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バイトが見つからない

コンサルから学生になり、収入がなくなったので、すぐにバイトを探しました。


大学のサイト・Bakeries

アメリカではon campusでしかバイトができない決まりで、寮のカフェテリア、大学のホテル、TAをやっていた。そのノリで決まるだろうと思い、2つの大学に通っているので、それぞれのサイトでAlertを作り、ありそうなものを見て応募してみるも、そもそも英語でOKなものがほとんどないし、考えてみればアメリカの用に学生が大学内で働いていなかった。
ベルギーはon campusの制約はないので、好きなbakeryなんかに問い合わせてみたけれど、やはり言語でだめ、というものばかりだった。

レストラン

そんなわけで、すでにバイトをしている人に聞こうと思い、バイトが決まった同じ家の日本の大学生に教えてもらった場所に、私も応募した。募集は今はないけれど、空いたら入ってほしい、ということで面接。念のため1シフトタダで働いてもらう方針で、年末年始は忙しいから帰国しないでね、と言われ通過した。

しばらくして、今日来てくれないか?と連絡が入るようになり(唐突)、2度目は日程的に大丈夫だったので働きに行った。
教えてもらいながら、teamworkいいまじめな人たちだな、と思った。忙しい日でもなかったので楽しく働いて終えたつもりが、翌日なぜか不採用の知らせが。
なんでだめだったのか一切わからない。何の失敗もしていないし、働いていた人全員に自己紹介をしたし、フランス語であいさつもした。仕事を教えてくれた人の最後のあいさつが微妙だったので(思い出してみれば)、この人への印象が悪かったのかもしれないけれど、思い当たるのは私の英語が通じなかったことだけだ。それは私側の理由ではなく、この人がフランス語はできても英語はできないことが理由だ。

考えてみれば、このバイトが嫌な理由はいくつもあった。面接した人の印象は微妙で相性良くないなと思ったし、客として日本人グループが来ていて、ビール1杯で顔を赤くしているおっさんたちの相手はしたくないと思った。いつ嫌なことを言われるか、されるかわかったもんじゃないし、やはりお皿をまとめたり愛想よくしてくれるのは女性というdynamicsを見るのも嫌だった。皿洗いで手が荒れるであろうことも嫌だった。そして、すでにスケジュールが埋まりすぎていたので、受かったらものすごく大変になっていたと思う。

じゃあなんで受けたのか?と思えば、時給がよかったことと、コンサルで稼いでいたところから収入がなくなり、稼がないと!と思っていたこと。
さらに言えば、この期に及んで、"自分の好きなことと向き合うのが怖い"ということ。勉強うまくできなかったらどうしよう。やる気にならなかったらどうしよう、と。そんなことから目を逸らしたかったんだな、と気づき、どっちにしろ忙しすぎるので、バイトを今すぐに決める必要はないので、ひとまず保留にしようと思った。

Yoga Studio

ぶるぶるに来て、いよいよyoga teacher jobをやりたいと思っていた。もちろんこれも探したのだが、英語で教えているところがあまりなかったり遠かったり、あっても募集がなかった。Studioの雰囲気も見てから決めたいけれど、drop-inへ行くにもお金がかかる…と言っていたころにレストランの面接を通ったのだった。
これが決まらなかったので、ちょうどいいじゃないかと思い再び探して、1件応募した。すぐに募集じゃないから返事はしばらく来ないだろうし、と思ったところ、これまたすぐに返事が来て、classを受けてみたあとにauditionを受けることになった。
初のaudition! ということで、同じYTT communityの人たちにadviceをもらい準備したが、元々忙しいのであまり時間は取れなかった。レストランの次はyoga auditionに行くことになった、とhousemateに言ったところ、そっちのほうが全然いいじゃない、と言われた。そうかな?時給はよかったんだけどな?
同時期に、気が進まないまま応募した"ツアガイド"の仕事の面接の連絡も来たけれど、天気も悪いぶるぶるで、英語で元気にツアガイドなんて、これまた性格に合っていないのでパスした。

Yoga classに行ってみると、このStudioは近くて素晴らしく、トイレもきれいでお茶が飲めて、価格も高くて客層も良かった。もちろんclassの内容も、ちょっと強すぎるくらいのworkoutで、少し放っておいてほしいくらいだった。大学のyogaは全然物足りなかったのだが、こちらは問題なかった。
こういうところで教えたい、と思うそのままの場所だった。

その後、家でひたすら練習し、筋肉痛になりながらauditionに向かい、まず面接というか、なんで興味を持ったとか、どんなclassを教えたいかとか、話をした。これはうまくいった感覚があった。
そして、auditionなのだが、覚えたものをきちんとやることに精いっぱいで、私としてはやり遂げた!と思ったけれど、結果はNoだった。

