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鶴亀杯 さっそく投句 しちゃいます/知遊陀

鶴亀杯!

宇宙杯に続いて、1番最初の投句を目指し、
0時ちょうどの記事公開を試みたのですが、
結果はいかに?

さて早速ですが今回、 
私が応募する俳句は、以下の3句!



子が夢中羽音はおとぶるぶる宇宙人


思春期にひどく曲がった胡瓜きゅうり噛む


休肝きゅうかんちかのどとほりゆく泡に



◆それぞれの句の解説です

↓↓↓


子が夢中羽音はおとぶるぶる宇宙人

こがむちゅう はおとぶるぶる うちゅうじん

子どものころ、扇風機の前で誰もがやった?

「ワレワレハ宇宙人だ」

羽が露出した扇風機が少なくなり、あまり見かけなくなったこの光景。

羽が露出してないタイプ
(画像は下記URLから引用)
https://yamazenbizcom.jp
羽が吹出口に存在しないダイソン
(画像は下記URLから引用)
https://www.dyson.co.jp
扇風機の前で声を出すと、

・羽に当たって返ってくる音+自分で発した音
・羽と羽の間の隙間を通過する音

異なる音質が高速で交互に聞こえ、ハーモニーとなる。
つまり、露出した羽が、あの宇宙人ボイスを生むのです。
↑ 扇風機の前の声が宇宙ボイスになる仕組み
(厳密に言うと違うかもですが、イメージです)

※以下の2つの条件が揃った扇風機であれば宇宙ボイスになります。
・声を十分に反射できる面積のある羽が露出している
・羽と羽の間に適度な隙間がある
(昔ながらの3枚羽の扇風機は、いい塩梅だったんでしょうね)

季語は、羽の音+ぶるぶる+宇宙人、から連想できる「扇風機」

プール教室にある、昔ながらの大きな羽付きの扇風機。

その前で下の子(小学生)が夢中になって、

「ワレワレハ宇宙人だ」

繰り返しやってるのを見て、
とても懐かしく、ほのぼのとした気持ちになったので、俳句にしました。


思春期に酷く曲がった胡瓜きゅうり噛む

ししゅんきに ひどくまがった きゅうりかむ

実際に私の畑で作ってる胡瓜の写真

スーパーに並ぶキュウリは、どれも真っ直ぐで、形や大きさも揃ったキュウリばかり。

規格外に曲がったキュウリは、日の目を見ることなく、そのほとんどが廃棄処分されてしまうという現実。

でも、曲がっているからといって、味が落ちるわけではない。

季語は「胡瓜きゅうり

思春期になって、すっかり不愛想になった息子(高校生)も、曲がったキュウリを噛みしめながら、

  • 真っ直ぐ同じレールに乗ることへの疑問
    (それが大人になるということなの?)

  • 曲がってレールから外れることへの不安
    (曲がったまんまの子どもじゃダメ?)

真っ直ぐなレールの上の人生

大人になりきれない葛藤を、唇を噛みしめながら、もがいてる。。。

そんな心情を詠みました。

今年も家庭菜園でキュウリを作ってるのですが、
どうしてもこのように曲がったキュウリが
できてしまいます😅(もちろん、美味しく頂きます)
下膨れしてしまうと少し味は落ちます


休肝きゅうかんちかのどとほりゆく泡に

きゅうかんのちかい のどとおりゆくあわに

今日こそは休肝日にするぞ!
そう決めたのに。。。

季節は一足早く夏めいて、ついつい琥珀色したあいつの、そうあいつの誘惑に負け、

プシュっと缶ビールの蓋をあけ、泡までスッキリ飲み干してしまう。

季語は、泡と休肝日で連想できる
「ビール」

  • 季節外れの暑さに負け、泡まで飲み干してしまったビール

  • 休肝日という誓いが、泡となって消えてしまった後悔。

そんな人間の意志の弱さを、
消えた泡に絡めて詠んでみました。

◆まとめ

今回は、

  • 無邪気に扇風機で遊ぶ子ども
    (次男の実体験からイメージ)

  • 大人になりきれない、思春期の葛藤
    (思春期の長男と家庭菜園の胡瓜からイメージ)

  • 休肝日を破ってしまう、実は弱い大人
    (誘惑に負けやすい自分をイメージ)

子どもから少年、そして大人になっていくまでの、何気ない日常の中にある人間の内面を詠んでみました。

運営のみなさま、宜しくお願いします!

◆おまけ/週末農園の様子

週末に不定期で記事を書いている週末農園。

今週の農園の様子を、
最後に写真でご紹介します。

ジャガイモを1株分だけ掘り起こしました
大きさは申し分ないですが
採れた数は少なめ
人工受粉に苦労した
スイカがやっと着果しました✨
全部で3個、着果しましたが
予定では12個なので、先はまだ長いです
インゲン
インゲンのほうが
キュウリより曲がるかも😅
思春期の息子に食べさせたい
ナスも順調
まだまだ青いミニトマト
赤くなるまでが長い
立派なヒゲのトウモロコシ
前にも書きましたが、このヒゲ1本1本と
中の実の1粒1粒とが繋がっています
今いちばん勢いのあるカボチャ
天空栽培(空中栽培)が不思議な世界を醸しだす!
何かいい俳句が詠めそうですが
カボチャの季語はいつなんだろうか?
※カボチャの季語は、イメージ通り秋でした。
 ちなみにスイカと枝豆の季語も秋!
 こっちはイメージ通りではない😅

せっかくなので、一足早く
カボチャの天空栽培〈空中栽培)で秋の俳句を一句!(これは応募句ではありません)

鈴なりの南瓜かぼちゃ天空に夢乗せて

大きさは手のひらぐらい
ちょっと可愛い???

以上、今週の畑の様子でした。

※追加画像

カボチャを引きの画角で撮った写真
幅120cm×高さ180cm×奥行き60cm
ぐらいの立体スペースが必要ですが
床面積は120cm×60cmでできるので
空中栽培は家庭菜園向きです
着果したスイカの大きさが
よく分かるように画像を追加しました




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