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詩「if」


最近
夜の闇が一層深くなった
月を盗んだのは誰だ?
スニーカーを蹴っ飛ばして
夜を左右に動かしてみよう

僕の振動で
星が降ってきたら
ポケットに仕舞う
荒ぶる熱で
身を焦がすと考える前に好奇心が勝つ
欲望がカラフルに彩られた街
大人が塗ったペンキの色で子供達は夢をみる
ブラウン管の中の騒がしい夢を

君の心の鍵を僕が持っていたら いいな
一緒に星を飾り付けしよう
夜を見失わない様に月を貼り付けよう

車が行き過ぎない
シンとした夜に
僕が眠りにつくまでのif

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