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自分のことなんて一番知らない『2023.11.13』

二十三年も生きているが、自分にはまだまだ知らない世界がたくさんあるなと思わされる。

特に大学を卒業してからはずっとだ。


社会人になって、就職して、色んな人と出会った。良い意味でも悪い意味でも。
優しく厳しく育ててくれた上司、頼りになる同期、理不尽が顔に出ている上司、自分のことを過信している同期。様々な取引先。

私はこんな中で、ああ自分はこんな人になりたい、こんな人になるのは止めよう、この人とは関わらないでおこう。知ることが出来た。

働く場所もそうだ。
新卒で就職した初めての会社。右も左も分からず、他企業にある制度が無い、他企業と比べたらおかしいことがたくさんあったことに気付けなかった。
こんなもんかと働いていたけど、いや違うかもと気付くことが出来て辞めた。
辞めた後の私への態度からも、本当の人間性を垣間見ることも出来た。

今日は新しい扉を開きに行った。
知人と話し、知人と夕食を食べ、知人の引越しを手伝った。

知人とは広い言葉だなと思う。
初対面から友達になるまでの関係、もしくは初対面から友達とは言えないくらいの地位の違いや年の差がある方を指すと、私は思う。

あまり人見知りしない私にとっては、この出来事が確実にプラスになる。
新しい経験、初めての経験は自分の糧になると信じているから。


でも、自分のことを話すのはとても苦手だ。人見知りはしなくても、人を信用するのは大分時間が掛かる。

そんな時、私は自分の中心を突かれないように何かしら被っている気がする。でもその何かしらは自分でも分からないし、いつ外れるかも分からない。

もう人のことをあまり信用しないようにしているのかもしれない。その方が楽だから、と。

褒められても褒められた気がしない。
ありがとうと返すけど、疑いの目がある。
そりゃそうだと褒めた言葉に対しての自己肯定感はある。
何とも難しい性格をしている。

それは、自分の中にある何かを見つけられないからじゃないだろうか。
中心にある何かを知らない限り、私はずっと他人に向けて色々な物を被る。

「同じ質問に同じ答えが返ってこないよね」

今日知人にそう言われて気付いた。

私は意見をきちんと持っていない。自分の中心にある物が何か分からないから、軸が定まっていないのだ。

人に合わせて生きるのがしょうに合ってしまったのか。


自分を見つけなきゃ。
今日はそんなことを思う一日だった。

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