かっつ

アイドル、邦ロックの曲やライブレポを書いています。 情報というより、いちファンとしての…

かっつ

アイドル、邦ロックの曲やライブレポを書いています。 情報というより、いちファンとしての感情をお伝えできればと思っています。

マガジン

  • アイドル

  • 群青の世界

    5人組アイドルグループ・群青の世界についての投稿です。

  • KEYTALK

  • インタビュー

    アイドルファンの方にお伺いしたインタビュー記事です。

  • MyDearDarlin'

    マイディアについての記事です。

最近の記事

  • 固定された記事

なぜライブレポを残すのか?

noteを始めてから半年ほど、これまで何本かアイドルのライブ・イベントについて書いた「ライブレポート」の記事を上げてきました。 どのくらいかなと数えてみたら17本でした。 noteでこうした記事を投稿していることは友達など何人かの知り合いには言っているのですが、先日こんなことを聞かれました。 「なんでライブレポを書いているの?」 理由は単純、好きなアイドルのことを書くことで自分の心がなんとなく満たされる、いわば自己満足というのが大多数を占めてはいるのですが、それだけでは

    • 【ライブレポ】はじまりに形はないもの 群青の世界 現体制ラストライブ

      一粒の砂のようなきっかけを掴んで全国ネットにまで知名度を上げていくグループに対し、地道に長らく頑張ってきたけれどももはやここまでだと白旗を上げざるを得なくなってしまったグループは数え切れないほど存在します。 解散、無期限の活動休止、現体制終了... 2023年の下半期にかけ、界隈でも名のあるグループが、様々な形で活動に区切りをつけることを発表しました。 数ある中の一つとして、群青の世界というグループのことを書き残したいと思います。 群青の世界が全員卒業による現体制終了を宣言

      • 続けたもん勝ち KEYTALK 「DANCEJILLION」

        ライブ漬けの間隙を縫うようにリリースされた8枚目のアルバムは、KEYTALKが続けてきた一つの結晶でもあったように思います。 CDジャケットを見れば一目瞭然。 でかでかと「祭」の文字が中央にあり、よくよく見てみるとその文字は「無限大のダンス」を表現した造語でありアルバムタイトルの「ダンスジリオン」から構成されています。 お祭りバンド、踊れるバンド。 2010年代からロックシーンを引っ張ってきたKEYTALKには、いつからかこんな代名詞がついて回っています。 ジャケットでは「

        • 【音楽ファンインタビュー#6】CASIOPEA「MAKE UP CITY」「Mint Jams」(ぴろしさん)

          半年前にインタビュー企画を思い立ったとき、少なくともこの方にだけは聞いてみたいと思っていました。 Fragrant Driveというアイドルグループがきっかけで知り合った、ぴろし(@watasatty)さん。 関わりはFragrant Driveだけでなく、先日解散してしまったMuMo°(ミュウモード)というグループ(当時はタートルリリー)も教えていただきました。 非常に優しい方です。 息子さんほど年齢の離れた自分に対しても偉ぶることなく常に腰を低くして接してくださり、自分

        • 固定された記事

        なぜライブレポを残すのか?

        マガジン

        • 群青の世界
          27本
        • アイドル
          86本
        • KEYTALK
          19本
        • インタビュー
          7本
        • MyDearDarlin'
          13本
        • 透色ドロップ
          27本

        記事

          藤井風 「Workin' Hard」-ごくありふれた日常は単調な暗さに-

          バスケW杯の放送テーマソングに決まったことを伝えるワイドショーで初めて聴いた気がします。 やけに暗い。日本開催のバスケW杯とのタイアップということでお祭り的な明るさを勝手に想像していた部分は大いにありますが、それにしても低音はどよんとしていて、報道中10数秒のたったワンフレーズだけでは耳でキャッチすることも不可能でした。 歌声っぽい声も原稿読みの声に紛れて聴こえはするのですが不明瞭で、なんかぼそぼそ言っているなという印象しかありません。 ぼやけていた音の像が次第にくっきりし

