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逃げて逃げて

○月×日。

新社会人になって三ヶ月とちょっと経ちました。まだまだ慣れない仕事に戸惑いながらも、優しい上司や同期と共に頑張っています。

そんな私が、仕事を辞めるまでのお話です。

最後に投稿してから約三ヶ月。
私が一番恐れていたことが起こっています。

「仕事に慣れてきている」

いかん。これはいかん。

どこかの記事に書いた気もしますが、私は「こんなもんか」族です。

初めての経験、初めて会う人、初めての環境、大嫌いです。でも慣れると、慣れれば慣れるほど「まあ、こんなもんか」と現状に満足する。現状からの向上心も無く、周りを変えることもなく、別に変わらないものは変わらないよな。そう思って過ごしてきました。
最悪こんなもんかで終われなかったら逃げる。そんな怠惰な自分と二十二年間付き合ってきました。

仕事だけは、そうはなりたくなかった。

四月の頃は嫌で嫌で仕方がなかった仕事。
どうしても脚本家になりたい。その気持ちは今でも本当ですが、最初は、ちょっと、ほんのちょっとだけ「逃げたい」があったのかもしれません。

今の私はどうでしょう。

仕事には慣れてきています。いってもまだ四ヶ月ですから、まだまだ学ぶことがあって、毎日大忙しです。嫌な仕事もあります。

でも四月とは違って「逃げたい」が無い。
脚本家になりたいの中にあった「逃げたい」が無い。
そんな状態で、私は脚本家になりたいのだろうか。
最近そう思うようになりました。

「どうしても脚本家になりたいんだ!」という強い気持ちだけで、夢を追い掛けられるのか。

怠惰な私はそのやり方を知りません。
でも、今こそ気持ちを切り替えるべきなのかも。

ただただ「なりたい」という気持ちだけで臨む夢。
私はそんな夢を、そんな自分を、大切にしていきたいのです。

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