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名探偵コナン ふたりの未来は

 ロスアンジェルス   江戸川探偵事務所

 「~♪」
笑みを浮かべながら探偵事務所の床をモップで掃除する灰原。
昼間街での調査活動を終えたコナンが帰って来てソファーに座ってパソコンで調べ物をしている。
「オメ~最近妙に機嫌良くねえか?何か企んでるんじゃねえよな?」
「あらあなたにはそう見えるの?残念ながら外れ。私今とっても不機嫌なのよ。あなたが昼間外で調査活動してる間ず~っとここで電話番に資料の整理、掃除に洗濯までしてあげてるんだから。あなたとずっとこんな生活が続くと思うと絶望で死んでしまいたくなるわ」
そう言う灰原はなぜか笑みを浮かべている。
「ウソつけ。昼間なんかあっただろ?」
「バレた?昼間ね、あなたのお母さんのベルモットが訪ねてきたのよ」
「おいマジかよ!で、なんつったんだ?」
「今はFBI捜査官としてあなたたちが犯罪に巻き込まれないように監視してるけど、あなたとコナンとの関係はその後どうなったのって聞かれたわ?」
「で、なんつったんだ?」
「相変わらずです。探偵としての彼の活動を相棒としてサポートしてますって言ってやったわ」
「ま、たしかに相棒だもんな」
「そしたらね、あなたたちほどお似合いのカップルはそうそういないんだからさっさと大人の姿に戻って付き合いなさいってきついお叱りを受けたわ」
「…ったく。どこまでおせっかいなんだよあのババア」
「あらそんなこと言っていいの?もしここに盗聴器があって聞かれてたら殺されるわよ」
「心配ねえって。この部屋に仕掛けられた盗聴器は赤井さんに頼んで全部回収して貰ったからよ」
「…やっぱり仕掛けられてたのね」
「それにもしベルモットが妙な動きをしたらあいつを監視している赤井さんがすぐに知らせてくれることになってる」
「随分手回しがいいのね」
「あったりめ~だろ。いくら実の母親だっていっても相手はベルモットだ。用心するに越したことはねえよ」
「あなたねえ。あんまりお母さんに心配かけるもんじゃないわよ。そんな小細工してないでさっさと私に惚れてしまいなさいよ」
「もう惚れてるっつ~の」



※この物語はフィクションであり名探偵コナンのパロディです。
※Web上にとても素晴らしい画像があったのでヘッダーに引用させてもらいました。ご容赦を🙇
引用元 ピンタレスト ボート「conan」のピン



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