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雨の日の散歩。世の中の物事のほとんどを知らない、見ようともしていないことに気づく。

昨日は、雨だった。
雨の日はあまり好きではない。
洗濯はできないし、くせ毛はくるくるなるし、傘など荷物も多い。

でも、春~秋などの緑が多い時期の雨の日は、いい匂いがする。
あと、晴れた日では見られない生き物とであえる。

タイトル写真は、僕のマンションで雨の日に現れるカタツムリだ。雨の日に桜の木の表面を観察すると、うすい橙色の円錐がたくさんゆっくりと動いている。ネットで調べると、キセルガイというカタツムリのようだ。

数年から10年以上生き、肝臓の薬として利用、乾燥や飢餓に強いことから旅のお守りとして利用、、、
40年近く生きて最近始めて知った身近な生き物に、そんな事実があったとは。僕は、世の中のことをあまり知らない、というより見てさえいない。

実際に、この身近な生き物のことを知らなくてもとりあえず生きていける。
仕事で必要な情報や、税金や自動車の運転など実生活に必要なことは、十分なくらいは知るようにしている。
生活するうえで、知る必要があることは知ることが出来る。

一方で、気づいていなかっただけのことも多い。
娘が小学校に入って初めて、同じマンションに同世代の子供たちがたくさんいて、自分の知り合いになりうる親たちがたくさんいることに気づいた。
昨日、妹と妻と食事をして、妻の指摘で妹と自分が似ていることを知った。
転職活動を始めて、自分のスキルが何か、世の中にどのような職業があるか、聞いたことのないけれど興味のある会社がたくさんあることを知った。
自分が普段生活をしているのは、狭い世界だ。あえて観察してみたり、他の視点で見る機会があることで、新しい価値を見つけることができる。

雨の日の散歩で学んだことは、僕が世界のことを知らないこと、知るためにはよく見ないといけないこと、身近なところに面白いものがあふれていることだ。

これからも、今やっていることは精一杯やりながらも、あえて雨の日に散歩してみたり、これまで行ったことのない道を歩いたり、働く環境を変えたりしてみよう。

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