男が嫌いで、女が好きな、ただの助兵衛が書く、同人小説>夏の星座の歩み方(making the story)<短編小説

 その時が来るまで、この部屋で待っていればいいんだ、それは、インターネット革命、インターネットでアクションをこの部屋から起こしながら、その時が来るのを待っていればいいんだ、これは物語に操られている男の話、或いは、物語を操っている男の話、まー、そんなん、どっちでもいいっしょ?これで今までの物語は終わり、こっから、人生が始まるのです。

 そして、ここで一つ、注意しときたい、これは真実の話ではない、リアルの話ではないし、結局のところ、リアリティーの話だ、そう、真実性に基づくエトセトラだ、まー、そういう事、では、今度こそ、僕の人生を始めよう。




 とある日、彼女はこんな事を言った、私はあなたの隣を歩きたいだけよ、別に、それ以上でもそれ以下でもないわ、でもね、私は永遠に少女でいたいの、子供も産むつもりもないし、育てるつもりもないわ、この言葉を信じようと信じまいとあなたの勝手よ、だけど、私はあなたの隣を歩きたいだけなの、きっと、今さっきの彼女の発言、「私、子供要らないし、性欲も無いから」みたいな発言を拡大解釈するとこんなところだろう、ホント、俺は拡大解釈が好きな野郎だぜ、そして、彼女はその後、こんなことをポツリと言った「でも、私、仕事が仕事だからさ、表向きは色々あるよ」まー、そうだよな、彼女はみんなの憧れ、彼女は高嶺の花子さん、きっと、俺なんかには分からない、色んな事があるのだろう。

 「きっと、嫌な思いをさせると思うし、寂しい思いもさせると思う、だけど、私は君と一緒にいたいな」って感じの事をボソッと言っていた。「それと、私の友人の中で君は結構、評判いいんだよ、前にあったあの子も惚れ惚れしてたんだよ、君が作る、イカした電子音楽と君が書き綴る、あの滑稽なブログのファンは、私の周りに結構いるんだよ。」「それでね」彼女は何か言おうとしたが、口を閉ざした。「ごめん、何でもない」

 彼女はこんなことを言った、「私は君が書く文章が好きだな、愚直なくらい愚直で」まー、実際の所、「愚直なくらい愚直で」とは言っていないし、そもそも、「愚直なくらい愚直で」って日本語として、多分、間違っているし、まー、実際の所は、彼女は僕の文章を「嘘がなさそう」という類の事で褒めてくれた、多分、褒めてくれたんだと思うのだが、真実は藪の中である。




 それと、これから、僕と彼女の出会いの話をしようと思う、えっ、こんな、くだらない、ファンタジーもどきの文章には興味がないって、そもそも、お前は何者だって?そりゃ、失礼しました、自分はしがない、親のすねかじりのプーです、今時、プーって言っても、伝わらないかもなぁ、まー、とりあえず、あれです、ただの駄目人間です、そうです、ただの無能の人です、って言うか、ただの実家暮らしの無職です、伝わりましたかね、この作者兼この、しょっぱい話の主人公の、ボンクラ具合が、伝わりましたよね、はいっ、伝わりましたね。

 元々、自分はこんな痛々しい文章を書き綴るまでは紆余曲折ありながらも、電子音楽家になりたかったのです、テクノミュージシャンでも、トラックメイカーでも、シンセサイザー奏者でも、ノイズミュージシャンでもなく、電子音楽家です、まー、夢は所詮、夢ですし、所詮、程度の知れた実力なのですがね、それで、SNS上で自分が作った電子音楽の紹介と日々のエモーションを綴ったブログをやっていたのです、電子音楽の事は一旦、置いといて、そのエモみを綴ったブログってやつでは、自分がこの世界で一番、大好きなバンドから感じたことを綴ったり、自分の事を何度も救ってくれたアイドルの事をかるーく、うすーく、ありがとうの気持ちを込めて、書いていたのです、そんな、このボンクラ殿が作った、電子音楽と、このボンクラ野郎が綴った、生産性の全くないブログを読んだり、聞いたりしてくれた、幾ばくかの人の中から、また、少数精鋭の方から、連絡を頂いたのです、そして、そんな、幾ばくかの人の中の少数精鋭の方の中に例の彼女もいたのです。




