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【超短編小説】まとめました。

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自作の短いお話たち。それらをまとめておきます。
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2023年10月の記事一覧

【超短編小説】丘の上の木の下で

 丘の上にある大きな木を僕は見上げる。  この木の下で、たくさんの思い出を作った。  僕…

竹久写楽
10か月前
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【超短編小説】僕の告白。

「彼女に告白しよう!」  ずっと友達だった。その関係を壊したくなかった。それでも、彼女へ…

竹久写楽
10か月前
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【超短編小説】彼は詩を書いたか?

 彼は詩を書きたいと願っていた。  だが、どうにも彼には詩の才能というものがなかったらし…

竹久写楽
10か月前
2

【超短編小説】空を飛ぶ猫

ある日、公園を通りかかると、猫が空へ飛び立つ所を見た。 信じられない思いでその姿を見てい…

竹久写楽
10か月前
1

【短編小説】理想のヒューマノイド

僕は子供時代から天才と呼ばれてきた。 天才は孤独なものである。周囲と話を合わせようにも、…

竹久写楽
11か月前
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【超短編小説】夢の中の二人

彼は不思議な体験をした。 夢の中、毎夜一人の女性が現れる。 それはとてもリアルな夢。手を…

竹久写楽
11か月前
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【超短編小説】絶対当たる占い

彼女は恋をしていた。 占いの先生の下、共に学ぶ男性に恋をしていた。 彼らの占いは脅威的な的中率で有名だった。 先生とたった二人の弟子。 秘術ともいえる術の研鑽に励み合う若い二人。 恋の一つも芽生えそうなシチュエーションである。 だが、彼女が恋する彼は、占いに首ったけで、彼女の気持ちに気づく気配もない。 彼女は先生にこの気持ちを相談した。 先生は言う。 「私も彼の占いにしか目がいかない性格は危惧していた。占い師は広く世界を見れなくてはいけないからね。こういう考えはどうだろう