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SNSとの付き合い方はどうあるべきか

こちらは Misskey Advent Calendar 2022 17日目の記事です。

SNSが広まってから17年が経とうとしています。2年前には 私のSNS15年史 という記事を書き、SNSの歴史を振り返ってきました。今や日常的にインターネットを使う人でSNSを使ってはいない人はほとんどいないのではないかという状況であります。

さて、SNSを使っている方は多くなって参りましたが、SNSに満足できている方はどれだけいるのでしょうか? SNSに限らず、インターネットで人との交流をうまくとることはそう簡単ではないことがSNSを5年くらい使ってきた方、また十数年も使ってきた方々には分かってきているのではないでしょうか。SNSとの付き合い方はどうあるべきでしょうか?


進化するSNSの交流手段

SNSはTwitter、Mastodonでは投稿に関していいねやお気に入り、リツイートまたはブーストによってアクションを起こすことができます。またTwitterでは近年引用リツイートが公式な機能として採用され、引用リツイートが行われた場合は引用先相手の通知に飛び込んでくるようになりました。引用リツイートの文章は一般的なツイートに関する感想から、誹謗中傷ともとれる罵詈雑言までその人が何かを引用リツイートとして投稿すれば相手に届く可能性がある仕組みになっています。(Twitterの設定で通知の表示範囲を設定することはできますが、ツイートの詳細を開くことで関係なく確認することが可能です。) Misskeyも同様に引用リノートを採用しています。Mastodonは開発者の強い方針により、公式リポジトリにあるパッケージでは引用機能が実装されていませんが、フォークされたMastodonをベースとするパッケージでは引用が利用できる場合があります。引用リツイートや他のSNSによる引用機能は便利に活用することもできますが、トラブルのもととなってしまうこともあります。

Misskeyにはまた、リアクションによる機能により投稿に対して各インスタンス管理者が設定したリアクションを自由に送ることができ、サポートされているMisskeyやフォークされたMastodonで送られていることを確認できるようになっています。リアクション機能は便利に活用すればとても面白いコミュニケーションができますが、これもまた使いようによってはトラブルのもととなってしまいます。私が管理しているmisskey.devでは、11月に法規対応としてカスタム絵文字について誹謗中傷の利用が恐れがあるものは廃止するといった決断を行いました。幸い、現在まで酷い使われ方はほとんど行われていませんでしたが、新たな法律そしてより良い交流を促すために行うべきだと判断し、実施しました。

SNSの交流、本当にそれでいいの?

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