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転職活動は、自分の生きたい道を考え見つけようとする活動。違和感を持っているのならとりあえず初めて見るとよい②

①では、転職をしようかと考えたきっかけを書いた。
ここでは実際の転職活動の体験を書く。

本格開始前の助走期間 自分は何をやりたいのかをひたすら考えた。

現職の外に自分がやりたい・やるべきことがあると思いはじめた後、それを結晶化させるために2年くらいの時間がかかった。なんとなく本屋で本を買って読んだりした。特に参考にしたのは以下の3冊の本だ。

それらの本を読んで、書いてあるワークに取り組みながら、ひたすら自分は何に喜びを感じるのか、何が嫌なのかを考えた。noteに色々書いてきたのもその一部だ。そこでわかったのは、自分は問題を発見したりその解決方法を見つけ、実現していくということは好きなのだが、現在の業界の存在意義を問題視しているということだった。

①で述べた通り、僕は化粧品業界に勤めている。僕自身、若いころ見た目に大きなコンプレックスをもっており、そこから解放されることの価値を感じていた。しかし、その解決方法は製品を使うことでなく、弱みや悩みと直接向き合ってそれを受け入れることがよりよいと考えるようになった。誰もがそれをできるわけではないし、製品がその助けをすることも分かる。けれど、自分はその方法を好まない。営利企業として売り上げを目的にする場合は、悩む人たちに盲目的に中毒になってもらっていたほうが都合がいいし、その論理から離れることはできない。きれいごとだけど、会社を離れることが自分がより幸福に生きることにつながると決意した

エージェントに登録してからは、瞬く間に進んだ

現職を離れることを決意したものの、どんなことがやりたいかは不明瞭だった。でも、そんなときこそエージェントに頼ってみようと考えた。そして今年の5月初めにビズリーチに登録をした。

登録後の一か月の間に6名程度のエージェントと会った。案の定「やりたいことをもっと明確化したほうが良い」という言葉をもらいながら、僕の話や考えをもとにいくつかの企業の提案をもらった。面会をしながら自分の適性を考えてもいい、というエージェントのアドバイスをもらって、とりあえず6社にエントリーした。

結果、3社は書類選考で落選した。その後、最初に書類通過の通知をもらった企業と面接をしたところ、その求人が自分のやりたいことなのだ、と直感した。6月に4回の面接を行い、めでたく内定をもらい、入社を決めた。この企業は、面接を繰り返すたびに事業内容や社員の方の人柄の魅力を感じた。
自分は複数の企業を平行して受ける器用さがないので、結局残りの2社の面接は待ってもらった。

改めて振り返ってみると、エージェントの方のマッチング力はすごいということと、助走期間を十分にとっていたからこそスムーズにできたのだろうと思う。日々、自分がどう感じたか、それはなぜかを考えながら、何に喜びを感じるかを内省することの重要さを再認識した。

結局は縁

大学生の初就職活動時に「縁」という言葉を聞いたとき、何と無責任な、とイライラした。でも、結局のところ縁だ。マッチングには自分の力の及ばない力学が大きく働いている。

実は、エージェントからの紹介を待つ間、転職サイトの求人を色々見てみた。世の中には自分には想像もつかないほどの求人がある。その中で自分が興味があるものは一部。そしてその中でスキルの合致など自分が役に立てる可能性があるのはさらに一部。給与や働き方などの条件でさらに絞られる。そして、求人元から求めてもらえるのはさらに一部。

そのうえ、自分が就職・転職をしようとするときに、求人があるかは自分の努力が全く及ばない範囲だ。いかに事業が素晴らしかろうと、そこにいる人と自分が合うのかも制御できない。

だから、就職先・転職先を見つけることは、大きく運の要素が影響して、もし自分が結果に納得できたならそれは縁としか言いようがない

まだ、新しい職場で働いていない中なので、この先長い目で見た時に成功か失敗かはわからない。でも、現職で感じていた違和感をきっかけに、自分の主観的な使命を見出すことや実存に少しは近づいたんじゃないかと思う。これは、これまでの人生で結婚と同じくらい自分の全責任をもってやった判断何だと思う

これからもがんばっていこう。

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