接客サービス最高国(おもてなし得意な)の日本から、海外での接客の仕事で学ぶこと #仕事の心がけ
海外で接客を中心とした仕事をして30年近く。
ひたすら、相手に心地よいサービスを上げる方。
そしてまた、受ける方の両方の気持ちも理解できる。
まして、接客サービス世界一(多分今もそうだと思う)の国日本から移住しているから。
接客を受けるだけで暮らしてきてる人たちは「それで給料もらってるんでしょ、だったら当たり前」という気持ちで接する人も多いと思う。
そんな私も受ける側の時「それが仕事でしょ」と思う時もある。
でも心地よい接客を受けたら、気持ちが悪いはずはない。
今でこそ、この国ではそこそこのよいサービスを受けられるようになったけれど、数十年前は、会計を待っていても、店員同士のおしゃべりはやめない、こちらをチラッとみるけれど、全く無視。でもアジアンじゃない人には、笑顔でサービス。こんなのは日常茶飯事だった。
接客をしてる人たちは、よくパンチングバッグ(あのボクシングで一人バシバシと拳を打ち込むつる下がってるやつ)にもされる。
個人的に気分が悪い何か嫌なことがあったんだろう、その不満、不機嫌を思い切り、ぶつけてくる。まるで、こちらが原因を作ったように。
でもここで対立してはいけない。
これは火に油を注ぐことになる。
「話にならない!マネージャー呼べ!」
「責任者呼べ!」になる。
これはこちらにとってもさらに時間がかかり、面倒くさい状況になってしまうから、してはダメ。
ではどうする、か?
まずは相手を落ち着かせる。決して相手の挑戦的な「あんた何様?!」的な態度も、荒馬を宥めるように(やったことないけど)「どー、どー。そんなに怒らなくても大丈夫。ます落ち着こう。ちゃんと話聞くから。はい、深呼吸」的なアプローチで。
相手の言い分を再度聞く。怒りモードの時は相手は話も支離滅裂
そして、常にこちらは冷静に。コイツ!と思っても、だって相手はお客様なので・・・・人は落ち着いてくると、自分が激しく怒っていたのが恥ずかしくなったりする(全ての人には当てはまらないけれど・・・・)
私が毎日心がけていることは、来店した人たちが心地よい気持ちで、店内から出ていただけるように。普通のことで特別じゃないけれど。
そして、ちょっとした日常会話を入れたりする。
天気の話だって、着ている服、持っている物、ちょっとしたプライベートな会話を入れると、ちょっと打ち解けて砕けて笑顔になることが多い。
もちろん私自身、笑えない時、心地良くない日だってある。
でも、仕事だから割り切りましょ。
これってきっと日本人気質。これは悪いことではないと思う。
#仕事の心がけ 、