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空不動先生 ご著書の紹介 その6-1

   空不動先生(岩根和郎先生)のご著書を紹介させて頂きます。
   今回は『 人間やりなおし 復刻版 (2017年02月発行)です。

空 不動(岩根 和郎)先生との出会いは、この本がきっかけです。
私の人生が大転換した運命の1冊です。この本なくして人間の真の幸福はあり得ず、
人類の真の恒久平和実現に向けての第一歩は、この「人間やりなおし」から!!と、
心からお伝えしたいです。

「人間やりなおし 復刻版」の”序文”を数回に分けてご紹介します~

    以下は 【 献文舎オンラインストア 】よりの抜粋 です。
文章中の”私”とは、著者である 空不動(岩根和郎)先生のことです

人間やりなおし 復刻版 序文

 この書は私の実際の体験を通して語られる、普遍の真理に至るための案内書である。そしてこの書はあなたが今直面している人生の困難を乗り越えて、真の幸福を得るための手引き書である。

 人は誰しも人生の大きな悲しみや運命的苦しみに直面した時、それまでの生き方の変更を余儀なくされ、心機一転人生の再出発をしたいと思うものである。

 そのような時、人は無自覚のうちに、あるいは明確に自覚して、人知を越えた「超越的存在」に心を向け、自分の運命に立ちはだかる大きな障害の解決を願うものである。

 そこで人は新しい人生を歩もうと、『人間やりなおし』を決意し、その「超越的存在」を前提とした生き方を探し求めて人生の旅を始めることになる。

 ところが実に不思議なことであるが、人類には百万年の歴史がありながら、いまだ「超越的存在」を前提とした価値体系というものが普遍的な形でこの世に存在していないことに気づくのである。

 確かにそれに近いものとして宗教というものが有るには有るが、徹底した『人間やりなおし』を求め、どこまでも「普遍の真理」を追究する当時の私からは、「そのあるものは自己を世界の中心に置く独善的世界と他の宗教を受け入れない閉ざされた排他的世界の中に閉じこもっていて、それ故に普遍性を大きく欠いたまま強引な価値観を作っている」とみえたものである。そしてまたあるものは、「絶対であるべき神や仏を悪魔や悪霊と対立する宇宙観の中に位置づけるために、結果的に絶対性を失い自ら相対の世界の中に落ちこんでしまっており、大きく魅力を失ってしまっている」と思えたものである。

 このように多くの宗教は真理の普遍性を失い、普遍性を失ったまま絶対性を主張することで独善となり、実に傲慢(ごう まん)で不完全な姿でしか存在していないことに、当時の私は絶望的になっていた。

(次回へつづく)