今日は駄目な日『日記:2024.5.23』
母が占いの本を持って来た。
私達はちょこまか占いを信じているので嫌なことや怖いことがあったらすぐに手持ちの本を漁る。
「今日は駄目な日だもんね」
そうだ、今日は駄目な日だった。
前日から無理をし過ぎて、圧倒的空腹で目を覚まして寝起きの眼がひっくり返るほどご飯を食べた。
そしてお腹を壊した。
昨日から待っていた連絡先からの、お断り電話。
元から目指していた所ではなくて、私のために探して頂いた所だけど、なんだか悔しい。
不戦勝。不戦勝の逆みたいな。戦わずして負けてしまった感覚というか。
悔しくなる理由がないのに悔しくなるの、悔しい。
理由のない涙を流したくなくて必死で堪えていたのに、録画していた昔の朝ドラで感動シーンが待ち受けていた。
耐えた。
今日は駄目な日だから。
今日は駄目な日。明日から良い日らしいから。
私は明日からまた楽しいし、明日からまた可愛い。
でも私には、普通の人生に向けたレールを用意されていなかったし乗る気も無いようだから、シナリオコンクールの応募を終えて今日を終えた。
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