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【CDリリースイベント】サンダルテレフォン 1st EP 「SYSTEMATIC」

1月22日(金)にタワーレコード池袋で開催された、4人組アイドルグループ・サンダルテレフォンの1st EP「SYSTEMATIC」のリリースイベントに行ってきました。

前半にその雑感を簡単に書きつつ、後半にはリリースイベントやグループに関して思うところを書こうと思います。

「SYSTEMATIC」は先日1月19日にリリースされたばかりですが、サンダルテレフォンのファンのみならず「良い」という声が次々と上がっており、楽曲派アイドルとして人気の出始めているグループにさらに説得力を持たせるような良曲となっています。

この曲については、また別の記事に書くつもりです。

◆SYSTEMATIC MV

さて、イベント内容はミニライブとその後の特典会(撮影・サイン会)でした。

ミニライブのセットリストはこちら。

M0. Break-in(「SYSTEMATIC」収録)
M1. SYSTEMATIC(「SYSTEMATIC」表題曲)
M2. Follow You Follow Me
M3. かくれんぼ(「SYSTEMATIC」収録)
M4. Magic All Night (Kenichi Chiba Remix)(「SYSTEMATIC」収録)

「曲が良い」というのはもはや周知の事実のようなものですが、生で観てみると、メンバーのパフォーマンスも安定していることが分かります。

ここについての詳述は、次の長尺ライブである2月の定期公演まで取っておこうと思うので、取り急ぎ今回はこれくらいに留めます。

ライブ後の特典会では、藤井エリカさんにCDジャケットにサインしてもらいました。

藤井さんはフェアリーズがお好きだという前情報があったので、わがままを言ってフェアリーズの好きな曲も書いてもらいました。
1曲でも書いてくれれば話題のとっかかりにでもなるかなと思ってのお願いだったのですが、藤井さんは親切にも3曲も挙げてくれました。
なんだかここに藤井さんの人柄が出ているように感じるのは考えすぎでしょうか。
ちなみに、林田真尋さん推しとのことです。

ダルフォン_改2

「ひらり」は少し趣を異にしますが、基本的にフェアリーズの曲には男女問わずあこがれるようなカッコよさがあります。
「Kiss Me Babe」やデビュー曲「More kiss」なんかはまさに象徴となるような曲です。

新曲の「SYSTEMATIC」も、これまでのサンダルテレフォンの曲とは一線を画すような大人っぽい歌詞とメロディーの曲なので、フェアリーズの雰囲気とも通じる部分が少なからずありそうに思えます。
藤井さんとしても好きな路線の曲なのではないでしょうか。

ミニライブの感想など、肝心のサンダルテレフォンにかんすることをお伝えできていないことは申し訳なかったのですが、藤井さんは短いながらも楽しい時間を作ってくれました。
ありがたかったです。

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イベント内容としてはここまでとして、昨今のリリースイベント事情、そして「サンダルテレフォンを語る語彙」について思うところを少し書いて終わりとします。

ショッピングモールでのリリースイベントが無くなった

コロナ禍の今が顕著なのですが、ここ最近はアイドルのCDリリースイベントに参加するハードルが高くなってしまっているように思えてなりません。

コロナ禍になってからというもの、イベント会場は今回のタワレコ池袋などのように閉ざされた場所がほとんどで、ショッピングモールのイベントスペースなどのいわゆる「開放系」な会場でのライブが激減、というか僕が知る限りでは無くなりました。

僕が観ている規模のアイドルにおけるリリースイベントは、今回のサンダルテレフォンのような、30分未満のミニライブ+特典会という形式が通例です。

特典会参加のためには、基本的には会場の種類に関わらずCDやなにがしかのグッズを買わないといけませんが、ミニライブであれば開放系のイベント会場でなら誰でも観られます。

休日のショッピングモールでは、1階のイベントスペースで何かしらのイベントが行われているのをよく見かけたものですが、あれなどはまさに開放系の最たるものです。

買い物しに来た人達が吹き抜けの2,3階から「何やっているんだろう?」と1階のイベントスペースを見下ろしている画はおなじみでした。

閉鎖系のイベント会場を悪くいうつもりはまるでないのですが、ライトめなファン目線で言うと、こうした開放系でのイベントはアイドルと手軽に会うのにちょうどよく、グループを好きになるきっかけを作ってくれるという点でなによりも魅力的です。

