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記事つくりのライター募集方法・採用ノウハウ

レンタルPCECサイト制作のサービスをおこなっていて、重要なのがWEB集客。その集客方法の手段としてSEO対策がありますが、なかでも記事づくりの施策が上げられます。この記事を一定数つくる、より見てもらえるような内容でつくる、となると社内だけでは人手不足。そこでピンチヒッターで、ライターさんに依頼をおこなうことになりました。

今回はライターさんを起用・依頼する際の手順について自社でやったことをお伝えしていきます。

求人募集の媒体やプラットフォームについて

求人募集する際の媒体やプラットフォームは『有料』『無料』『成果課金』があります。
様々なサービスがある中で、やはりお金かけずに、お得に、安く進めていきたいもの。そこで無料を中心にサービスを選定・検討したところ以下を利用して集めていきました。
①クラウドソーシング『クラウドワークス』
②Web横断型求人媒体『indeed(インディード)』
③SNS連動型求人媒体『wantedly(ウォンテッドリー)』
④採用支援ツール『engage(エンゲージ)』

選定理由は『無料』『露出度が高いと感じられた』からです。

クラウドソーシング『クラウドワークス』の利用

クラウドソーシング『クラウドワークス』

募集をおこなったところ、単価がよかったせいか、掲載文章がよく見えたのか膨大な量の応募がきました。結論は応募数約40名、募集期間2週間、採用者6名といった内容。応募者数が多く個別にメール対応は難しいと判断して、良かったら継続することを前提に、すべての方に無料で試験原稿の作成を依頼しました。試験原稿を提出いただいた中で選定する、というかたちを取ったところ、想定通り古い落ちてくれて、絞り込むことができました。
結果となる記事の出来は非常に納品までが早くベテランの方が多いと感じましたが、品質は低いものでした。ここのライターの方は単発での仕事を複数やっているようで、1サービスの理解深度は浅く、内容が薄いものが大半でした。もちろん人にもよりますが、単語解説や事例記事といった量産型の記事をより多く集めるのには向いていると思いました。

SEO対策をおこなっていると、より考え抜くようになり、ユーザが真に困っていること、ニーズとなるものを考えた記事をつくろうとする傾向にあります。クラウドソーシングには、これらの記事制作には向かないと思いました。(よくよく考えたら、登録されている方は副業目的なので、マッチするわけないと理解しました)

※後日、ココで集めた記事は追記修正をおこない肉付けをおこなったものが大半でした。また継続的に原稿制作をおこなってもらえる人は乏しく現在継続的に依頼している人はいません。募集・選定・依頼・確認・修正・追記といった工数を考えると使いこせていないと思います。

横断型求人媒体『indeed(インディード)』の利用

indeed インディード

同様の内容で募集したところ、単価がよかったことで膨大な量の応募がきました。結論としては応募者約150名、募集期間1ヶ月、採用者3名という結果です。費やした時間はカウントしていませんが、それなりに使っています。応募者が多かったこともあり、管理画面の機能からテンプレートメール文面を挿入できたので、フル活用していました。主には応募後のプロセスを3つに組み立てました。

(1)履歴書・職務経歴書の送付依頼

文章作成能力を把握する上で選定が速いと考え、標準でご提出いただくことにしました。幸いにも応募数が多いこともあり、これでふるいにかけることもできたので、絞込み対策としては良かったです。副業ブームで『とりあえず応募』の人が非常に多いことを実感できました。

(2)面接の調整依頼

次に30分ほどのビデオ面接を依頼するようにしました。これで、実施意欲やまともな人かどうかを判断していくことができました。ビデオ面接でコミュニケーションが難しい人はお断りをするというかたちにして、これも絞り込み対策としては良かったです。話せない人は書けないと思っているので、正しかったと思います。

(3)試験原稿制作

納品物である記事原稿で損をする、もめるのは嫌なので、①試験原稿制作依頼の文面、②やり取りを円滑に進めるためチャットワーク承認、③ワードプレスのアカウント発行作業を盛り込んだ内容を伝えて、Webでのコミュニケーションをとれるか確認をおこないました。この段階で離脱する人もいて、それが出来なければオンラインでの業務進行は不可と判断できたので、スムーズでした。

(4)ワードプレスでの原稿制作ルール

これはクラウドソーシングではあたり前になりつつありますが、以下の内容を事前に依頼をおこない対応確認をおこないました。技術的な細かい部分の説明を都度伝達しなくて済むので一括で伝えることでコミュニケーション工数の削減をおこないました。

