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静岡で防災について語る!の巻

こんにちは🙂イガラシゴーです🐧
先日、静岡県の県立志静岡東高校にお邪魔して「防災」をテーマに話してきました。海外の困難な状況にある人たちへの直接的な支援だけでなく、その支援の経験を共有することで、啓発や人材育成につなげることもわたしたちの重要な取り組みの一つなのです。

CWS Japanも加盟するジャパン・プラットフォーム(JPF)と旅行会社のJTBが協働するSDGs達成に向けた「17 Goals Project」の一環として、この貴重な機会をいただきました。CWS Japanにとって同校の訪問は、去年につづいて2回目となります。

↓↓↓「17 Goals Project」はこちらをご参照ください↓↓↓



地球規模課題から地域防災へ

今回の講演では、近年の気候変動と災害発生傾向の話から、災害リスクを解説し、防災の取り組みについて地域に当てはめて考えてみました。訪問した高校のある静岡県静岡市は、去年襲った台風によって洪水が発生し、CWS Japanも被災者支援を実施した地域です。

今一度、地域の洪水ハザードマップを見ながら、どこにどのようなリスクがあり、実際に災害が発生した時にどのように行動するか考えてみるのは、生徒たちにとっても防災を自分ごととして捉えるキッカケになったのではないでしょうか。災害はより規模が大きく、その発生頻度が多くなりつつあり、だからこそ受け身にならず、住民一人ひとりが主体的に取り組んでいくことが防災の第一歩として大切であるというメッセージが伝わっていれば嬉しいです。

静岡市のハザードマップを用いて、より身近に考えるキッカケとしました(©︎静岡市)

未来を担う人材の育成

講演のあとも積極的に質問してくれる生徒が何人もいました。普段の勉強や生活が忙しいと、どうしても防災や災害対応、海外の人道危機など「平常時」とは少し距離がある事象は想像しにくく、関心が薄くなってしまうのですが、この日、話を聞いてくれた生徒たちは、そんな心配を忘れさせてくれるぐらい一生懸命真剣に聞いてくれました。

講演を熱心に聞いてくれる様子。(©︎ジャパン・プラットフォーム)

わたしが担当していない他のクラスでも、JPF加盟の他のNGOの職員が、それぞれ取り組む異なるテーマで講演をしました。学校として将来を担う生徒たちに対して、教科書の勉強だけでなく、今そこにある社会課題とそれに実践的に取り組むNGO職員と直接話し合える機会を提供してくれることは、本当に素晴らしい取り組みだと思います。微力ながらもわたしたちにできることがあれば、今後も協力していきます。

いつでも気軽に呼んでください

CWS Japanは、災害現場での支援や防災の一方的な取り組みだけでなく、そこで得た経験や学びを、より多くの人と共有する双方向性のあるつながりを大切にし、社会全体が発展していくことを目指しています。

学校や団体、専門機関やシンポジウムでの講演や研修講師を積極的にお受けしています。講演やワークショップのご依頼がありましたらぜひお声がけください。分野によっては他の団体におつなぎする可能性もありますが、まずは気軽にご相談いただければ幸いです。

(文:プログラム・マネージャー 五十嵐豪)


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