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アメリカのティー文化研究

お茶を飲む時間が幸せで、スーパーの買い物では必ずティーコーナーをチェックし、旅先では新しいティーサロンやティーメーカーを開拓するのが何よりの楽しみ。

もう、「趣味はティー研究」と言ってもいいんじゃないかな、と最近思います。そしてせっかくなら、その趣味をちょっとずつ発信して、世界のいろいろなティーのことを知ってもらったり、ティー好きな人と繋がれたらいいなと思うようになってnoteでもTea Journey というマガジンを作っています。

Instagramでも、ストーリーに投稿したものを Tea Journey としてハイライトでまとめたり、「今日の#お茶の時間」という投稿したり、ということをはじめてみました。ブレンド内容とかの記録にもなり、自分にも役立って、いいことづくめ!

私のInstagramはこちら(↓)
ティー愛好家やハーブに興味がある方は、ぜひのぞいてみてください!

Tea Journey のストーリーはこれから増えていく予定!


Instagramは手軽に更新できるので継続しやすい点が好きなのですが、もう少ししっかり書き残したいなと思うティーもたくさんあります。

というわけで、せっかくなので、これはブレンドの参考になりそうだな!というものを中心に、noteでもまとめていくことにしました。


が、その前に!

これからしばらくメインで紹介していくであろうアメリカのティーについて、私が感じていることをプロローグ的に書いていきたいなと思います。

現在私は、米国カリフォルニア在住です。(あと3週間ちょっとで日本帰国予定ですが。)
なかなかないチャンスなので、日本では手に入らなかったり、手に入ってもお高い!という北米のティーメーカーを中心に飲んでいるのですが、探せば探すほど、飲めば飲むほど、北米のティー文化は日本とは異なると感じていて面白いのです。

日本のお茶の代表といえば緑茶。緑茶ってやっぱり「茶葉の持つ美味しさを味わうものという楽しみ方が主流だと思います。産地の違い、栽培方法の違い、加工方法の違いなどから、茶葉の持つ味に違いを生み出し、それを楽しむという文化です。私は台湾が大好きで、台湾旅行に行くたびに茶藝店でお茶を楽しみますが、台湾のお茶文化もこれに近いかなと思っています。

一方で、アメリカでは、「美味しく飲むためにブレンドする」という文化がかなり強い印象を受けました。しっかりとしたメーカーであれば、もちろん質の良い茶葉を使った上で、というのが大前提ですが、ブレンドした商品が主流なのです。どのティーメーカーも、ブレンドをしていない製品を扱ってはいるものの、ブレンドティーの割合が圧倒的に多い。特に、スーパーなどで流通している一般的に入手しやすいものには、その傾向があります。

例えば、先日NY旅行の際にショップを訪れた Harney & Sons(ハーニー&サンズ)も、普段スーパーで見かけるものはブレンドティー、またはフレーバーティーが主流です。NYのショップは扱う品数が多いので、ブラックティー、グリーンティーのブレンドしていないものも多数ありましたが、ここで買うか、オンラインショップで買うかという選択になると思います。


つまり、

1. まずは、わかりやすく美味しい!と思えるものを手に取ってもらう
2. ティーというカテゴリーにファンを増やす
3. いろいろな楽しみ方を広げてもらう中で、茶葉や山地による美味しさの違いという楽しみも提供する

というルートを意識しているのかなと想像しました。

アメリカは言わずと知れたコーヒー文化の国ですが、最近ではティー派も増えている様子。ちょうどアメリカに来る前に購入した Brutus No. 842(新しいティーカルチャー)でそんな雰囲気を感じ、実際にアメリカ生活をしてみて体感しています。


私はもともと、
・茶葉の違いによる美味しさを追求したティーも好き
・ハーブを学ぶ中で、ブレンドの美味しさも研究中
というバックグラウンドがあったので、アメリカのティー文化はとても刺激的で、家のティーストックも、ティータイムも、アメリカに来て右肩上がりという状態です。

特に、北米西海岸は健康意識が高いエリアであるためか、美味しさだけではなく、「体に良い」ことを目指したブレンドが目立ちます。これがハーブティーをブレンドする上でとても参考になります。日本ではあまり目にしないハーブも、こちらでは一般的だったりしますしね。


というわけで!
ティーラバーの視点だけでなく、ハーバルセラピストとしての視点からも、北米ティーメーカーのブレンドティーを、これからご紹介していきます!

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