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詩「チョコレート」


高揚している私の温度は異常に熱い
口に含んだら
一気に溶けた
昨日
自分で作ったチョコレート
一瞬で
儚く消えて行った

切ない青春の思い出の一部に自分でした
誰もいない教室の
校舎の窓から顔を出して
「これで、いいの。」
と呪文の様に呟いた
伝わらない想いが此処にある
(伝えるべきではない相手もいる。)

苦い苦い
お砂糖少なめのビターチョコレート
それが
私の青春の味

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