          藤井風 「Workin' Hard」-ごくありふれた日常は単調な暗さに-

          【アイドルファンインタビュー#5】タイトル未定(かっしーさん)

          取り上げるにあたって、少しだけ葛藤がありました。 2021年末の楽曲大賞ではアルバム「青春群像」がアルバム部門の一位、さらには推し箱(グループ)部門でも一位を獲得。 翌2022年のTOKYO IDOL FESTIVAL 2022のメインステージ争奪戦では優勝という最大の祝福までも与えられました。 そして2023年には全国流通盤のCDを2枚同時リリース、9月にはZepp Sapporoにてワンマンライブ開催予定と、順調すぎるほどにステージは大きくなっています。 北海道発のこの4

          【アイドルファンインタビュー#5】タイトル未定(かっしーさん)

          【ライブレポ】KEYTALK 【文学少年の苦悩】

          人差し指を下にやる手は少々いらだっているように見えました。 まずは上手の袖を見て一度ベースを指し、続いてはせり上がったホールの後方に対して主張しています。 何かを下にするようにと指示しているようでした。 エアーで動かす手の動きは目に見えて強くなり、苛立ちが伝わってきます。 このジェスチャーの意図は最後までわかりませんでしたが、察するにチューニングをもう少し下に合わせてほしかったのかもしれませんし、ベースの音を抑えて欲しいと言っていたのかもしれません。 少なくとも、ライブを作り

          【ライブレポ】KEYTALK 【文学少年の苦悩】

          【ライブレポ】TOKYO IDOL FESTIVAL 2023 day3

          この記事の続きです。 日付かわって8/6のTIF3日目。 2日目は、C;ONのあとDOLL FACTORYで数組観て夕方に帰りました。 翌日も快晴かと思っていたのですが、予報では曇りが多く午後には雨マークがついています。 確かに朝やや早めに外に出てみると雲がかかっていました。 不安定だという予報通り、3日目の最終日はスコールが何度かやって来た結果特典会が打ち止めになったり野外ステージが一部中止になったりしたのですが、自分も当初の予定が狂わされました。 天候とは無関係に電車

          【ライブレポ】TOKYO IDOL FESTIVAL 2023 day3

          【ライブレポ】TOKYO IDOL FESTIVAL 2023 day2

          梅雨明けがいつからかの区別すらつかなかった7月に続き、8月頭もまた焦げるような暑さでした。太陽は強く照り、肌を外に晒しているとじりじりと焼けていく感覚があります。 今年の夏が例年以上に暑いことは間違いないと思うのですが、その一方で例年ほどじめっとした感じは受けません。 体感する暑さはあくまでおひさまの熱だけであり、湿気からくる蒸し暑さはさほどないような気がしています。 自分は今年から日傘を買ったのですが、直射日光をしのげるだけでかなり暑さから開放されています。 空気がもっとじ

          【ライブレポ】TOKYO IDOL FESTIVAL 2023 day2

          【ライブレポ】KEYTALK LIVE HOUSE TOUR 2023 郡山公演

          この日チョイスされた曲は日替わり曲含めメロディ先行のものが多いという印象で、歌詞には小難しい単語が並んでいるものの大きな意味はないように見えます。 1Aから大サビまで起伏ともに展開していく物語というよりも、リズムに合わせて羅列していった単語の塊という感じで、現れていく文字は意味をもたない記号のようです。 脳のどこかの機能を封じ込めて感覚的、反射的に放たれる文字はもしかしたら、文明のなかった時代に通じる、人間の動物としての本能を反映しているのかもしれません。 2023年7月2

          【ライブレポ】KEYTALK LIVE HOUSE TOUR 2023 郡山公演

          【ライブレポ】KEYTALK LIVE HOUSE TOUR 2023 岡山・熊本公演

          ※ややネタバレあります。 同じであることに逆らうことは結構難しいはずです。 全国20を越える会場を巡るライブハウスツアー。 去年はキャパの小さな会場を中心に計50箇所のツアーを完走しました。 去年は一応新EPのリリースも重なっていましたが、今年のツアーはなにか新譜を引っ提げてというリリースツアー的なものではありません。 ツアーからお披露目された曲は一曲ありますが、タイミングがたまたまそこだっただけで、その曲がツアーの中心というわけでもありません。 新曲が育っていく過程を追っ