 「あなたのブログに、私の事が書いてあったので、連絡しました」そんなメッセージにいまいち、理解が働かなかった、自分は「あんな、拙いブログを読んでいただき、ありがとうございます」そして、自分から、その後出た言葉は「あなたはどちら様でしょうか?」というフツーにつまらない、フツーに至らない質問をしてしまったのでした。まー、その後、ラインで何ターンかやりとりをして、彼女があのみんなの憧れであり、彼女があの高嶺の花子さんであることに気付くのです、じゃんじゃん、って、この物語の序章は、この物語のホントの序章はこんな感じで「完」です、と言うことで、それでは、もう少しだけ、時を進めて、話を続けて行きましょう。

 でも、ちょっと、その前にこんな妄想に限りなく近い空想、或いはイマジネーションとは名ばかりのファンタジーを、なぜ、こんなにも、必死こいて、書き綴っているかと言うことです、一体、絶対、なんで、自分はこんな自分の恥部を晒すような物語とも言えない文章を綴っているのでしょうか、それは、空虚な日常から何か、夢を見たい、或いは夢を叶えたいと言うことなんでしょう、一体、絶対、多分、そうでしょ?きっと、そうでしょ?




 話をちょっと、ずらします、この世界と繋がりを感じる事、この世界と繋がる事、それらは一体、僕らに何をもたらしてくれるのでしょうか?というのは、やっぱり、本音じゃないですね、僕は世界と繋がりを感じたい、僕は世界と繋がりたい、ただただ、毎日、この、しがない毎日、それだけを待ち望んで、生きてると言っても、決して過言ではないです、だから、僕はここで、この物語で、このどうしようもない文章で、道化を演じるのです、こいつは馬鹿だ、こいつは俺よりも無様だ、そう、思ってもらえたら、きっと、僕と世界は繋がるのです、惨めになれば、なるほど、僕は世界と繋がるのです、きっと、こんな、しょっぱい男を愛してくれる人に出会えるのです、男らしさなんて、一体、どんなもんか、想像もつかないけど、僕は強さばかりを主張する男が男だとは到底思えないのです、それより、強さも弱さも危うさも儚さも全て、無いものねだりのように、持っていたいのです、そして、いつの日か、愛してくれる、優しい人に出会いたいのです。




 でも、今の自分にはわんさかたくさんの彼女がいる、彼女たちとはどういう関係なのだろう?知り合い?友達?恋人?パートナー?分からない、分からない、決して、お互いに愛の告白をしたわけじゃないし、体の関係があるようでもないし、って、なんで、他人事のように書いているのだろう、まー、いいけど、それで、結局、一体、どんな関係なんだろう、この関係にいつか、終わりは来るのか?あるいは、この終わらない日常と共に、この関係も終わらないのか、それは、きっと、僕のみが知り、それは、きっと、僕のみが知らない、まー、僕はこの世界の神様であり、この世界の神さまじゃないからね、でも、僕はわんさかたくさんの彼女らが大好きなのだ、だから、とりあえずはそれでいいのだ。

 って、この話は所詮、妄想ですよね?気持ち悪い、って、何が、わんさかたくさんの彼女らが、だ、なんだ、今流行りのハーレム願望か?気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い、そんなに女が好きか?そんなに女がいいのか?それなら、こんなとこで、こんな、文章書いてないで、こんな、妄想に暮れていないで、どんなことで、いつも、不貞腐れるのかは、お前が一番、分かってるはずだろう?外に出ろ、ネットの中に籠るな、いいか、この世界に期待するな、期待したいなら、現実を生きろ、いいか、外を見ろ、内を見るな、そういう言って、僕の中のボクが、神様の中の神さまが、ボクに、僕に、そう、言うのです。