①画像を圧縮して、サイト上に載せる
②画像内に関連するキーワードをaltに含める。
③見出し文設定
④外部リンクを入れ、加えて「nofollow」設定をおこなう
⑤サイト内の特徴部分を部分スクリーンショットを取り、紹介する。

ここまでの作業を経て、ライターさんとして活躍してもらうかたちになりました。

結果、該当求人に対してスペックが合わない人が大半でした。履歴書・職務経歴書の送付をおこなっていただき、確認していくと全くマッチしないという方からの応募が多数で、また『応募に対する返信をするも応答がない』というケースが多数でした。(このプラットフォームも短期的なアルバイト・副業を目的している方が多いので、あまりマッチしないと理解しました)

SNS連動型求人媒体『wantedly』の利用

wantedly ウォンテッドリー

検証が出来ていない。

初動で掲載をおこなった際は無料で掲載されており、9件程度の応募もいただいた。しかし、クラウドワークスやindeedが殺到した結果、そちらの対応を優先してしまったため、応募者の放置をおこなってしまう。
1つずつ見るべきだったが、気付いた時には4ヶ月以上経っており、見送ることに…。

無料期間は過ぎてしまっており、ミニマムのプランでは6ヶ月契約、4.5万/月、つまり27万円かかる。
という内容。
27万円かかるなら、記事制作や既存のライターに50本以上の依頼をおこなうことができるため見送りに。

採用支援ツール『engage(エンゲージ)』の利用

エンゲージ

あとに何かできることはないかと探していた時にみつけたのが、こちら。無料で簡易的な採用ページが作れ、Indeed・LINEキャリアへの自動掲載、Google しごと検索・スタンバイ・求人ボックスといった各求人媒体への自動掲載がおこなえるというものです。これに掲載をおこなったところ、特に何も努力をせずに、1ヶ月に1-3名程度の応募があった。また、非常にスペックの高い人からの応募もあり、ワンランク上といったプラットフォームでした。

求人募集を無料でおこなってみた結果

『無料』は多くの時間(工数)がかかるということです。そのうえで、どのような事項が必要か分解してみました。

①なんの媒体でも、基礎となるテキスト情報が必要

改めて各項目をタイプしてみると、非常に長文になってしまいます。
長文では読まれないという懸念から短文・簡潔におこなうようリライトをおこなうことになり、少しだけライティング能力が高まることで記事制作や他指示書を作成時の参考テキストをつくる際に役立ちました。

(1)なにをしている会社なのか
(2)どの様な事業・サービスなのか
(3)どのように今の会社・事業をやってきたのか
(4)どの様な求人募集をしているのか
(5)求人募集詳細

②応募に備えて事前に可否基準、返答文、手順を用意

軽度であれ、高度であれ、求人内容に対する採用可否基準をある程度定めておく方が判断が早くなるので効率が良いです。
掲載するまでに基礎となるテキスト作成に非常に労力がかかり、掲載後にっモチベーションが下がります。(道のりを知っておいてから取り掛かった方が、モチベーション維持はし易いです)
軽度の場合、応募者は集まるが書類選考、返信、面接、精査の時間が非常にかかるため形式化しておくと良いです。
管理体制を固めておかないと時間を大幅に奪われ、返信漏れによる不評を招くリスクもあるので注意が必要です。

③求めている人材を直球で伝えることが必要

ABテストのように、求人内容を漠然と明確の2種で掲載をおこなったところ、結果的に応募数が高かったのは広く遍くよりも、具体的な業務と報酬金額・給与が記載されいるものでした。求人原稿作成時は以下のカテゴリで分類しておりました。

-1-【漠然】業務委託から正社員への道のり
-2-【具体】業務委託でおこなえる軽度で区切りが明確な『記事制作業務』
-3-【漠然】記事制作、SNS運用、事例収集、画像収集といった『軽作業』

上記のうち、応募数が高かったのは-2-でした。裏を返すと、直球で伝える方が望ましいことが判明しました。利用前は『小規模事業者であり、企業ブランドの構築もおこなっていない』ということをデメリットと捉えておりましたが、意外にも、それが好きという人も多いように感じました。

■今後、やっていこうと思う募集方法としては

採用を自社の工数を使っておこなうよりも、お金をかけて出す求人媒体の方が真剣に考えている求職者、スペックの高い方が多いように感じています。無料掲載により全体像が把握できたので勉強にはなったが、真剣に募集する、事業強化をおこなう場合はお金を払って求人媒体に掲載するのが手だと思います。

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