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無料公開! 顧客に信頼感を与える4つの科学的方法とは

どんな企業であれ、顧客に信頼してもらいたい、安全安心の会社だと思ってもらいたいと感じていますよね。
しかし、「私たちは信頼できますよ!」というわけにはいかないものです。
どうすれば信頼感を得ることができるんだろう、そんな問題を解決したい方に今回は「信頼感を与える4つの方法」をご紹介していきます!


信頼感を与える4つの方法

⑴権威性

権威性とは、世間的に認められている人物や機関を紹介する定番のテクニックになります。例えば、「医師も推薦」や「あの芸能人が使用」「トクホ認定」などが挙げられます。
ただ、そんなのがあったらとっくに使ってるよ!と思いますよね。そんな時は「顧客の協力を得られないか?」を考えてみてください。

顧客の協力とは、要するに、顧客の感想やストーリーを紹介するということです。「不健康な人に、健康の重要性を教えてもらう」や「この商品と出会ってからどんな良いことが起こったか」などですね。
一般人に具体的なエピソードを話してもらうことで、商品・サービスに関する信用力が上昇します。
ちなみに、人は自分と似た人が行動していると同じ行動を取りやすくなることが分かっているので(※1)、狙いたいターゲットに似た人を探すとより効果的になります。

※1 Goldstein, N. J., R. B Cialdini and V. Griskevicius (2008). 'A room with a viewpoint:Using social norms to motivate environmental conservation in hotels. Journal of Consumer Research, 35, 472-482.


⑵伝統

伝統とは、「長い間使われている、歴史がある製品・サービスだ」と謳うことで信頼を得る方法です。
新型コロナ下における需要の変化を調べた研究によれば、世の中の不安が高まるほど、多くの消費者は伝統的なものへのニーズが高まると報告しています。(※2)
コロナで不安になっている状況下では、「長く使われている伝統的なものほど安全だろう」と判断する人は多くいるんですね。
そのため、もしあなたの商品に歴史があるなら、その伝統や歴史をアピールするのも有効です。また、「伝統の地〇〇で生まれた会社」や「日本の伝統の手法〇〇を使用」など、歴史あるものと結びつけるのも良いでしょう。

※2 Mishra, Sita & Malhotra, Gunjan. (2020). The gamification of in-game advertising: Examining the role of psychological ownership and advertisement intrusiveness. International journal of information management.


⑶詳細の強調

これは、商品やサービスの詳細を伝えることで安心感を高める方法です。
「権威性」や「伝統」をうまく使えない場合は、サービスの細部を強調することでも信頼性を増すことができます。
例えば、直売所などでよく見かける「生産者の名前と顔写真が載っている農作物」などはこのテクニックを使用しています。
生産者の細かい情報を見るだけでも、よくわからない食材を買うよりも安心感が生まれるのです。(※3)もしまだ出していない詳細な情報が何かあれば、顧客が知れるようにしておきましょう。

※3 岡千紘(2019)消費者と生産者間の距離と食への安心・安全 ―野菜生産者の顔写真の掲示を例として―行動経済学 第 12 巻 105‒114


⑷無料保証

最後は、保証を無料で行うという消費者のリスク削減をアピールする方法です。「問題があれば全額返金」「返品無料」などがこれに該当します。

人は後悔をしたくない生き物なため、買ったものがイマイチだったと思いたくありません。ですが、全額返金や返品無料という「失敗しても後悔しないかも」と思えるだけでも安心感を与えることができます。
定番の手法ですが、活用できないか考えるようにしましょう。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました。
顧客に信頼してもらう方法はいくつか役に立ったでしょうか?
CURAではコンサル業務も承ってますので、興味のある方は是非ご相談ください。では、次回の記事でお会いしましょう!

信頼感を与える4つの方法
⑴権威性:世間的に認められている人物や機関を紹介する方法
⑵伝統:「長い間使われている、歴史がある製品・サービスだ」と謳うことで信頼を得る方法
⑶詳細の強調:詳細を伝えることで安心感を高める方法
⑷無料保証:消費者のリスク削減をアピールする方法

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