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インドのバイキングに行ったはなし

記事を開いてくださりありがとうございます.
今回はインドのバイキングに行った際の話を紹介していきます!

私は2023年夏にインドのハイデラバードに留学をしに行きました.
その際,インドの友人らがバイキングに連れて行ってくれました.
私自身
『インドにもバイキングがあるんだ?』
『そもそもどんな料理が出てくるのか?』
『どんな雰囲気なんだろう』
『値段はどれくらいなのかな?』
という風な疑問があり,とてもわくわくしながら行きました.
なかなか日本では知ることができない経験をできたので,さっそくシェアしていきます.ぜひ,最後までご覧ください!


外観

ご飯を食べる場所はかなり中心部で、到着したのは商業ビル。目の前にはあの有名な(日本が建設に関わっているので,ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか)ハイデラバードメトロが走っています!

このビルの中にレストランがあるそうです。

ドキドキしながら建物の横から中に入ります.中はピカピカの大理石の階段.なんだか期待値が上がってきます.
2階まで階段を上ると、レストランが見えてきました。

FLECHAZOというレストランで食事をしました.いわゆるインドの高級レストランで、おそらく身分の高い家族が特別な日に食べにくるようなところです.店内は満席で、沢山の家族が見られました.

料理

こちらのレストランでは、はじめに”お通し”のようなインド料理がいくつか出されます.
店員さんがやってきて,目の前においてあるお皿に持って行ってくれます.

2枚のお皿が備え付けられていました.

一番最初はコーンの揚げ物でした.辛いチキンが数種類,ジャガイモやお店の創作料理など,合計8種類ほどの料理がひとつづつ運ばれてきます.

チキンばかりですべて辛いですが,味付けは少しずつ違います

これらのお通しを食べ終わると,やっと自分で好きなものを取りに行くことができます.ただ,少しずついろんな料理を食べたので,この時点でおなかは8分目.厳しい戦いになりそうです.

店内はこんな感じで,きれいに並べられていました.

配られる料理はすべてインド料理でしたが,並んでいる料理はインド料理だけではありません!なんと寿司もありました!また,その場で作ってくれるサービスも!
本当に日本のバイキングと変わりがなかったです.

寿司だ~
目の前で作ってくださる

個のバイキングの中で個人的に一番お気に入りだったのはアイスクリームでした.料理もそうなんですが,スイーツもすごく充実していました.
全部甘い.だからうまい.最高です.

これだけじゃなくてスイーツは後2回くらい取りに行きました

値段

食事をした際には学校のプログラムの一環として招待されたため,知らされていませんでした.
後からホームページを見つけて調べてみると,口コミサイトのようなところから₹1600/2人ということが分かりました.
₹1=¥1.82(2024年2月)なので,一人当たり₹800=¥1453
1500円くらいの食事をしたようでした

日本のバイキングの相場は1000円から2000円といわれているので,日本人にとっては日本で食べるのと同じくらいなのでしょう.
しかし,インド人にとってはかなり高級なのではないでしょうか.
日本の年収の中央値は約374万円といわれています.(『令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況 賃金の推移』より)
一方のインドの年収の中央値は約105万円でした.(データが見つからなかったため,インド | 平均給与調査 2024 (averagesalarysurvey.com)から引用しました.)
ここから物価は1/4と考えられるので,私たち日本人からしたら約6000円くらいの食事をしたことになります!!高級!!

レストランで驚いたこと

このレストランで驚いたことがいくつもあります。

一つ目:水はレストランでも回し飲み

基本的に水は回し飲みです。というのも、インドは飲料水が貴重なため、ペットボトルに口をつけずに友人同士で回し飲みしているのを多く見かけました。
レストランでもまさかのまさか,回し飲みでした.
レストランではコップに水が入れられて提供されるのではなく、2Lペットボトルが机の真ん中にドンと置かれて、それを自由に飲んでいく形.
友人が気を使ってくれたので,日本人だけコップを注文してくれて飲みました.

誕生日のお客さんには店員さんからのダンス

面白いなと思ったことの中に『スタッフさんのダンス』が挙げられます.
日本では誕生日のお客さんには,「ハッピバースデートゥーユー♪」とうたいながら店員さんがケーキを持ってくる,というのが一般的だと思います.
インドは違います.
このレストランでは,なんと店員さんがダンスをプレゼントしてくれます!!
料理が並べられているスペースのど真ん中にスタッフさんが数名並び,その前に誕生日のお客さんが立ちます.そして,音楽が流れ始めると,スタッフさんがパラパラのような決まった踊りを踊ってくれます!!
しかも特別な日に来るような高級レストランなので,誕生日のお客さんが3名ほどいらっしゃいました.
一組のご家族のお祝いを終えたら次のグループのお祝いのためにもう一回同じダンスをする,というのを繰り返してしていらっしゃいました.

目の前のお子さんが誕生日のようです.

感じたこと

中は多くのお客さんでにぎわっていました.特にたくさんの家族がいて,皆さんおしゃれをしてきていたので,この店に食べに来るのは特別なことなのでしょう.
一方で目の前にはメトロが見えますが,その橋脚のふもとには一組の家族が暮らしていました.
目の前のビルの前には楽しく食事をする家族が,地上では物乞いをしながら生活をする家族が.
なんとも複雑な気持ちになりました.

こんな感じで【インドのバイキングに行ったはなし】を終了したいと思います.
最後までご覧くださりありがとうございました.

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