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あなたの好きな色【創作:読めるラジオ】

[この番組は、ひとりっ子のひーちゃんが視聴者の様々な悩み・愚痴・不安・期待を自分の事のように真剣に考える視聴者一体型ラジオです。]

[なお、ラジオ内容は全てフィクションです。特定の人物とは一切関係ありません。すべて作者の妄想です。]



皆さんこんばんは。
ひーちゃんの日常、始まりました。
皆さんのお相手を務めますのは、生まれてこの方ひとりっ子、ひーちゃんです。

この番組は、リスナーが抱えているモヤモヤをひーちゃんの主観100%でお話していきます。
もしかしたら、傷付く方も、救われる方もいるかもしれません。「こんな考えをする奴もいるもんだ」と軽い気持ちで捉えてくださいね。

それではさっそく参りましょう。
ラジオネーム[あんな]さんからです。

[ひーちゃんこんばんは。五歳になる娘の杏奈と楽しく拝読しています。そんな娘から質問です。ひーちゃんの好きな色はなんですか?ちなみに、杏奈はピンク、私は緑が好きです。]

あんなさん、そしてお母さん。
メッセージありがとうございます。

いつも読んで頂き、ありがとうございます。五歳の杏奈さんにも、楽しく読んでもらえるようなラジオに出来るよう頑張りますね。


私の好きな色は紫です。

でも子どもの頃は、黒と白が好きって言っていたような気がします。あれ、いつ変わったんだろう。

高校三年生の時、私には『推し』がいました。推しを推すためには情報収集。推しの好きなものや趣味を片っ端から調べる日が続きました。
その中に、推しが好きな色があった。


紫が好きですね。昔から。


推しのブログに載っていた言葉です。


これだ。これですね。
私は推しから、好きな色をもらったんです。

無難だと選んでいた黒と白。
もちろん好きだったけど、人に見られるための好きだったかもしれない。

私はその時から本当に紫が好きです。今は推しという気持ちより、ただのファンですが、それでも好きな色は変わってません。
好きと言っているうちに、好きになってしまうものだなと感じますね。

好きなものっていつ好きになったのか分からないこと、多くないですか?
好きな色、好きな食べ物、趣味、好きな人、とか。印象的なエピソードがあれば別ですが、さらっと好きになったものは、理由も時期も覚えていないことが多い気がします。

好きになるのに理由は要らない。
いつ好きになったかなんて関係ない。

恋愛もののドラマでよく聞きますね。
こういうことなんだな。
好きなことに変わりはないですもんね。


でも好きなことを伝えるのに、嫌いを挟んではいけないかなと思ってます。

あれが嫌いだからこれは好き。
これが好きじゃない貴方はおかしい。

何かを好きだと伝える時に、物や人を否定する人っているじゃないですか。あれはダメですね。

自分が好きじゃない・嫌いな物は、誰かの好きな物だったりします。誰かを否定する人は、何かを好きになる資格がないなと思って日々生きています。

皆さんも、人の好きを否定せず、そういう意見があるんだなと思えるような人になって欲しいです。

私は紫が好き。
あんなさんはピンクが好き。
あんなさんのお母さんは緑が好き。

貴方は何色が好きですか?

素敵な一日過ごして下さい。
以上、今日くらりでした。

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