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オーセンティックな学びとは、何か?

現在、読書中です。
以前から、大学院での勉強を経て、公立小学校の授業は、オーセンティックであるべきだという思いが強くなり、今は、そのことについて勉強するために、↑これを読んでいます。

まだまだ読了していませんが、ここまでのまとめと、自分の考えを述べます。


読んだところまでのまとめ

  • これまで、算数の問題が、「フィクション」つまり、現実性が乏しい問題ばかりが目立った。

  • しかし、数学的「技能」や「理解」というものを促進させるためには、「まずは、解きやすいように作られた問題」や「本質を理解させやすいように作り替えられた問題」の方が、学習者にとっては、有効なのでは?という意見が存在する。

  • これまでの学習は、「コンテンツベース」つまり「内容に重きを置く」、「内容を理解し、解くことができる、わかる」ということが大切。

  • しかし、これからの学習は、「コンピテンシーベース」つまり「能力重視」ゆえに、解いた問題や解決した方法や考え方をしっかりと貯蔵しておき、他の場面でも転用することが大事になってくる。

  • この「コンテンツベース」の学習が、「フィクション」の問題と相性が良いために、これまで、学習者も教師も、「フィクション」の問題に対して、疑わずに、取り組んできたことも多い。

  • 「オーセンティック」というのは、「真正の」「本物の」というのが字義通りの意味。

  • 一見して、「オーセンティック」な勉強と聞くと、実生活とのつながりのある学習というふうに捉えられる。(間違いでないし、読者である私もそう思う。)

  • とはいえ、「オーセンティック」というのは、人の数だけ、その「オーセンティックさ」が違ってくる。(以下の文章で解説)


以上が、ここまで読んだところである。

読んでいて驚き!「オーセンティック」の深さ

「オーセンティック」というのは、人の数や場面の数だけある。一見、意味のわからないことだが、、、、

この本で、例示されているのは、例えば「教師」としての「私」は、学校では「教師」という立場で過ごしているが、社会に出て、生活しているときは、「市民」という側面であり、立場である。家庭に入れば「親」という立場で過ごすことになるし、あらゆる側面がその場その場である。

だから、子どもも、同じように、さまざまな側面がある。
それも踏まえて、「オーセンティック」というのは、
Aさんにとってのオーセンティック具合とBさんとでは、また違ったり、場面によって、各人にとっての「本物感」が変わってくるということ。

このあたりの説明を聞いて、
「はあ〜なるほどなー!!」と思いました。

この辺は、まあ確かに、問題設定や課題設定するときに「できるだけ子どもたちにイメージしやすいように」と考えて、教師は作るよな〜と、日頃やってることともリンクして、面白かったです。



今後知りたいのは、実践例

まだ、この本の中盤、後半は読んでいないので、「では、実際にオーセンティックな学習って、授業で、どんなの?」と聞かれると、自分も?です。
また読んだら、まとめていきます。


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