シェア
いままでの僕は 星を見ては泣き、月を見ては嘆き、日が照れば身を隠して自身をなじる だけど彼…
嵐の中 その小さな命だけは守ろうと必死だった テントの中、この場所が守られるようにとひたす…
嵐はさった 全てを洗い流していったあの嵐 残されたものたちは呆然と立ちすくむ 誰かが言った…
大きな吹雪があった 僕はその中で必死に大切なものを守ってきた 両手で抱えきれない大切なもの…
悲しい事があっても涙一つ見せないキミは いったいどんな人生を送ってきたのだろうか キミは…
僕の目には路傍の石にしか見えない石を 僕は路傍の石の様にしか扱ってこなくて それでも、ど…
金魚鉢の中の金魚を覗く 向かい側から君も覗く ぐんにゃりとゆがんで膨れた顔 あははは と笑い合う そんな君が愛おしい
僕の前に座る彼女の顔色が悪い どんどん曇っていく ああ、心配だ心配だ 笑わせようしてみたり…
君が笑っていると僕は悲しくなる 君が泣いていると僕はほっとしてしまう なぜなら僕は君に恋…
彼女がSNSに一文投稿するだけで世界は一変する 僕が千、万の言葉を紡いでも世界は微動もしない…
夜の蝶と呼ばれる私たち きらびやかなネオンの下 負けじとこれまたきらびやか笑う ふと思う …
小さな君が追いかける白球 必死に追いつこうと頑張っているね 微笑ましいその姿 でもまだ君は…
7つの顔を持つと評判の演技で 私は銀幕を渡り歩いてきた でもあなたは本当の私を知りたいと…
この場所でいつまでも待ってるから そう言ってくれた彼だけど 私はそこへ行く勇気がでなかった そもそも本当に待っていてくれるの きっとすぐ私の事なんて忘れてしまうはず そうして1年 それだけの時間が過ぎて 私はふと彼に会いに行こうと決めた どうせもう待っていない そんなあきらめの心とともに 場所につく ほらね、やっぱり彼はいない しばらくぼぉっとしていると 老人がやってきて ここは待ち人の多い場所だなと 話を聞くと つい昨日まで青年が人をまちつづけていたと とうとう