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サイボウズが本気で、ファンづくり、コミュニティづくりに取り組む3つのワケ

2023年も一層、ユーザーさんと一緒にファンづくりやコミュニティづくりをしていきたいと強く思ってる「うっしー」です。

今回は、自分自身も含めて、なぜサイボウズが本気でファンづくりやコミュニティづくりに注力するのか?をまとめてみました。

ありがたいことに、サイボウズの製品や会社にはファンが多いと良く耳にします。
サイボウズの企業理念や製品、社員の多様な考え方や行動、そしてユーザーさんやパートナーさんと「エコシステム」の世界を一緒に作り上げているからこそ、そう言えるのかなと思っています。

そんな中、エコシステムの一部でもあるファンづくり、コミュニティづくりをミッションに掲げて活動しているチームがここにあります。
2019年にファンコミュニティ後援部、2021年にファンコミュニティ推進部として設立しまして、現在では10数名のメンバーとともに活動しています。

なぜ、組織として結成し、わたしたちはファンを増やし、ユーザーと密に接するのか。
そして多様なコミュニティを受け入れ、応援するのか。
その理由を大きく3つに分けて、紹介していきたいと思います。

その前に押さえておきたいのが、ファンとは?コミュニティとは?です。

ファンは、あるテーマに特別な思いを持っている人
コミュニティは、あるテーマに人が集まっている場所

と、ここでは定めておきましょう。

それでは、本題へ。
わたしたちが、なぜファンづくり、コミュニティづくりに取り組むのか、その理由を3つ紹介していきたいと思います。

1. 全国各地のファンがアウトプットし続けてくださっているため


2011年から、サイボウズはcybozu.comという自社クラウド基盤を用意して、その上で既存製品である kintone、サイボウズ Office、Garoon、メールワイズを提供させていただいています。


クラウドサービスの定義は様々ですが、いつでも、どこでも、だれでも始めることのできるITサービスのことだと思ってます。
当時は申し込みしてから数十分(現在は数分)たってから使えるものだったかなと思います。

当時はいつでも、どこでも、だれでも、すぐに使えるサービスといえば、外資系サービスが多かったように思えますが、サイボウズは2011年に、これまで主力だった、スケジュールやポータルを全社で利用するサイボウズ OfficeやGaroonのほかに、業務系システムを自由に作れるkintoneをリリースしました。

クラウドサービスは、欲しいと思ったらすぐに誰でも利用できるだけでなく、リリースしたてのkintoneは未完成なこともあり、どんどんアップデートしていくので、使い倒してくださるヘビーユーザーさん(勝手にファンと呼びます)が全国各地で増えていきました。

クラウドサービスのリリース当初、その多くはエンジニアの方でした。
いまでは業務系ユーザーにも広がり、ユーザー有志による勉強会開催や、インターネットでのノウハウ公開も盛んに行われています。

一部ですが、kintoneに関するノウハウが書かれてるインターネットメディア、ユーザー勉強会サイトの紹介です。


この他にも、社内やクローズドな勉強会などで活用のノウハウが広がっていることと思います。

サイボウズでは、それらの情報まとめるサイトとして、「kintoneコミュニティ案内板」を運営しており、ファンによるノウハウの共有と発信に耳を傾けています。

https://kintone-guide.cybozu.co.jp


2. 悩んでる管理者を支えたい


サイボウズ製品は企業向けのITサービスとして提供しているため、システム管理者が存在します。
わたしたちサイボウズは、主にこの管理者さんたちに対してサポート、プロモーション、アナウンスなどをさせていただいています。

先ほど紹介した通り、全国各地のファンによるノウハウがたくさん公開、発信されていますが、困ってる人たちに届けられているのはまだ一部なのかなと思っています。
たくさんの情報から有益な情報、もしくはヒントに辿り着くには、時間もかかりそう…


そういった困ってる、悩んでいる管理者さんたちを救えたらどんなに良いことか…


もちろん、サイボウズのテクニカルサポートに直接メールか電話で問い合わせることもできますが、実践的な製品活用のノウハウはユーザーさんの方がたくさんお持ちで、何よりも説得力があります。


そこで、2019年からキンコミ(kintoneユーザーのためのオンラインコミュニティ)、2022年からオフコミ(サイボウズ Officeユーザーのためのオンラインコミュニティ)を作りました。
繰り返しますが、わたしたちサイボウズでは実践的で、説得力のある、多種多様なノウハウは持っていないので、あくまでオンラインコミュニティの円滑な運営という場づくりに徹してます。


オフコミ(サイボウズ Officeユーザーのためのオンラインコミュニティ)

キンコミ(kintoneユーザーのためのオンラインコミュニティ)


キンコミでの流れを例にあげると、困ってる、悩んでるユーザーさんがキンコミに投稿します。
その後、全国各地にいるキンコミユーザーさんが投稿者に寄り添うように相談に乗ってくださいます。
業務システムの悩みに答えがない、答えも一つではないという前提のもと、お互いにやりとりが行われています。
もちろん、オンラインコミュニティなので、誰でもそのやりとりが見えます。

情報共有を通じて、活用ノウハウだけでなく、お困りごとや悩みまでも共有する、広く深い世界です。

わたしもかつて情報システム管理者でした。
管理者はもともと少ないので、社内に悩みを共有し、解決する手立てを見つけるのは難しかったです。
上記であげたキンコミの例のように、コミュニティがあることで、同じ思いを持つ者同士で、やり取りすることができ、新たな糸口が見えてくることがあると思います。

どうしたら悩んでいる管理者さんたちを支えられるか?
その一つの方法として、コミュニティづくりに取り組んでいるのです。

3. その先にいる240万人とつながりたい


これまでサイボウズが、ファンづくり、コミュニティづくりをする理由を2つ紹介しました。

ノウハウを共有し続けてくださる全国のファンの方々、悩みをやり取りされてるコミュニティユーザーの方々、そしてそれらの情報を閲覧してヒントにしてくださる方々など、多くの方々のお力になっているはずと、信じて活動しています。

ただ、これだけでわたしたちは満足していません。
全国各地にいるファンと、その活動をヒントにしている方々の先にいらっしゃる、まだインターネットの情報やコミュニティに触れていない方々に、活用ノウハウが伝わりきっていないと思っています。

現在、サイボウズのクラウドサービス契約社数は、延べ5万社を超えているので、少なくともその数の管理者はいらっしゃいますし、アカウントをお持ちの利用者においては240万ユーザーがいらっしゃるので、その多くの方々に、活用ノウハウを届けたいです。(ちなみに、オンプレ製品も含めると契約社数は10万社を超えています。)

参考情報)導入社数 https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/1390883.html
参考情報)利用者数 https://irbank.net/E05116/notes/ManagementAnalysisOfFinancialPositionOperatingResultsAndCashFlowsTextBlock?f=S100PJID

2022年調べ


サイボウズのユーザーさんすべてにファンになってほしい、コミュニティに参加してほしいとは思ってはいませんが、少しでも多くの方々に、わたしたちがユーザーさんと築き上げてきたファンやコミュニティの輪をもっと広げていきたい。
そうすれば日本各地だけでなく、世界中でチームワークあふれる会社が多くなり、会社の垣根を超えたコミュニティというチームワークがうまれ、そういう社会へと変化するのかなと思っています。

さいごは、サイボウズの企業理念にあるパーパス「チームワークあふれる社会を創る」に繋げてしまいましたが、チームワークづくりの一環として、今後も邁進していきたいと思います。

なぜ、わたしたちが本気でファンづくり、コミュニティづくりをするのか、少しでもお伝えできていましたら、幸いです。