          【ライブレポ】KEYTALK LIVE HOUSE TOUR 2023 岡山・熊本公演

          抵抗するオレンジ

          土台を揺るがすようななにか大きな出来事に出くわしたとき、人の心のなかでは人生観の変化だとか価値観の逆転だとかいう劇的な変化が生まれるようです。 ようですと書いたのは、自分はまだそこまでの経験をしたことがないからです。 苦しいときには助けてくれる人がいて、(お金があるという意味ではなく)それなりに恵まれていて、かつ大きな喪失体験もしたことがない(と思う)ので、そんな自分にとってみれば大きな出来事でも、周りから見ればそれほどではないのかもしれません。 そう思ってしまうところがあり

          抵抗するオレンジ

          【ライブレポ】Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜 東京公演

          新メンバー2人の加入後初お披露目の舞台。 過去最大規模の会場である渋谷公会堂で見たものは、7人で固まっていたグループに2人が合流した瞬間というよりも、9人となったPeel the Apple、通称”ぴるあぽ”の「はじまりのはじまり」でした。 新メンバーオーディションが発表されたのは昨2022年12月。 7人で16箇所を巡る全国ツアーが終わりに差し掛かってくる頃でした。 オーディション締め切りに合わせるかのようにリリースされた「青春グラフィティー」はまだ見ぬ未来の仲間の背中を

          【ライブレポ】Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜 東京公演

          【ライブレポ】透色ドロップ ミュージックアワード2023(曲紹介)

          6人組アイドルグループ・透色ドロップの単独ライブ「透色ドロップミュージックアワード2023」が渋谷WOMBにて開催されました。 10曲セットリストの単独公演ではあるのですが、いつものライブと違うのはその10曲がファン投票によって決まるということです。 4月7日から4月末まで3週間程度の期間、ファンには自分の推し曲を一日一回投票する権利が与えられました。 そこで多くの票を集めた上位10曲がこの日、カウントダウン方式で披露されます。 一位を獲得した曲の特典は、MV制作。 企画と

          【ライブレポ】透色ドロップ ミュージックアワード2023(曲紹介)

          【ライブレポ】可憐なアイボリー 1st Live Tour 『青春リベンジ!』ファイナル東京公演

          終盤に解禁されたミリタリー風の真っ黒な新衣装と新曲「拝啓ライバル」。 「負けんな負けんな」「これは戦争なんだ」 一歩先をゆく“ライバル”に向けて一騎打ちを挑むようなメッセージで、サビの振り付けには、拳を前に突き出して殴りかかるようなポーズが入っています。 これまでHoney Worksプロデュースの可愛くキャッチーな曲を持ち曲に、常に可憐さと寄り添っていた10人組アイドルグループ「可憐なアイボリー」にとっては活動2年弱で初めて笑顔を失った曲ではないでしょうか。 1st Li

          【ライブレポ】可憐なアイボリー 1st Live Tour 『青春リベンジ!』ファイナル東京公演

          【ライブレポ】KEYTALK巨匠 35歳の弾き語り day2(20230526)

          1988年生まれ、「ハンカチ世代」とかつて言われたこの世代は、今ではそれぞれが突出した存在となり誰かが引っ張っているという感覚も薄れたため、もはや柳田世代やマー君世代などと言われることすらもなく「88年世代」と一挙にまとめた呼び名で呼ばれています。 少なくとも野球だけでみれば●●世代なんてひとくくりにされて特別な扱いを受けることなどそうそうなく、最強世代の一つといって間違いないでしょう。 KEYTALKのボーカリスト・巨匠から「普通の人」という自己評価を聞いたのは、2023

          【ライブレポ】KEYTALK巨匠 35歳の弾き語り day2(20230526)