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東京国立博物館 特別展「本阿弥光悦の大宇宙」をもっと楽しめる!おすすめ本5選

東京国立博物館で開催中の特別展「本阿弥光悦の大宇宙(2024年1月16日~3月10日)」をもっと楽しめる!
刀剣の鑑定と研ぎを家業とした名門・本阿弥家に生まれ、その傑出した美意識と審美眼で、書・漆工・陶器など様々な分野で名品を残した本阿弥光悦。
会場を訪れれば、そのマルチな才能に圧倒されること間違いありません。 刀剣ファンのほか、書道や茶道を嗜む人にとっても必見。注目の特別展にあわせて読みたい5冊を、CUMAGUS編集部が独自にピックアップしてご紹介します。

 
本日ご紹介するのは、こちらの5冊です!
①   光悦考(淡交社)十五代樂吉左衞門 著
②   光悦 琳派の創始者(宮帯出版社)河野元昭 編
③   本阿弥光悦 人と芸術(東京堂出版)増田孝 著
④   本阿弥行状記(中公文庫)中野孝次 著
⑤   本阿弥名刀秘録(小学館・ビッグコミックススペシャル)小田桐道明  監: 大越弘道
 

①   光悦考(淡交社)十五代樂吉左衞門 著


https://www.book.tankosha.co.jp/shopdetail/000000000971/
著者名:十五代樂吉左衞門(著)
出版社名:淡交社
定価:3,520円 (本体3,200円+税)
A5判:320ページ
【光悦茶碗とは。本阿弥光悦とは。十五代樂吉左衞門が向き合い続けた名碗を語る】
十五代・樂吉左衞門氏が『京都新聞』紙上で平成26年から一年間にわたり連載した「光悦逍遥」に、大幅加筆し書籍化。「光悦を語ることは私自身を語ること」。光悦にもっとも影響を受け、敬愛の深い著者が、光悦その人、本阿弥家に脈々と流れる精神、そして光悦茶碗への想いを語り尽くします。伝世の光悦茶碗から著者が選び抜いた名碗について、その箆跡一つひとつからその思考の跡を追いかけるようにスリリングに展開します。単なる作品解説にとどまらず、実作者ならではの視点で光悦の作陶に向き合う、作陶40年を迎えた著者による、これまでの作陶生活の集大成ともいえる新たな光悦論です。(淡交社HPより)

②光悦 琳派の創始者(宮帯出版社)河野元昭 編


http://www.miyaobi.com/publishing/products/detail.php?product_id=848
著者名:河野元昭(編)
出版社名:宮帯出版社
定価:4,950円 (本体4,500円+税)
A5判:400ページ
【元祖アートディレクター・本阿弥光悦の実像に迫る】
今から400年前、光悦の茶の湯の師古田織部の自刃直後、光悦は徳川家康から京都郊外の鷹峯の地を拝領した。はたして家康の思惑は何だったのか。光悦村は芸術村だったのか。あるいは上層町衆日蓮宗徒の理想郷だったのか。本書では、光悦謡本、書、蒔絵、陶芸など、桃山~江戸時代初期に活躍したアートディレクター光悦の芸術の諸相を、彼をとりまく人々やその時代に配慮しながら、第一線の研究者9名が論じる。(宮帯出版社HPより)
 

③   本阿弥光悦 人と芸術(東京堂出版)増田孝 著


https://www.tokyodoshuppan.com/book/b80344.html
著者名:増田 孝(著)
出版社名:東京堂出版
定価:5,500円 (本体5,000円+税)
A6判:536ページ
【手紙から読み解く、光悦の人と芸術】
書跡史学者が新出の20通を含む350通の手紙を通して読み解く、本阿弥光悦の生涯。灰屋紹益の「にきはひ草」と自筆の手紙を資料として使い、既存の光悦像を排除し、その実像に迫る。自筆の手紙写真と解読を多数収載。(ハイブリッド型総合書店 honto 商品解説より)

④   本阿弥行状記(中公文庫)中野孝次 著


https://www.chuko.co.jp/bunko/2023/12/207457.html
著者名:中野孝次(著)
出版社名:中央公論社
定価:990円 (本体900円+税)
文庫判:288ページ
【小説で読む、本阿弥一族のものがたり】
書、陶芸、茶の湯などで知られる江戸初期の数寄者・本阿弥光悦。光甫「行状記」を筆記した孫娘が語る、一族の風流で清貧な生活と美の世界。(中央公論社HPより)
 

⑤ 本阿弥名刀秘録(小学館・ビッグコミックススペシャル)小田桐道明  監: 大越弘道


https://www.shogakukan.co.jp/books/09861095
著者名:小田桐道明(作) 大越弘道(原案・監修)
出版社名:小学館
定価:1,650円 (本体1,500円+税)
A5判:320ページ
【激動の戦国を斬る! 本格的刀剣コミック!】
「研磨」、「浄拭」、「鑑定」――――豊臣家の御刀役として、将軍、大大名の名だたる名刀を、決して権力に屈することなく極め続けた男、本阿弥光徳。
足利将軍家において神聖視されていた伝説の名刀・”鬼丸国綱”。
源氏代々の家宝にして、日本刀の横綱・”童子切安綱”。
武功を物語る名誉の疵を残す名刀正宗・”本庄正宗”……
光徳が極めた名刀には、秘められた物語があった―――(小学館HPより)
 
本阿弥光悦をめぐる濃密な美の世界に触れる5冊、いかがでしたか?
特別展「本阿弥光悦の大宇宙」は、1月16日~3月10日まで開催です。お見逃しなく!

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