改・「60おっさんのタイからラオス・初めてのバックパッカー１人旅」 note版

〜追伸、一期一会に感謝！
No.27

中華屋の隣のココナッツアイスクリームの屋台が気になり、
見ていた僕に、
「これ、ご馳走になりましたから、アレ、ご馳走しますよ」
とEさん。

半切りにした茶色のココナッツの器に盛ったアイスクリームに
ココナッツの欠片とチョコを掛けた一品。

頂きます。
「ウマイ！ゴチソウサンデス、Eサン！」

熱気に溢れた通りを抜けると、
僕はEさんが居たので、
安心してセブンイレブンのATMで、無事、1000THB引き出す。
いつものことだが、現金を引き出す時は緊張する。

とっても短い時間だったが、
お開きにし、引きあげることになった。

Eさんは、例のバスアプリで帰りに乗る、
バスコースをピックアップし、
今度は9THBを払って、宿近くで降りる。

心配してワザワザ、送ってくれたEさん。
彼は、そこから、また、バスに乗り、
滞在中の居所へ帰って行った。

「戻って、タイ語の勉強しなきゃ」
と笑うEさん。
「ありがとうございました。お疲れ様です」
もう逢うこともないかもしれないEさんに手を振る。

『ほんと、真剣に頑張ってるんだ・・・』

帰路にあったセブンイレブンで、
ビールとドーナツを買って、
ホテルに戻り、TVのスイッチを入れる。
「おお！ついてる！」

何となく嬉しくなり、
明日の最終行動日に控え、
ベッドに潜り込む。