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バーチャルボストンマラソン完走記1

3月からすっかりレースが閑古鳥になり、もう半年経つというのに、戻る気配はない。一部トレイルレースなどがやっと戻ってきたそうだが、私が申し込んだ大規模マラソンはことごとくキャンセル。なかでもボストンマラソンは、私のランのモチベを上げてくれていた存在だったのに、4月開催予定が9月に延期になり、あげく、キャンセルになったのだ。

「でも、バーチャルで楽しんでいただけますよ!」とボストンマラソンが打ち出したのが、50ドル支払うと、完走Tシャツやメダルが送られて来る、という企画。専用アプリも作り、モチベを上げるためのジェルやプロテインシェイク、ゼッケンなどのセットも事前に送られて来る。

バーチャルなんて金の無駄じゃ、と申し込んで来なかった私も、ボストンだけはと申し込んでみた。そして夏は過ぎ、とうとうボストンバーチャルマラソン週間が訪れた。二週間くらいの間にマラソン距離を走り、申告するという設定だ。

夏の間のトレーニングは、自分では距離は週40から50マイル走っていて、普段の走量とさして変わりはない。若干増えてるくらいである。ただ、ヨガやクロストレーニング系のクラスは、ジムが休館になってから、お粗末な運動量だ。

自分でユーチューブなどを利用して、運動したり、ズームクラスを受けたり、トレーニングを続けている友達も多数いる。私はなぜこんなにセルフモチベがないんだろうか?

ロックダウン中気づいたことは、とにかくランのスピードが出なくなってきたこと。ノロノロ走る上、なんども止まる。暑いと尚更だ。トイレにも頻繁に寄る。ただ、気分転換になるので、こんな感じだけどランだけは続けてはいた。

たまにスピ練のグループに参加もした。でも明らかにスピードが超遅くなっている。一体どうしたんだろう?今まで徐々に速くなっていたのはレースに頻繁に出て、それがペース走になっていたのだと思う。

バーチャルボストンを申し込んでからも、そんな感じの練習の日々だった。まあいつものようにゆっくり走るしかないかなーと思っていた。

ところが、ランニングクラブのHさんがバーチャルボストンを走るメンバーを集めて、コースやエイドを企画してくれた。一人ではきついので、それに参加を決定。リバーサイドの直線コースを往復2回するコースだ。いつものマラソンペースは期待できないけど、走る人がコースで見れると言うのは、モチベになりそうだ、と言うことで、ちょっとほっとしている自分がいた。

(続く)

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