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「癒し」もここまできた!


「癒し」という概念に興味がある人も、興味がない人も、もしかしたら嫌悪を感じる人もいると思いますが、
わたしは誰にとっても「癒し」とは一生をかけて連綿と続いていくライフワークだと思っています。

今日はわたしのこれまでの「癒しの探究」から見えてきたことと、最近出会った本のことを書きたいと思います。

10数年ほど心理カウンセラー、サイコセラピストとして多くの人と関わっていくうちに、
世の中にはなんでこんなにも心を病んでる人が多いんだろう、傷(トラウマ)を負ってるひとが多いんだろう、不幸な人が多いんだろう、
不幸な状態から抜け出そうと一生懸命努力してるのにも関わらず、それが違う方向へと向かっていったり、努力に見合うような効果を出せずにいる人が多いんだろう、
こんなに傷ついてるのに、こんなに心が病んでるのに、それにも氣付かず、「普通こんなもんだろう」と諦めてる人が多いんだろう、、、

っていうのが見えてきたんです。

最初は、クライアントとして関わる人たちだけのことだと思っていたことが、普段癒しとは縁がないよ〜という感じの人も同じなんだということが見えてきました。

心理支援の現場では、
その苦しみを、個人の思考パターンや認知パターン、感情パターンに起因させ、それらが作られた生育環境、過去のトラウマ体験、親の影響などを紐解き解消を試みますが、残念ながら、それだけでは本格的なトラウマや傷を癒すには至りません(これだけでも、何もしないよりは十分意味はあります)。

個々の人生に原因を見つけるこれまでの心理的アプローチでは解決しないんだ、というところで、
次は、見えない領域からの影響ということで、過去生のトラウマを解消したり、先祖供養をしたり、土地のエネルギーを浄化したりといった個を超えた部分の癒しに光があたります。

癒しのプロセス、そこで進む分はかなりあるとは思います。
が、それでもまだ、深い傷は癒されず、本格的なトラウマも解消されません。

そこから、
どうもこれは個人の問題ではなく、誰もが幸せに豊かに健やかになれない社会のシステムや構造、習慣、文明という、時代やその環境によるものなんだというのが見えてきます。

そこで、
衣食住を見直そうとか、蔑ろにされていた身体に意識を向け直したり、現行医療に頼らない生き方にしようとか、常識に縛られず自分らしい生き方を見つけてみようとか、
そういう大きな社会の仕組みそのものに依存しない生き方を模索していく人たちも出てきます。

田舎に移り住んだり、自分で作物を育てたり、自然と触れ合ったり、身体を整えたりしていくことで癒されていく部分も、とても大きいと思います。

でも、いくらそういう人たちが増えたところ(増えたといってもまだまだ少数派)で、一向に政治は変わらないし、教育も抜本的な改革とはいかないし、不公平を生む経済のしくみも変わらない、自殺願望者や病人は増える一方、自分が変わったところで、そんなに簡単に社会システムや構造が変わるわけではないことを思い知ります。

社会システムや構造、文明などは、あらゆる人間が共通して持つ意識構造(集合意識みたいな)が作っているとしたら、
その意識構造そのものに問題があるのではないか、というところが見えてくるようになります。

そして意識構造を変化させるような試み(瞑想、祈り、音や光のエネルギーワークなど)に取り組む人も現れます。

瞑想や祈りという行為を、多くの人がすればするほど、
集合意識は変化すると思います。

政治を変えようとか、
教育を変えよう、とか、
実際に行動を起こす人もいるけれど、
それよりも「意識」という見えない内側の世界に働きかけた方が、現実は変わりやすい。

でも、
そもそも今の意識構造(左脳偏重、左脳と右脳の分離状態)のままで、瞑想や祈りをするのって、とっても難しいし、
そこに価値を置くような文明とは程遠い世界に住んでるので、
多くの人はなかなか瞑想や祈りを生活の中心に置くようにはなりません。

それで最近可能性として見えてきたのは、
「私たち人間の意識(遺伝子)って、見えないところで知らず知らずのうちにコントロールされてるんじゃない?」
ってこと。

社会構造や、文化、文明や、常識や価値観、を作っているみんなの「意識」そのものが、知らず知らずのうちに闇(病み)の方向に導かれているのだとしたら、、、

そこに気づいて、そのコントロールから出ないことには、いつまで経っても人間は幸せに、豊かに、健やかに、晴れやかにはなれないのではないか、、、

って、そんなことをなんとなく思っていたところ、、、
最近その辺りのことを解明しまくってくれる凄い本に出会ってしまった。

その本には、人類の歴史にとどまらず、地球の歴史、宇宙の歴史、生物の進化のプロセスまでが描かれていて、その、気が遠くなるような長い年月の間に、人類が(魂が)どれほど壮絶な体験を重ねてきたか、過去に存在していた文明がなぜ崩壊したのか、
そして、そういう現象がどのように現代人の私たちに影響を与えているのか、というのが解き明かされていました。

地球人の意識が、
宇宙規模で、時空を超えて「否定的な方向に」コントロールされていることも書かれていました。

アセンションという言葉もあちこちで聞かれますが、
それが実際に何を意味しているのか、これから地球がどうなり、それに伴い私たちがどう進化していくのか、そのために何をすればいいのか、ということも書かれていました。

これまで見聞きしてきた神話や旧約聖書の話や、SF映画が混ざったような内容でもあり、
これまでに読んだどの本よりも壮大で、果てしない時空の話が展開されている本でしたが、
これはフィクションではなく真実(忘れているけど潜在意識に記憶に残っていること)なんだと、読んでいる間ずっと魂が震える感覚がありました。

約6000年前にあったといわれるエジプトの悲劇のところを読んでる時は、カタルシスが起こりました。

セラピーをやり続けていたとしても、到達できなかったような深いレベルで癒しが起こった体感がありました。

著者によると、
この本には、
読んでいる人の意識の封印が解放され、脳が進化の方向へと促される作用があるとのことです。

わたしは今2回目を読んでますが、1回目に読んだ時に脳神経の変化が起こったのか、はじめは全然頭に入ってこなかった内容がスーッと入ってきて、頭の中で構造化されていく不思議な感覚があります。

「私たちは、どこから来て、どこへ向かっているのか、私たちは何者なのか?真の癒しとは?」
そんなことを考えたり探究するのが好きな人には、とてもおすすめの本です。

「均衡の破れ 全てに触れる力を届けたい Break the equilibrium」本池千美子著

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