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[書評]学芸員になりたい君へ送る!学芸員さんの日常マンガ

皆様こんにちは!明治大学博物館学生広報アンバサダーの村松遥香です。
今回は博物館が大好きな人なら一度はあこがれる、博物館や美術館などの専門職員、学芸員さんについて深く詳しく知れる本を紹介していきたいと思います。

ただいま収蔵品整理中!          学芸員さんの細かすぎる日常

著者名:鷹取ゆう
出版社名:河出書房新社
定価:1,100円
単行本 A5 : 128ページ
発売日:2021.01.22
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309291253/

学芸員さんの日常業務が漫画でわかる!

この本は、実際に博物館勤務を経験されたイラストレーター&漫画家である著者の鷹取ゆうさんがえがく四コマ漫画形式にて学芸員の日常業務を知れる一冊になっています。

資料整理・文化財害虫・金属保存・データベース・展示準備・収蔵庫作成で大きく章立てがなされ、他にも博物館で発生したと筆者が見聞した「不可解現象(異聞)」についてもえがかれています。
(ちょっと怖かったです💦)

各章の合間に収蔵票や実測道具など学芸員が用いる専門用具の紹介や、展示ケースの種類をコラム形式で紹介しているなど、ぎっしりと資料整理・保存・展示の実態が詰め込まれています。

実際に読んでみて

この本に載っているような資料整理などの博物館に関する学芸員業務は
私も実際に授業で勉強しましたが、漫画形式なのでわかりやすく、勉強の合間の息抜きに読んでいました!!

何よりも登場人物のキャラクター性が面白く、文化財害虫に詳しい人や発掘業務のスペシャリスト、ベテラン学芸員まで、もしも自分の身近にいたらとても頼もしい人達だと感じました。
特に私は主人公の「細野勇」に惹かれました!
なぜならば、元考古学専攻・絵や実測が得意な漫画家志望という点が自分と似通っており、自分もいつか特技の絵を生かせる学芸員になれたら、とより一層やる気が出てきました!!

博物館で働きたい、学芸員になりたいそこの皆さん
学芸員さんの日常業務や、資料館・博物館の実態を知ることができるこの
「ただいま収蔵品整理中!学芸員さんの細かすぎる日常」を読んで、自分の夢を追いかけるモチベーションアップに役立ててみてはいかがでしょうか。


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