ビジネスを数列で考えてみよう
こんにちは。
シーダブラップ株式会社です。
先日出張で関東に行く機会があったのですが、完全に舐めてました。
寒い。寒すぎる。
数日続いていた暖かい日差しが嘘のような寒さでしたね。
春先の装いだったので、防寒対策はまったくしておらず、若干凍えながらの出張でしたとさ。
いつになったら衣替え完了できるんでしょうね。
悩みどころです。
毎度お馴染みの気候ネタ(?)はさておき、今日のテーマは「ビジネスを数列で考える」です。
実は、毎週火曜日は朝稽古と題して様々な勉強会を実施しております。
過去には、ビジネスを命題で考える編を開催するなど、最近は専ら朝活で数学に勤しんでおります。
数学は得意ですか?
私は数列は比較的得意な単元でした。
数学が苦手なそこのあなた!
高校生の時に「大人になったら数学なんて必要ないし、勉強する意味ねえ」なんて考えていなかったですか?
数学ではないものの、私自身、物理は受験科目のうちの1つとしか考えていませんでした。
しかし!
数学が必要ないなんて誰が決めたんですかね?
それは受験科目として必要ないだけで、実は社会人になって数学的な考え方を結構使う場面があるんです。
今日は、「数学的な思考で考える」の触り部分をご紹介します。
数列の公式
思い出して見てくださいね。
ここからは数学の時間です(笑)
例で等差数列をご紹介します。
等差数列とは、隣り合う2項の差が常に一定の数列のことを指します。
この数列を一般化すると、次の式で表すことができます。
この一般項の公式を導出するプロセスはこんな感じです。
頭はまだパンクしていないですか?(笑)
等差数列𝑎𝑛において、一般項𝑎𝑛が、𝑎𝑛=𝑎+(𝑛−1)𝑑 となる証明はしません!証明が気になる方はこちらをチェック。
数学的思考 数列編
大事なポイントは、数列{𝑎𝑛}を一般化し、𝑎𝑛=𝑎+(𝑛−1)𝑑 の形にするプロセスです。
ここでは、抽象化(𝑎𝑛=𝑎+(𝑛−1)𝑑 を導く)プロセスを演繹的思考、具体化プロセスを帰納的思考と呼びます。
演繹や帰納というワードを聞くと、小難しそうに聞こえますが全然そんなことはありません。
要するに、演繹は「例えば〜」を、帰納は「つまり〜」を考えることです。
数字の羅列から法則性を見つけ、式で表すプロセスも同じだと直感的にわかりますよね。
ここまでは、あくまで数学としての数列のお話ですが、ビジネスで数列(的な思考)がどう活きるのかを次にお話します。
ビジネスの現場では問題が複雑に
仕事は、簡単な数列の問題のようにバンバン解ける状態で転がっていないことが多いのではないでしょうか?
経営、組織、立場、評価など、様々な要因が絡み合い、問題の本質がわかりにくい状態になっていることもしばしば。
複雑な問題に直面した時にどうするか。
ここで数列(的な思考法)の登場です。
項を集める(情報収集)
公式(フレームワーク)に値を代入してみる
項を足したり引いたり掛けたり割ったりしてみる(トライ&エラー)
規則性を見つける(PDCA)
アルゴリズムにする(問題解決のパターン化)
まさに数列の問題を解く時と同じアプローチではないですか!?
数列も色んな数列がありますが、必ず解決法が存在します。
解決法を見つけだし、再現可能性のあるものにすることがビジネスにおける課題解決なのかなーと思ってみたり。
長々と(偉そうに)説明してきましたが、数列的な思考で最も大事なことは情報(項)を沢山集めることです。
情報はどこに眠っているかというと、私は現場だと思います。
ヒントは必ず現場にあり。
うちに篭っていないで、外に出てお客さまと話そうってことです。
私が大好きなもの踊る大捜査線で青島も似たようなことを言っていますね。
さあさあ、今日も現場に出ていきましょー!
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