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感想:あの花が咲く丘で君とまた出会えたら⚠︎ネタバレ

こんにちは☪︎*。꙳

私は日記が苦手だったのですが、こうやって定期的に考えをアウトプットする場があるのはいいですね。

私は映画が好きです。色々な考えや感性に触れて自分が成長できたような気分になります。学ぶことがなくとも、悲しい・楽しい・嬉しいなど心が動かされることで1つ、人生が豊かになるような気がします。

先日『あの花が咲く丘で君とまた出会えたら』を観てきました。
当初観る予定はなかったのですが、友達の取ったチケットに空きが出てしまって、急遽行くことになりました。

観る予定がなかったので前評判を結構観てしまっていて、泣く準備をして観にいってしまいました。結果、泣かず。心構えしすぎたのかもしれません笑

もちろん感動はしました。

ただ、それ以上に悲しい気持ちがありました。
空襲のシーンです。百合がお世話になったお鶴さんを心配してお店に向かいます。その途中で家事による家屋の崩壊に巻き込まれ身動きが取れなくなったところを彰に助けてもらうというシーンでした。
危険だと分かりつつも行動する百合の無鉄砲な正義感や優しさ。百合を心配して助ける彰の愛情。そんな人物像を映し出したかったのだと、私は感じました。

それと同時に戦争の悲惨さも表したかったのでしょう。とても痛々しいシーンでした。彰が百合をおぶって避難する途中、焼け焦げた人の姿が映ります。その中には百合が野菜を分けてあげた孤児もいました。

なんだかそれが私には上手く消化できませんでした。戦争が、百合と彰のラブストーリーのひとつの障壁のように扱われているような、そんな気がしました。2人の恋を引き立てるためのような。人の死が軽く扱われている気がして、辛くなりました。
私がひねくれた見方をしているのかもしれません。ラブストーリーと同じくらい戦争がいかによくないかを伝えたい映画なのかもしれません。

そもそも私は人の死が作品に使われることが苦手です。高校で演劇部での経験が影響していると思います。
その演劇部では台本を自作していました。他の部員や他校の自作台本ではよく、起承転結の転に人の死を扱っていました。
台本にアクセントを付けるために誰かが死ななければならないのです。
上手く言葉にできないのですが、その考えが苦手でした。
創作上だとしても面白がって命で遊ぶのが心苦しかったんです。

それと似たような感覚を映画に感じました。

120分に伝えたいこと全てを詰め込むのはとても難しいことだと思います。
なので、今度は原作を読んでみようかなと思います。そうすればもっと得られるものがあるかもしれません。

普段なかなか観ないジャンルだったので、観れてよかったです。

それではまたどこかで。



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