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「火の神 花の神」設定資料集その4 物語の真相

さて、設定資料集の本筋。

物語の裏側を掘り下げたいと思います🥺
(今回めっちゃ長いよ!)


実はそんなに明るい話じゃないので、
「きれいなままで終わりたい!!」方は
読んだら若干、後味悪くなるかもしれません。笑


舞台のおさらい

ストーリーはこちら:

https://note.com/preview/ndadc68380a38?prev_access_key=95279fe81aac923b78689af7f052288b

キャラクターイメージはこちら:

https://note.com/preview/ncc6d8e4d39c4?prev_access_key=cf539cfcb3dab93d242f589de7d95755




さて

ここまで設定資料集に目を通していただきまして、
ありがとうございます^^

なんとなく物語のあらすじは
わかっていただけたでしょうか…??!!


舞台見てないとわからんですよね?!


ということで、

改めて要約してみますよ〜!😂
(いつか漫画みたいに描けたらいいなぁ〜)


ストーリー要約

  1. 火の神と花の神は「お互いを信じる」という約束をしました。

  2. 二人は仲良しで、踊りや音楽を楽しんでいました。

  3. ある日、花の神に「特別な力」が授けられました。

  4. それを知った火の神は、その力が自分を苦しめるものなのではないかと恐れ、また自分には与えられなかった力に嫉妬しました。

  5. やがて花の神を「信じきる」ことができなくなった火の神は静かな怒りであたりを火の海にかえ、ありとあらゆるものを、花の神さえも焼き尽くしてしまいました

  6. 全てを燃やし尽くした後、「花の神の死=自分の死」であるにもかかわらず、火の神は、己の体がまだあることに気づきました。

  7. 大地を見回すと花の神が「種」を残していることに気づきました。

  8. それこそが授けられた本当の力だったと理解しました。

  9. 花の神は「永遠の命」ではなくなってしまった代わりに「種子」を残す力を得たのでした。

  10. 火の神は約束を破ってしまった後悔と絶望の中、その種子を守って、生きていくことが花の神への償いだと信じ前を向いて生きることを決めたのでした。


こんなかんじです。
火の神さん、やっちゃいましたね…😇


ということで、表面的な意味合いでは友情と償い、
「約束まもろうね〜」「でも人間ってこういう時もあるよね〜」
「仕方ないよね〜」
みたいなことを表面的なメッセージとして描いているのですが、
実は、もう少し深い観点でいろんな要素を含ませております。
(その5でより深くお話しします。)



▷花の神の死=火の神の死について

要約にある「花の神の死=火の神の死」についてですが、
これは二人が、共存関係にあったためです。

火のエネルギーとなる花(生命、燃料)と
花を生かす熱(空気や地面のあたたかさ)。

互いに共生し合っている。

干渉しすぎないこと。

その均衡を崩した時、自らも崩れてしまう。

燃料がなくては火の神は自分を保てなくなる。
だから花の神の生命を奪ってはいけない。
という関係性だったのです。


その結果、お互いを生かし合って、winwinで生きていこうぜ!と
お互いを信じる」約束をしました。


▷なぜ「信じる」約束だった?


「相手を傷つけない」とか「相手を活かす」でもなく
なぜ「お互いを信じる」だったのか。

これは作中でも結論が出ているのですが
「お互いを信じて待つ」選択が本当は一番正しかったからです。


自分の思想も絡んでくるので
これについて説明すると長くなるのでだいぶ端折りますが

相手を傷つけない、とか相手を活かすとか
「相手」主義ではだめだと知っていたからです。

自分がどうしたって
相手は傷つくときもあるし、相手のためにならないときだってある

自分がコントロールできる範囲外にあるためです。


だから、何かあっても相手を信じて待つことがそれぞれにできること
これさえ守れば大事には至らないだろうと考えました。


しかし、結果的には人間臭い感情にやられて、
その約束を見失ってしまったのでした。



▷結末は…

微かな光 涙に触れた  果てのない旅の中で
ただ一つだけ守るべきものを 信じて突き進んでく
あなたと共に世界へ

目を瞑って見ていた あの日の僕らの四季
桜に集い 手を取り合って笑った声が今 遠く儚く僕を呼んでる

希望の光 見失っても いつかまた出会えるから
ただ一つだけ 信じてゆくの あきらめきれない想い

僕らを繋ぐキオク この胸にあるキズナ

粉雪と舞い 共に夢追いかけてた日々が今 強く激しく心揺さぶる

出会えた奇跡 描いた未来  僕らはまた繰り返す
ただ前を見て歩いてゆくの 命のままに願うわ

微かな光 涙に触れた  果てのない旅の中で
ただ一つだけ守るべきものを 信じて突き進んでく
光差すあの場所へと

オリジナル楽曲「KIZUNA」:https://youtu.be/ZBc4sWpmxao


ラストにオリジナル楽曲「KIZUNA」の歌詞を持ってきて
「また会えるはず」みたいなニュアンスを残していますが、

悲しきかな、二人は永遠に会うことができません


(バッサリ😭笑)


殺めてしまった、という過ちは取り消すことができず、
その後悔や様々な苦しみと共に、火の神は永遠の命を過ごすだけ、という
結構シビアなラストになっています。

終わりがないってのも怖いですよね😂


ただ、花の神本人には会えなくても

「種」となった花の神の「意志」たちと触れ合ってはいるのです。
生まれてくる種たちの姿に花の神を感じることもあります。

しかしそれはそれで、
人によっては辛い「罰」だと思うかもしれません。

「大きな力」を手に入れた花の神の姿に
火の神は傷つき、怒り、花の神を焼き殺してしまう。

焼き尽くされる間も花の神は約束通り、
火の神を信じ続け、抗うこともなく自分の死を受け入れた。

後にその想いを知った火の神は
取り返しのつかないことをしてしまったことへ絶望する。

「生命」の花達は幾度と生き死にを繰り返す。

火の神は、大切な「種たち」を失う悲しみを抱えながら生き永らえ、
花の神との「信じる」という約束を少しずつ果たしていく。

設定資料より抜粋

火の神は償いとして、
花の神が残した小さな種を守り、身を尽くしました。

火の神は永遠の生命を持っているため
種たちが生まれる瞬間も死ぬ瞬間も数えきれないほど見届けています。

種たちが生まれる瞬間は心から嬉しいものでしたが、

それ以上に、自分より早く死んでいく生命の姿を見ることは
悲しく、つらいものでした

これを残酷と捉えるか、救いと捉えるかはあなた次第🤔


▷まとめ

ということで、「約束」に対して

割と重い罰を受けてるかんじのお話でした😂

でも表面的なストーリーとしては
「出会えてたらいいね!」くらいライトに見ててほしい笑
(残酷やけど!残酷やけど…!!)


そんな感じで、資料設定集も
終わりたいところなのですが、

さらに細かいこじつけ裏設定を次回に書いて
設定資料集の公開は完結かな、と思っています。


宗教のお話とか、
まあ人によってはセンシティブ?ナイーブ?な
お話も関わってくるので、途中から有料記事になる予定です!


個人的には思想の話おもろいな、と思っているので
思想に興味あり!とか
なんでもOKよ!!という方は
次回も是非読んでほしいです^^


長文にお付き合いありがとうございました😄

その5につづく〜〜!

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