 そう、結局は現実を生きなきゃ、世界は変えられない、もっと、言えば、自分の無我を変えなくては、リアルは変わらない、リアリティーじゃ、結局のところ、世界は変えられないのだ、そう、無我を、そう、無我を、自意識を乗り越えろ、何度でも、自意識に立ち向かえ、俺なら、きっと、出来る、広い世界で生きるな、人間はキャパ以上の所にいると、脳がバグる、だから、なるべくなら、自分の心地のいい所でガンガン行こうぜ、そう、そんな事を、僕は、今日も、自分のために書き綴っているのだ、全ては自分のために、そう、全ては自分の未来のために。

 外の世界から内の世界へ、内の世界が変われば、外の世界は変わる、そう、そうやって、フィードバックしていくのだ、だから、僕よ、自分の望む方へ、行ってくれ、全ては君の望むように出来ている、大丈夫、今からだって、全ては取り戻せるさ、大丈夫、大丈夫、絶対、大丈夫。




 それでは、ここからはリアリティーの話はやめよう、リアリティーも、リアルも超えた、スーパーファンタジーについての話をしよう、そう、悪くはないはずだよ、それは、全てを乗り越えるための、スーパーファンタジー、そう、ここから、また、物語は始まるんだよ、そう、何度でも、物語は続いていくんだよ、そう、終わりなんて来ない、そう、きっと、きっと、そうなんだよ。

 そう、この物語は、光が導く、光を導く、そんな、スーパーファンタジー、だけど、これは、所詮、僕の個人的な話、それも、自分の願望にまみれた、クソみたいな糞、そう、だから、ここで一つ言えるのは、君には君の物語が必要だってこと、全てを変えてしまうような、気まぐれなスピードに乗って、どこまでも、君を照らしてくれる光のような物語、そう、それを君は手に入れなくちゃいけない、そして、その創造主は君自身なんだよ、さぁ、君も自分の物語を紡ぎだそう、さぁ。




 よく、徳を積むことについて、色んな議論がされることはあるのか、ないのか、僕は知りませんが、徳を積むと言うのは、僕の中では愛する対象に愛を何度も囁くと言うか、愛を何度も与える行為だと、今さっき、思ったのですが、皆さんは、その辺り、どう、お考えでしょうか?つまり、ギターがうまくなりたいなら、ギターの練習などの愛をギターに捧げる訳です、愛を与えると自分の中で見返りを求めるのです、結局、人間なんてもんはそんな、もんなんです、そうすると、きっと、これだけ、ギターの練習をしたのだから、これくらいはギター弾けるしょって、内の世界が変わり、結果として、きっと、外の世界も変わっていくのです、なんか、スピリチュアルな文章になってきましたね、まー、いわゆる、引き寄せの法則の方法論みたいな話です、これは、きっと、って、引き寄せの法則の方法論ってなんだよって、話ですが。

 だから、それぞれの人間が、それぞれのこれからの未来を、それぞれの望むようにイメージするしかないんです、こんな、ネガティブな時代に、自分は明るく照らすランドマークのような人でありたい、そんな事を、この文章を、昨日と今日と書いて、生意気にも、偉そうにも、思ったのです、愛と平和なんか、要らない、ラブ&ピースの真意も、僕は知る術がない、だけど、それぞれがそれぞれの生活に、暮らしに、人生に希望を持てば、きっと、愛と平和以上に、ラブ&ピース以上に素晴らしい世界が待ってるはずだと信じています、そんな、僕はしばらく、窓から外を眺めつつ、内の部屋で楽しく、パーティーでもしようと思います、結局のところ、自分は、結局、ただのヒッピーなのですから、それでも、僕はあの子のヒーローでありたい、だから、僕は、やること、成すこと、空回りしてるとしても、この世界の中で戦っていきたいのです、自分と、自分で、自分が、それでは、また、そこにいる、誰かさんに向けた、そこにいる、誰かさんに宛てた、手紙を、また、書きます、今度はもう少し、物語になるように書くから、また、次のわたくしめの話に耳を傾けていただけたら、幸いです、それでは、また、今度。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?