Assistしないでmatから離れないclassesは、アメリカにも相当あったし、私はそのスタイルで来たのだが、このstudioはassistに力を入れているということで合わなかったらしい。
「Noだけど、not nowなんだ!Flowは良かったんだ。YTTから2年経っているし、さっきclassで見ていたらちょっとずれているposeもあるし、practiceを続けてくれ、頼む!君がどんな人が知りたいんだ!臆病にならないでくれ!みんなを巻き込んでpowerfulにやってくれ!」とまあ、色々言われた。人前で教えてもらうのをまかせる自信がない、と言われたときに、たしかにそうだな、同意するよ、と思った。苦笑
いよいよ教えようかな、とは思っていたけれど、それよりも受付でまずは始めたい気分であった。何より、今回のauditionを経て、yogaは楽しいものだけれど、結局のところほかのものと同じでyoga teacherも仕事なのだ、と気づいたことで、冷めてしまった。

そもそもどうしてYTTのあとにyogaを辞めたかといえば、膝と手首の調子が悪くなったからだった。そして、それはこの時も変わっておらず、教える気にもpracticeする気にもなれなかった。
YTTを受けたとき、すぐに教えるつもりはなかった。教えたい!とイメージしたこともなかったな、と気づく。数万円かけてYTTを取ったけれど、onlineでとても安かったし、元を取ろうという気にもなれなかった。YTTの楽しかったころとmy teacherを懐かしみたい気持ちもあった。
YTTは取っただけで、自分と向き合うきっかけになったというところで、いいのか?と思うものの、一旦は保留だ。

私が本当に好きなもの

このyoga jobが決まらなかったことに少しショックは受けたものの、やはり決まらなくてよかったと思った。時間の余裕はないのだし、powerfulに人を巻き込んで教えるなんてことに私は興味がなかった。性格に合わん。社内報に書くとか、症状に応じておすすめするとか、assistするとかはいい。でもclassを教えるのは嫌だ。
Studioの人たちは私にうまくやってほしかったんだな、人として合うと思ってくれたんだろうな、と思ったけれど、期待に応えようと思っていないし、応えられなかったことで自分を責めていないことにも気づいた。

今回の一番の収穫は、yoga classを教える気には一切ならない私が、少し前にクラスでプレゼンしたことがとても楽しく達成感があったと気づいたことだった。プレゼンで楽しいと思うこと:計画を立てて内容を作ること、相手を楽しませることなどは、yoga classを教えることでも味わえそうなものだが、私にとっては違うらしい。
そして、コンサルでは提案書をプレゼンして仕事を取っていたし、都庁でも大きいイベントをやって説明をしたように、どんな仕事をしていてもある程度はついてくる要素ではあるけれど、これだけ好きだとわかったからには、もっとプレゼンに特化した仕事を選ぶのがいいだろう、と思った。
何があるだろう?Comedian?と、何の制約もなしに、いろんな仕事をlistしてみた。

こうして、バイトが決まらなかったときに、決まらなくてよかった理由や大事なことや気づくのだった。なんとも不器用で効率が悪いのだけれど。

LinkedIn

"Yogaでもいいけれど、勉強していることに関係するバイトがいいんじゃないの?"とhousemateに言われ、そうかもしれないけどー、それはinternsでやるつもりだからいいんだけどな~と思っているうちに、予期せぬところから、募集positionに合うと思うんだけど受けてみない?とLinkedInでメッセージが来た。調べてみると、Timesに載っているくらい話題のstartupで、日本のマーケットに進出するために人を募集していた。Informational interviewのつもりで受けてみたら面接だった。

Remoteだから長く続けられるという条件はいいし、時給も希望を通してくれたけれど、分野はちょっと違うし、すでにcontactsがある人がいいと言われ、元ボスとかに連絡取りたくないなあ…と思った。そして、いずれはfull timeになるものらしいし、まったくもって学生バイトじゃなかった。Yoga jobもそうだけれど、「もう、普通の大学生用バイトをするstageにはいないでしょう?」と言われているような流れだった。

繰り返すけれど、私には時間の余裕がないので、activeに探すのはやめていた。そうしているうちに、なんだか事件も起きてしまった。

現在

ベルギーの至らないところだな…と思うのだが、ビザを取るために最初に1年分の生活費を大学に預けておいて、毎月大学が生活費を払い戻してくれるシステムなのはいいものの(ドイツも一緒らしい)、手数料を上乗せして請求しないので、最初の振り込み(しかもよりによって2か月分)のときに手数料が引かれ、最初だけ生活費が足りない!!!という状態になっていた。
しかも、これについては小さく書かれているだけで、契約書には書いていないし、注意書きもない…というわけで、お金がない!と焦っていたけれど、11月にきちんと振り込まれて解決した。生活は貯金でなんとかなるということだ。驚かせないでよね。
そして、親父の副業収入が毎月あることがわかり、私が受け取るのがwin-win-winということで、バイト分くらいの収入が働かずに入ってくることになった。

とはいえ、Spring semesterは時間がたんまり空いて暇になる予定で、classesは週末や夜なので、むしろ働きながらでもできてしまいそうなscheduleである。Musicalにlanguage classesにinternの準備にと色々あるけれど、それでも働く余裕はある。あまり期待はできないけれど、大学のjob alertは登録したままで、定期的に見ている。

まあ、良いタイミングで、なるようになって、何か入ってくるでしょうということで天に任せている。

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