粉瘤の手術をしました

お久しぶりです。

今年の誕生日は家でゆったり過ごしました。
というのも、誕生日の2日前に粉瘤の手術をしたからです。

粉瘤を取り除く手術で傷口は4~5センチ程度なので、外出しても問題はないとは思うのですが、「術後はたくさん歩かないで下さいね」と医師に言われ、不安になって、じっと家にいて誕生日を迎えたわけです。
(と言いつつ、じっとするのが苦手な私は家の中でそわそわ動いていたわけですが…)

なぜ私が粉瘤の手術について、noteに記そうと思ったのかというと、手術前(手術することが決まった2ヶ月前から)、手術が不安で不安で堪らなかったからです。
インターネットで検索しても私が知りたい情報には辿り着けずに不安な気持ちをモクモクと膨らませて日々を過ごしました。
私はとりわけインターネットの検索が苦手(若いのに、とよく言われますが若くても苦手です)ということもあるかもしれません。そこで一体験者として記録に残すことにします。
粉瘤手術について知りたいと思っている人がいるかはわからないのですが(^_^;)

私は鼠径部に粉瘤ができました。
ちょうどショーツのゴムが当たって化膿したときは痛くて辛かったです。
何度も同じところに出来物ができて、ふくらんで、破裂して、血が出て、落ち着くというのを繰り返していました。
一年半前くらいから症状があり、手術する直近では月に2~3回程度破裂していました。
化膿していない時もぼっこんと腫れていて真ん中に黒い点が見えていました。

医師に見せたらすぐに粉瘤と診断されました。
手術予定がびっちりで、私は一番早い2ヶ月後に予約してもらい、前述した不安な日々を過ごすことになります。

私の手術歴は過去に2回です。
1回目は全身麻酔で親知らず4本抜糸してもらい、2回目は粉瘤を見てもらいに行った病院でダニを発見してもらい、ダニを取り出す切開手術をしてもらいました。

ダニを取り出す切開手術があまりに痛く、その時の状況や痛みの状況やその後の大量出血によるパニックが頭にこびりついていて、今回の粉瘤手術への不安を形成していってしまったという経緯があります。
※ダニ切除をしていただいた病院と今回の粉瘤手術の病院は別の病院です。

前置きが長くなりましたが、ここから手術当日の様子です。

【手術当日】
看護師にパジャマを渡され、更衣室で着替えて待っているよう指示されました。
着替えてから更衣室で待っていたらいいのか、出たところにあるソファーで待っていればいいのかわからなくなり、何度もにウロウロしてしまいました。
待っている間、私の頭の中では手術のリハーサルが始まってしまい、手術室で鳴り響く手術道具の音・匂い・麻酔の痛み・切開される時の感覚などあらゆる状況を予想することを止められずに、恐怖で震えが止まりませんでした。

あんなに長く感じる時を過ごすのは初めてかもしれません。
途中同じ階にきた私と同年代の方は恐怖を微塵も感じさせず、これから待ち受けているであろう手術に動じていないかのように見えました。
私が余裕のない心情だったから、そう思えたのかもしれません。
大人なのにこんな小さな手術にもこんなにビビってしまうなんて…という自己嫌悪にも陥りかけていました。

事前に手術室、手術の手順など詳しく知っていたら不安は和らいだのでしょうが、医療従事者ではないので、何から何まで把握しておくことはできません。

私のように予期せぬことが起こるのが苦手な方は日頃どのように対応なさっているのか気になります。

恐怖のまま手術室に案内され、あまりの緊張でショーツを脱ぐのも上手くできずにお手伝いしてもらいました。

手術が始まる前、手術中、医師が痛みが何秒くらいや山場の痛みが終わったことなど詳しく説明して下さったことと、麻酔時の痛みでは2人の看護師が深呼吸の見本を見せてくれたり、「頑張って」と応援してくれたこと(私も復唱して頑張って、と何度か言っていたら痛みはなくなりました)でとても安心できました。

麻酔はすぐに効き、切っている感覚はなかったです。
時々引っ張られているような感覚があるのみで、麻酔時の痛みも私が想像していた鋭い強い痛みというより鈍い痛みに近かったです。

この手術で気づいたことは、不安に思っていることを中心に、どんなことをするのか詳しく分かることが、これほどの恐怖心を和らげるということです。

術後の出血は少量で、術後の痛みもなく、丁寧親切に手術をしてくださった医師と看護師の皆様にとても感謝しています。

抗生物質の副作用で顔中に発疹ができましたが(病院に相談し、その後服薬中止)、それ以外に困ったこともなく、これからは粉瘤に悩まされることもないんだ!とスッキリした気分でいます。

長々と書いてしまいました。
あくまでの一個人の体験ですので、感じ方など人それぞれかと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
ここまで読んで下さった方がもしいましたら、感謝いたします。
ありがとうございます。


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