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犬君の超訳「源氏物語」  第18巻「松風」

犬君アタマの超訳源氏!第18巻「松風」UP!第54巻「夢浮橋」まで完走なるか…to be continued

第18巻「松風」

源氏(^▽^;)Vs紫の上(-"-;)
1R
原文抜粋「訪らはむと言ひし人さへ かのわたり近く来ゐて 待つなれば 
                          心苦しくてなむ」
源氏「訪ねると約束してる人が、桂の院の近くまで来て待ってるんだ。
             あんまり待たせても悪いから 行ってくるよ」
原文抜粋「桂の院といふ所 にはかに造らせたまふと聞くは 
                      そこに据ゑたまへるにや」
紫の上「桂の院って、ずいぶん急いで造らせたみたいだけど、
                 そこに女の人を住まわせるのでしょ」2R
原文抜粋「なずらひならぬほどを 思し比ぶるも 悪きわざなめり
                      我は我と思ひなしたまへ」
源氏「あなたとは比べ物にならない相手のことをあれこれ思い比べるのは、
            よくないことですよ。自分は自分と思いなさい」

紫の上『…自分は自分と思いなさい…って何…』

インターバル
原文抜粋「その夜は 内裏にもさぶらひたまふべけれど 
      解けざりつる御けしきとりに夜更けぬれど まかでたまひぬ」
犬君ト書「その夜、源氏は内裏で宿直でしたが、紫の上のご機嫌を直すため
              夜が更けたらさっさと帰ってしまいました」

3R
原文抜粋「ここにて育みたまひてむや 蛭の子が齢にもなりにけるを 
              罪なきさまなるも思ひ捨てがたうこそ」
源氏「ここで育ててくれないかな。三歳になる無邪気でかわいい姫でね、
                    もうほっとけないんだよ」

原文抜粋「得て 抱きかしづかばや」
紫の上「引き取って、かわいがって大切に育てましょう」

犬君「…三歳までは蛭子神なのかあ~」 

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