なぜサラリーマンをやっているのかわからない先輩
スーパーサラリーマン
皆さんの周りにもいませんか?
「なんでこの人はこの会社でサラリーマンをしているのだろうか?」
私の会社にも、ひとりそのように思う先輩がいます。(正確にいうと、入社は私より後の年上の後輩ですが、尊敬できる方なので先輩とします)
その先輩の特長を書き出してみます。
いつもお客さんとSNSで繋がっている。
マメにFacebookやXを更新しており、お客さんのフォロワーがたくさんいます。仕事だけではなく、プライベートの内容もたくさん投稿しており、多くのイイネがついています。
そして、その内容はいつもパワーみなぎるもので、この人はいつ休んでいるんだ?と思わせるほどです。
お客さんが頭を下げる
私の業界では、お客さんのヒエラルキーが圧倒的に高いのですが、この人に関してはお客さんと同等あるいはその上をいってしまっています。
お客さんとトラブルがあっても、最終的にはお客さんが謝るほどです。
この先輩は、相手がお客さんであっても自分を下げる必要はないと考えています。
そのため、良いお客さんには良い営業をかけられています。
ひとりでご飯を食べない
多忙な方のため、常に出張で動きまわっています。そして、私がいる土地へ出張に来る際は、必ず夜ご飯を誘ってくれます。
私と食べる日以外は、必ず別の誰かと食事に行っています。
「ご飯はどこで食べるかではなく、誰と食べるか、だよ」
と笑いながら冗談ぽく言っていましたが、素直にこの言葉に感心しました。
困ってそうな人にはとりあえず声をかける
これはケースバイケースではありますが、本当に困っている人がいて、自分が助けになれそうな人にはとりあえず声をかける、と言っていました。
ある出張の際、飛行機が目的地まで飛ばず、別の空港に着陸したことがあったようですが、ひとり受付カウンターで右往左往していた中年の男性がいたそうです。
その方に声をかけ、払い戻しの対応を手伝ってあげたり、その土地のホテルまで予約してあげたりして非常に感謝され、そのまま一緒に食事をしたようですが、なんとその男性はある会社の社長さんだったとのことです。
さらに、その男性の友人が、たまたま会社のお客さんということがわかり、その場でそのお客さんに電話をし、その後大型案件を獲得していました。
後輩や部下に良い未来を見せる
食事をご一緒にした際は、絶対に後輩や部下にお金を出させません。こんなスーパーサラリーマンでも、同じ会社なので、自分よりめちゃくちゃ給料が高いというわけではありません。
そして、いつも良い服や靴を着ています。
「後輩や部下が、この会社の将来を悲観しないように、頑張ればこのくらいにはなれるよって見本を示さないとね」
今時は上司とも割り勘が多い時代(と私は感じています)ですが、こういう人には、何かしら恩返ししたいと思いますよね。
実は昔に起業したことがあったらしい
「○○さん、そんなにバイタリティがあって、お客さんからも信頼があるんであれば、独立したほうがいいんじゃないですか」
と話をしたことがありますが、実際に過去に起業をしたことはあったようです。
しかし、稼げたのは稼げたのですが、忙しすぎて家族もなおざりになり、結果的にはまたサラリーマンに戻って、いまは充実しているとのことでした。「自分は起業家に向いてなかったな」と一言仰ってました。
こんなバイタリティ溢れる方でも、独立したら疲弊されたのは少し驚きでした。
楽しく仕事ができるのが一番
この話を聞いて思ったのが、
サラリーマンであれ、起業家であれ、個人事業主であれ、楽しく仕事ができるのが一番なんだな、ということです。
今のサラリーマンが充実しているのであれば、無理に独立する必要はないですし、やりたいことができず、もっと自分が楽しくできる道があるのであれば、そちらを選択してもよいということです。
色んなことをしなければどのような道があるかわかりません。
先輩は起業をしたり、転職をしたりして、自分が楽しめる仕事を見つけたようでした。
選択肢を広げるためにも、多くのことに挑戦していきたいと思います。
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