あの頃の私へ。クビになる心構えは悪いもんじゃないよ。

ショッキングな見出しですが、1社目を無事に(?)退社した私は2社目で

「外資系の洗礼」


を浴びます。ただ、浴び過ぎた結果3社目では比較的成功をするわけで。
えげつない、アメリカ人とポルトガル人の上司に感謝しております。
目の前でクビになった2人は今でも仲良しです。

2社目はそこそこ有名なメーカーでした。
ただ、業績はあまり芳しく無く、またコテコテ(死語)の外資でどっさり契約書を書いて入社しました。
人の入れ替わりは、そうですね・・・1年で半分が入れ替えになる感じ。本当にすぐ辞める。驚くくらい辞める。「昨日ランチいきましたよね!?」と何回聞いた事か!辞めるときは辞めると言ってくれ!

そして、私の大好きな上司にも事件は起こるのです。

忘れもしない、春の温かい季節・・・
朝、上司と駅でバッタリ。
「お花見いつにします??」なんてね。ニコニコ。

玄関のセキュリティカードをかざすところ。
5台ある。
私・・・・「ピッ!」といつも通り。
上司・・・「ピッ!」って言わない。4回位押すけど言わない。
私・上司、目があう。
上司、苦笑い。
上司、受付の電話から人事へTEL。英語で何やら早口。
上司、電話を切る。
3分後・・・・・
人事はダンボールを1箱持って登場。そこで言う。
「後で社長からレター送ります」
抱き合って、互いの健闘を祈ると話している。

以上。

なんてあっさりした、終わりなんでしょうか。
目にも鮮やかとはこのこと。

私の上司達は皆んな、いつも荷物は少なかった。机も綺麗だった。
本当にスマート。よくある、机やPCにシールやら私物を飾る人なんていなかった。唯一、結婚していない人が、フェイクの家族写真飾っていたが、「外人も中には情に弱い人はいる」と笑って言っていましたが、あながち間違っていないとも思った。

私もその会社から荷物が本当少なくなりました。
3社目で
「荷物少なく無いですか!!??」100回
「机綺麗ですね」300回
「足元のダンボール捨てますか?」200回
は聞かれました。お陰様で綺麗好きに思われてます。

けど、私の中で「仕事って仕事なんだよね」と植えつけられた会社でした。
本当に、どこでどうなってクビになるかは分からないけど、「ここは私の会社(持ち物)ではない」という概念と「迷ったら(私が社長だったらどうするかな?)」なんて思うようになりました。

PCにシールを貼ったりするのは今結構普通ですよね。
けど、私は絶対しない。
目の前で半泣きになりながら剥がしている同僚を手伝いましたから!笑
(人事に「この場で置いてってください」と言われましたので)

以上。


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