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負債の連鎖と地獄

週の何回か、向かいの家の
家族用冷蔵庫から私用の食料を
くすねてくる。

私には2つ年上の兄貴が居る、
物心ついた時から酷い思い出しかない。
たまにできた友人と私を虐めたり
引き籠ってても旧居住地の
部屋の前のリビングで不定期に
入り浸っては私の聴覚と心を荒らして
取り返しのつかない所まで堕ちた。

向かいの現居住地に移して客観的に
考えてみるとやはりこの家系はおかしい。

家を買い取って2つ、
一方には私を除く家族4人で
そしてもう一方には私と祖母。
そして共働きで世帯年収は1000万を
超えていると聞くと裕福に思われる。

だが異様なのは異質なまでの「ケチ精神」、
共働きで数十年もきたというのに
その間リフォームは一切しなかった。

更に家族全員がお粗末に改造した部屋を
「個室」として使用している。
一般的な窓とドアとその他は壁という
部屋の概念とは大きくかけ離れている。

親父はそれでもリフォームをしない、
我慢を促して叱るのが私の親父だった。
それでも母の方がケチであり
気まぐれに出すときもあれば
出さない時もある。

仕事の愚痴をねちねちと話して
私は日頃コンビニ弁当を買ってくるお礼にと
話を聞いていたのだがそれでも
兄に対する差し入ればかり買う。
妹にも出すのだが私には出さない。

私が発達障がいだと気づいたのは
この数ヵ月の間だが実は前々から
気づいていたのかもしれない。

思えば引きこもり時代は月2万の
親父からのお小遣いを大事にし
それを貯めて自分の行動に当てていた、
その間掛かった病気もあったかも
しれないが恐らくほとんどは
気合いで治していたのだと思う。
そして見過ごした可能性もある。

残念ながら親父のケチ癖は遺伝した、
だが必要な費用は出そうと思う。
もし息子が産まれて顎関節症と診断されて
矯正の必要があるのなら私は出す。
そこがとてもとてつもなく大きい違いだ。

そして発達障がいは遺伝の
リスクが大きいという。
母の落ち着きのない動きや
兄と妹の塞ぎ混む性格、
たまに見る異様な癖など。

…………私の家系のほとんどは発達障がい。

……のように見える、思える。

早くからこの異常に気づいて
矯正するべきだったのだ。
「よそはよそうちはうち」
本当にくだらなくて情けない言葉だこと、
引ったくってでもメスを入れるべき
はずだったこの家。

妹が以前言っていた、
うちは借金がないのだから感謝しなきゃ。

バカタレ!そんなの当たり前だ!
最低限の家さえ作れないのか!この家は!
それにもっとも酷い負債を残してくれた、
「遺伝」という名のそれを。

もし頂けるのなら税金関係、自炊レシピの 材料代を中心に使おうと考えております。