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心の傷があると自分らしく生きられない

前回は、大嶋信頼先生のブログから
「身体に不調が出たり、人間関係に問題を作ったり、生活に支障をきたしたり、は実は心の傷が元になっている」、というしくみを見ていきました。

一つの例として、「人に対して緊張感がある」というのを詳しく紹介しましたが、
他にも人の悩み問題が、心の傷が元になっているよ、というのを見ていきたいと思います。

「やればできるはずなのにやらない」
「怒りが止まらない」、「すぐにカッとなる」
「人と比較をしてしまう」
「頭の中で人と戦ってしまう」
「何も成し遂げられない」
「焦ってパニックになる」
「まじめで馬鹿正直」
「人に気を使ってしまう」
「寝る時間が惜しくなっちゃう」
「お金の使い方が下手」
「すぐに疲れる」
「欲求を抑えてしまう」

などなど、誰の中にも「それあるな」というのが見つかると思いますが、これらも実は心の傷が元になっているということに驚く人もいるのではないでしょうか。

「そういうのは多少あるけど、それが自分だから」という意見もあるかもしれません。

「それが自分だから、、、」
というのは本当でしょうか?

今わたしが「これがわたし」と思っている自分って、実は本来の自分ではないんです。

「心の傷」によって作られてしまった自分。
社会に合わせるために、周りに合わせるために作ってきた偽りの自分。
偽りの自分を、本当の自分だといつのまにか信じてきてしまっている。
でも、偽りの自分だと、自分が本当に望んでいる幸せとか絆とか、安心感、自由、健やかな暮らしなどが永遠に手に入ることはない。

本当の自分を生きれば、今よりもっともっとイキイキと命を輝かせることができます。
自分の生まれ持った能力、才能をもっともっと自由に伸びやかに発揮することができる。

心の傷から解放されるというのは、本当の自分に戻るということなんです。

何も成し遂げられない

本当はこうなればいいという理想はあるけれど、現実は何も成し遂げられない、、、そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?

本当はもっとお金を稼げるはずなのに、、
本当はもっと才能を発揮できるはずなのに、、
本当はもっと部屋を綺麗に片づけられるはずなのに、
読みたいと思って買っていた本が山積みになってて、
本当はさくさく読めるはずなのに、、、
人ともいい信頼関係を築けると思ったら、ここぞというときに攻撃的な態度で関係をぶち壊してしまう。

この「何も成し遂げられない」というパターンも、
例に漏れず「心の傷」が作用しているものだということです。

心の傷による炎症で、抹消免疫細胞が活発になる。
そうすると、認知機能が低下し、ここぞという場面で失行して失敗してしまう。
抹消免疫細胞が活性化され正常細胞を攻撃するので、
遂行機能障害も起きる。
そうすると、何かを成し遂げるために必要な目標を掲げてそのプロセスを効率的に計画的に遂行できなくなってしまう。

認知の歪みで、本当はできることが「できない」となり、できないことを「できる」と能力を誤認してしまう。

またまた認知のゆがみにより、味方にするべき人を敵にしたり、信じてはいけない人を信用してしまったりします。

そういう認知機能の低下により、本当は成し遂げられることも、成し遂げられないという現実を作り続けてしまう。

「何も成し遂げられない」という心の傷は、どうやって作られるのか?

親や周りの大人が子どもにがっかりする、ということがあると、「がっかりな子」という心の傷ができます。

生まれたときに、男の子が欲しかったのに女の子だったのでがっかりされた。
もっと賢い子だと思っていたら違っていてがっかり。

自分の子どもに「がっかりする」なんてこと、実際にあるのかと思いますよね。
実は結構あるんじゃないかと思います。

これも前回と同様、親本人はがっかりした自覚がなく、潜在意識に抑圧していることが多いと思います。

でも子どもはその感覚を受け取るだけのアンテナを持っていて、子どもにとっての親のがっかりは、「捨てられるかもしれない」という生命の危機にも匹敵する心の傷となってしまいます。

「がっかりな子」という心の傷があることで、
周りをがっかりさせるような自分を演出してしまう。

何も成し遂げられない、となったとき、言い訳をしたり、誰かのせい、環境のせい、と自己正当化をする傾向になるのも、実際は自己免疫が暴走し、自分が自分を攻撃していることから起こっているそうです。

何も成し遂げられない、という辛さから、親や誰かのせい、周りのせいでうまくいかないんだ、と責めているときに、
「あ、これは抹消免疫細胞の暴走で、自分の正常細胞をものすごく傷つけているんだな、だから認知機能が本来の状態にはないんだ」と気づいていく。

気づく、ということがとても重要らしく、
気づくと抹消免疫細胞が静かになっていくそうです。
そうすれば、本来の認知機能が戻ってきて、
敵に見えていた周りの人が敵じゃなくなってきて、
心がどんどん穏やかになってくるということです。

そんな感じで、いろんなパターンの「心の傷」を私たちは持っていて、
それが、現在の生活にもものすごくストレスを与えている。

自分のパターンが見つかるといいですよね。
私も見つかって、気づくようになってから自分のパターンが解消されていってるのがよくわかります。

大嶋先生のブログには、一つ一つのケースが丁寧に紹介されていますので、
ぜひのぞきにいってみてください。

ちなみに、
自己免疫が暴走して破壊した正常細胞を修復する遺伝子コードは、「SIRT1」だそうです。
「SIRT1(サートワン)の還元」を7回唱えると炎症がなくなってスッキリとなるかもしれません。

次回は、心の傷から生まれる「共依存タイプ」、「退行タイプ」、「過剰適応タイプ」を紹介していきたいと思います。
⇒続きはこちら


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