先述のように、ミニライブではほんの数曲、長くても30分程度しかありません。
物足りなさを感じるくらいなのですが、まさにこのくらいのボリュームというのが、ファンになりかけている立場からするとちょうどいいのです。

フリーのミニライブであればワンマンライブのように事前予約も必要ありませんし、無料で観られるのも良いです。

僕も、いま応援している東京パフォーマンスドールや、もっと遡ればかつて好きだったpaletというグループを初めて生で観たのはショッピングモールでのフリーライブでした。
そこでのライブや曲を通じ、もっとこのグループのことを知りたいという気持ちが芽生え、ワンマンライブなどに通い始めた思い出があります。

ところが、コロナ禍のリリースイベントは人数制限などの兼ね合いもあってでしょうか、開放系の会場で開催されることが無くなりました。

ミニライブを観るにもCDの購入は必須で、さらに感染症対策のために名前や連絡先を記入しなければいけません。
さらにややこしくしているのが、個人情報の入力の形式はこれも会場やアイドルによってまちまちという点で、これらにも対応していかないといけません。
イベントを開催してくれるだけありがたいのですが。

こうした要因が重なった結果、ミニライブを観るのにもそれなりの気合がいるといいますか、ふらっと寄ってみることがなかなか難しくなっています。

そうした背景や、また別の事情としてはそもそもCDが売れなくなってい久しいご時世ということも重なってでしょうか、そもそも曲をリリースするにも配信限定にしたり、特典会もオンライントーク会のみとしたりと、CDリリースにまつわる方針の転換をしつつあるグループも多く見かけます。

サンダルテレフォンと会えるチャンスは多い

そんな過渡期ともいえる状況の中、それでもサンダルテレフォンは変わらず「対面で」会える場所を作ってくれています。
数カ月にわたって行っている「SYSTEMATIC」のリリースイベント開催数は、公式ツイッターでの告知を見る限り相当なものだと思います。

当たり前の話ですが、会える機会が多いことはファンにとっては行くイベントの選択肢を増やすことにつながり、ひいてはそれがファンを迎え入れる間口の広さにつながります。

イベントに行く敷居は相変わらず高く、コロナ禍以前の手軽さにはなかなか戻らないでしょうが、それを補って余りあるほどに、サンダルテレフォンの活動は精力的です。

僕もあくまで新規ファンの立場であり、こうしたことを語っていること自体がお門違いというか上から目線のようで恐縮なのですが、コロナ禍にも負けずにこなした数々のイベントの結果が、ここにきて人気の向上という形で出てきているように感じています。

5回目となる次の定期公演が3週間前に控えているのですが、既にチケットは完売間近となっているそうです。
4月に行われる2ndワンマンライブも、当日券が出る間もなく売り切れそうな勢いです。
どちらも平日開催かつコロナの関係で早めの開演時間となっているのにも関わらずです。

サンダルテレフォンのメンバーは、頻繁に関連ワードをエゴサしてはいいねしているのですが、もうそれも追いつかなくなるんじゃないかという程度には売れる萌芽が見え始めています。

サンダルテレフォンを語る語彙

そんなサンダルテレフォンを語るうえで真っ先に出てくるキーワードは、「楽曲の良さ」なのですが、SNSを見るに、これが余りに独り歩きしてしまっているきらいがあります。

先日リリースされたインタビュー記事には、曲が良いことはもちろんだけどメンバーのことをもっと観てほしい、そのためにももっとパフォーマンスをレベルアップしたい、といったメンバーのコメントが載っていました。

アイドル雑誌「TopYell Neo」最新刊に掲載されたインタビューでも、そうした趣旨のコメントを目にしました。

https://www.amazon.co.jp/Top-Yell-NEO-2020-2021-NEO%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/4801925022

先ほども書いたように、メンバー4人ともエゴサを頻繁にしているので、曲にまつわる感想が多いことは肌感覚として実感しているのだと思います。

こちらとしては、「曲だけじゃないよ」と言いたいところなのですが、自分自身の感想ツイートやレポでのコメントを振り返ると、良さを伝える語彙が乏しいばかりに、つい曲だけをほめたり、ありふれた言葉に逃げてしまっているふしが確かにありました。

サンダルテレフォンはもっと売れるべきグループだと思いますし、あくまで自己満足ですが、その魅力を発信したいという願いもあります。

僕は請われて記事を書いているわけでもないのですが、曲だけに留まらないサンダルテレフォンの良さをこれからも書けるように心がけていきたいです。

見出し画像: 音楽ナタリーツイート(@natalie_mu)を改変


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