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古事記と言霊百神

5月に読んだ本はこちら
「古事記と言霊百神」

まず、こじきとことだまひゃくしん
と読みたいところを、振り仮名はふることふみとことたまのもものかみ、となっている。
この表記の理由も本書には書いてあるんだけど、この本全体を通して感じることはそんな日本語の奥深さであり、行き着くところは日本の深みや魅力はなんなのかということ。

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日本に住んでいる日本人でありながら、この国の歴史も、この国でみんなが当たり前に使う日本語の事も全然知らないなと気付かされる。

言霊というと、「言葉には魂が宿るから、綺麗な言葉を使いましょう」みたいなイメージだった。これも大事だけど、そもそも日本の言葉、五十音の一文字一文字に意味があると言霊学では言っている。

神社の参拝作法の理由(二礼、二拍手、一拝)や、五十音の音図に込められた真意、原子の構造と言霊・古事記の相似、心御柱、三種の神器、世界の創造、、、

古事記を通してこの辺の真相も綴られていてとても興味深く読ませていただきました。

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誤解を恐れずに言うと、日本の事がもっと好きになったし、日本語がとても尊く愛おしい言葉になった。
あくまでこの本は著者の解釈が強く出ていると思うけど、これを機に日本のことをいろんな角度から学んでみたくなった。

そう考えていると、先日ラジオで万葉集の毎週放送アーカイブと出会った。
五七調のうたの美しさ、時代背景などが垣間見えて大変興味深い。

これからもいろんな角度から日本の事を知っていきたいと思うきっかけになった。沢山巡り合わせてくれたこの本に感謝します。

ありがとうございます。

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