見出し画像

ライターが1日に覚える新しい表現の数

今日はライティング能力の向上について考える。

ライターとして語彙力を鍛えること、表現力を磨くことは必須であり、1日3食のうちの2食目あたりに位置するくらい大切、というかやって然るべき行動である。

それをしなければ、今持っている表現力の中でしか呼吸できないので2年くらいで失速し、3年もすれば執筆に限界が見え、動悸・息切れを引き起こす。

ということで語彙力向上委員会を発足する。

最初にやったこと : 1日1語覚える

ライターになって2年目頃から、最低でも1日1語、知らなかった言葉を覚えるというルールを作り、毎日手帳に1語ずつ記録していた。

結果的には2つ以上覚えた日もあるし、書き留めていなくても身についた表現もある。

しかし記録上の数字で見れば365。どれだけ掛け算しても増えない。

物書きとしては少ないのではないだろうか。遊びすぎじゃない?

まして元々語彙量が多いわけでもない自分にとっては、このペースではそのうち表現力も枯れるだろうと、危機感を覚えた。

ぶるぶると震えた。だって、アウトプットは相変わらず行っているわけだから。

それを仕事にすると決めたのは自分だろ?甘えてんじゃねぇ!

そして2020年半ば頃から軌道修正した。

1日4つ、新たな表現を身につける(←今ココ)

なんということでしょう。ポンコツライター長谷川、1日1つだったタスクを4つにまで増やしました。

きっかけはこの動画。“俺のチャンネルか、それ以外か” でおなじみの『THE ROLAND SHOW』

ホストでタレントで実業家のローランドさん。

すでに豊富な表現力をお持ちのローランドさんでさえ、毎日読書して1日3つ、必ず新しい表現を身につけているとおっしゃっている。

なんという努力家だ。またしても震えが止まらない。

なるほどホストも言葉を差し出す職業であり、常にアップデートを重ねる必要があることがわかる。

ましてローランドさんの場合は、メディアへのご出演など幅広く活躍されているから当然の発想だし、現にその成果が見て取れる。

ライターは文章でしか表現する道がない。基本的には。

少なくとも、書くことが本業ではない人以上に語彙力を磨かなければ、あとは失速するだけだ。

ローランドさんが3つというなら、私は4つだ。小学生よりも短絡的な思考回路だが、意外にも日々の原動力になっている。今のところ約8ヶ月、毎日続いている。

365(日)× 4(語)=1,460(語)

これなら何かプロっぽいのではないだろうか。

最低でこれだから。最初のよりはましだから!

自分の身体を通過した言葉以外は創造できない

もちろん、覚えただけでは自分の言葉として身についてはくれない。

しかし、自分の身体を通過した言葉でなければ、想像(創造)できないことも事実である。

だから頭に叩き込むというよりは、身体に浸透させる。そんな感じだ。

そうして実になった言葉は、必ずどこかで登場してくれる。

覚えたら手書きで記録する、が「第1ステージ」
noteのような比較的自由な場で、覚えた表現を織り交ぜながら思考を整理するのが「第2ステージ」
そして、戦力となってくれた言葉たちを駆使して書くCulture Cruiseの記事が「第3ステージ」

私の場合はこんなイメージである。

だからnoteは覚えた表現を確認し合うような、あるいは整理したメモを見せ合うような場所と考えて良いのではないかと思っている。

コツコツ勉強するしか道がない上に、努力量に対して、なかなか成果として表面化しづらいのがこの仕事の辛いところである。

加えて、書くという作業は自分しか見守ってくれる人がおらず孤独になりがち。

ていうか孤独でしかないので、noteのような場所があるのはとてもありがたいことだ。

noteさん、読んでくださる皆さん、いつもありがとうございます。

「2017年と比べてこのライターは成長した」と言っていただけるように、今日も明日も、表現力を磨きます。

次回以降、実際にどう表現力を身につけているかを一方的に書き記していこうと思います。


▼フォローしていただけると励みになります!

Instagram | Twitter | SUZURI

Culture Cruiseへのサポートとして投げ銭していただけると喜びます。 大切に使わせていただきます。