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大学受験

 共通テストのニュースを目にしたとき自分が大学受験を受けていたときを思い出す。あの頃は苦労した。辛かった。筆記試験の対策に面接練習。何度も進学先の大学の入試過去問題集とにらめっこ。ときには、問題文の意味が分からず泣きそうになった。否、実際には泣いていた。泣きながら「こんなんじゃ、合格なんて夢のまた夢だよ」「不合格だったらどうしよう・・・?」不安と緊張で毎日押しつぶされていた。眠りたいのに眠れなかった。
 面接練習では担当の先生にしごかれる毎日。「何故、例え話をそのまま受け取るの?」緊張しすぎて震えて噛む。指摘される度に泣いていた。まだ本番でもないのに。まだ練習なのに。指摘する先生が怖くて。恐ろしくて。厳しくて。自分でも泣きたくないのに。我慢したいのにポロポロと幾重にも涙が零れていた。面接練習が速く終わってほしいと願った。
 大学受験の思い出がストレスでしんどかったのに懐かしく恥ずかしく蘇る。

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