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湯来SPA&ADVENTURE TRAIL

やりたいときに、やりたいことをする。

モットーとしていること。
時に周囲の目を気にすることもあるが、
結局、自分の人生、やらずに後悔することはなるべく避けたい。
今年のゴールデンウイーク。
レンタカーを借り、広島県のトレイルランニング大会へ。
車の中って、びっくりするくらい無になれる。
大好きな曲を大音量でかける。
うつりゆく景色。
この道路をこの瞬間、この景色で見ることは、2度とないと思うと、
どんな道も、はてしなく尊く感じ、どんな景色も、一瞬で好きになる。
緑だらけ、あるいは飲食店が立ち並ぶ道、住宅街、工業地帯。
私は日本から出たことがないから、よく分からないけれど、この世界は
自分が思っている以上に、めちゃくちゃ広い。いろんな意味で。

35㎞の山道。ひたすら無になる。

普段はそれなりの着飾った服を着て、それなりにメイクで素を隠す。
しかし、今日は山を走るのだ。ここでは、すべてが原点に戻ったような
気持ちになる。自然がそのままの姿で、私を試している。雨あがりの
山はドロドロにぬかるみ、あるいは踏ん張りの利かなくなった足が滑り、
急斜面も、ゴツゴツした岩も、すべて、そのままの姿で、自分の前に
現れる。
そんな自然を前にして、私もまた、そのままの姿で居られる気がする。
人間の世界では、それなりに装っている自分が、まさに原点に戻ることが
出来る瞬間がここには待っている。
だから、山を走ることは、やめられない。
限界まで追い込むことで、逆にリフレッシュできるのだ。
熊鈴をリンリン鳴らし、山を走ることで、完全に無になっている。
出発前、ちょっとめんどうだと思った気持ち、どこへ行った?

山と川、静かに、教えてくれる。

ゴール地点には、脇に川が流れていた。これもまた、
ひどく美しい。
誰かに言われるわけでもなく、そそのかされるわけでもなく。
自然の中にいると、「そのままで良い」って、言われてる
気がする。気がするだけで、ほんとは、何も言われていない。
けれど、自然の中にいると、普段の日常の、彩られた世界は、
本当に自分にとって美しいのだろうかと、ちょっと
疑問に思う。こういうことに疑問を持てることは、逆に自然の
世界を感じたからだ。それだけで、かけがえがない。
経験することで、日常生活の見方さえ、新たな角度から見直せる。
とどまることなく、歩いていく、いや、走っていく。
筋肉痛が治ったら。


#ゴールデンウィークにやってみた

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