーにしていただいている様子。

【📝アクセシビリティ勉強会の参加】デザイン&リサーチチームの小林さんによるアクセシビリティ勉強会を行いました!小林さんは、アクセシビリティエキスパートということもあり、インターン中にアクセシビリティについての基礎を学ぶことができるのは、とても貴重なことですよね!任意参加でしたが、全てのインターン生が参加していました。参加後は、勉強会を踏まえてアクセシビリティの考え方を作成中のプロトタイプにも反映しているインターン生も見受けられ、とっても有意義な時間でした。

インターン3日目

3日目は、主にプロトタイプのブラッシュアップと発表の準備をしていただきました。

【📌インターン3日目のタスクゴールの確認】
3日目のタスクゴールは、以下のようになっています!

画像:3日目のタスクゴール。

改善プロトを完成させて、成果発表の準備をしよう!
改善プロトを完成させて、ユーザーストーリーの再解釈を完成したプロトの要点を整理して、成果発表で発表しよう!
💡発表時間6分/質疑応答6分

【🎙最終成果物の発表】
インターン三日目の最後には、ユーザーストーリーの再解釈と改善プロトをデザイン&リサーチチームのメンバーと人事の方に向けて発表をしていただきました。

スクリーンショット:成果発表の様子。インターン生が作成したプロトをデザイン&リサーチチームの方や人事の方に発表している。

インターン生からの感想

※実際に参加したインターン生からの感想を一部抜粋

ToB向けのプロダクトのデザインは初めて体験することだったので、形に仕切れるかが不安だったのですが、考えるべき箇所やその考え方を社員の方に、アドバイスしていただけたことで、前に進めていくことができました。
プロダクトの特性を含め、今までの自分にはなかった体験ができた機会だと感じました。3日間ありがとうございました。
3日間という短い間ではありましたが、とても濃い時間を過ごすことができました。初めてオンラインでのインターンシップだったので、上手くコミュニケーションを取れるか不安でしたが、インターンが始まる前に事前にインターン生と交流する機会を設けてくれたり、アイスブレイクなどを通して社員の皆様ともお話しすることができたのが良かったです。
また、何よりメンターの方達に気軽に質問することができ、すぐにFBを貰えたのがとても良かったです。オリエンテーションの時に、どんなことでも、分からないことがあれば遠慮なく質問しても良いとのことでしたので、存分に活用させていただきました!
今回のインターンシップを通して、想定するkintoneを利用するユーザーは多数おり、それぞれによって抱えている悩みや問題点は異なっていることが分かりました。一番はすべてのユーザーに適したUIを作成するのが一番ですが、一度にすべての項目を改善してしまうと、今まで利用していたユーザーが利用しにくくなってしまうため、ユーザーストーリーを作成することで、本当に必要としているユーザーに向けた改善をすることが重要であることを学びました。
to be向けのサービスを考える体験が初めてだったのでto C向けなどと比べて考えることが全く違うというのを実感した3日間でした。形に起こすのに時間がかかてしまったり、悩んでしまうことも多かったのですが、メンターさんがその悩みに向き合ってアドバイスを下さったおかげで形にすることができて満足度の高い3日間を過ごせました。
普段あまり触れないサービスの改善案を考えるのはとても難しいと感じましたが、機能を重点的に考えると言う経験がなかったのでとても勉強になりました。普段のtoB系以外のデザインを考える際にも生かせる考え方を学ぶことができたと思います。

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